「子育て共有スコア」を活用した新たな事業の開始及び特許出願のお知らせ

2023年3月10日
各 位
会社名 株式会社カラダノート
代表者名 代表取締役社長 佐藤 竜也
(コード番号:4014 東証グロース)
問合せ先 取締役コーポレート本部長 平岡 晃
(TEL 03-4431-3770)

「子育て共有スコア」を活用した新たな事業の開始及び特許出願のお知らせ

当社は、少子化課題解決のため、夫婦間の育児分担状況を可視化、並びにスコアリングす
る「子育て共有スコア(以下、「本機能」)」機能を開発し、本機能を活用した新たな事業
(以下、「本事業」)を開始することといたしましたので、下記の通りお知らせいたしま
す。




1.事業開始の趣旨
当社は、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というビジョン実現に向け、少子高齢化を
解決すべく心身ともに健康な家族の暮らしを支援する事業を複数展開してまいりました。
しかしながら、厚生労働省の発表によると、日本における2022年の出生数は、新型コロナ
ウイルスの感染拡大の影響もあり80万人を下回り、少子化がさらに深刻化しております。
このような社会情勢及び以下の背景データから、育児分担率を向上させることが、少子化
課題の解決並びに幸福度向上の一助となる取り組みになると考えております。
1) 2022年、米ノースウェスタン大学経済学のマティアス・ドゥプケ教授の研究チーム
が発表した報告書※1によると、家事育児の分担率がOECD諸国の出生率に影響してい
る。
※1 Matthias Doepke,Anne Hannusch,Fabian Kindermann,Michèle Tertilt.Aplir 2022.THE ECONOMICS OF FERTILI
TY:A NEW ERA.p32-33


2) 家庭内での家事育児の分担率が高い家庭では幸福度が高い※2
※2「ママ・プレママの幸福度に関する調査」(2019年)当社調べ)


3) こども家庭庁の新設や男性育休制度の法整備は進み、男性版産休新設で取得率上昇
が見込まれるも2020年頃から「とるだけ育休」が問題視されている。
2.「子育て共有スコア」を活用した新たな事業の概要
出産される方の90%以上※3にダウンロードをしていただき、夫婦間情報共有機能を強みと
している当社出産・子育て支援アプリにおける夫婦間の育児分担状況をスコアリングした
「子育て共有スコア」※4を活用。
「子育て共有スコア」と企業や自治体が保有するデータを掛け合わせることで、独自性のあ
る高付加価値な事業を開発いたします。
様々な企業様との事業開発や子育て共有スコアの提供を通じて、女性活躍や男性育休文化
の醸成を推進し、家事育児分担率の引き上げ、出生率の改善及び子育てしやすい社会の実現
に貢献いたします。
※3 2020年1年間での妊娠〜1歳未満のアプリDL数149万/2020年出生数(84万)+2019年出生数(86.4万)
アプリ間での重複は未計測
※4「子育て共有スコア」機能については、現在特許出願中


3.今後の展開想定
● 業種業界の垣根を超えたデータ連携による新事業の開発
(展開イメージ)
・保険会社向け
子育て共有スコアと生活リスクにおける関係性をもとにした新事業の開発
・クレジットカード会社向け
子育て共有スコアに応じたポイント還元など新たな付加価値の提供
● 企業に対する女性活躍や男性の育休取得促進等の人事施策への活用
(展開イメージ)
・企業価値並びにブランディング向上に向けた子育て共有スコアの向上施策

4.今後の業績見通し
本事業による2023年7月期の当社業績に与える影響は軽微と見込んでおりますが、長期的
な業績向上に資するものと考えております。


以上

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