北海道大学発ベンチャーのTIL社と資本業務提携 シナジー創出の実現性を高め、社会貢献度の高いサービス開発を

報 道 関 係 者 各 位
プ レ ス リ リ ー ス
2 0 2 2 年 4 月 2 1 日
エ コ モ ッ ト 株 式 会 社
(東証グロース/札証アンビシャス 証券コード:3987)
NEWS RELEASE


北海道大学発ベンチャーの TIL 社と資本業務提携
シナジー創出の実現性を高め、社会貢献度の高いサービス開発を


当社は、以下のとおり、ティ・アイ・エル株式会社(以下、「TIL」)へ出資し、資本業務提携契約を締結致しましたので、
お知らせいたします。




1. 資本業務提携の目的について
当社はこれまでのノウハウや PoC 実績を踏まえ、IoT→ビックデータ→AI 構築→AI/IoT ソリューションというプロセス
モデルでビジネスを捉え AI 構築部門と AI 活用部門を組織していましたが、ビックデータ収集に要する時間や AI 構築
特有の成果の不透明さから先進的な AI/IoT ソリューションの導入をためらうお客様と多くかかわってきました。
本提携により、ビックデータ→AI 構築のプロセスを外部化し、AI に強い IoT→AI/IoT ソリューションというビジネスに
集中することで、本業である「IoT インテグレーション事業」のさらなる強化を目指していく所存でおります。


TILは北海道大学発ベンチャーとして2017年に設立した企業です。IoT・AIを用いたソリューション研究・開発等を
行っており、代表的なサービスに「RECORiS」があり、また、当社と関係の深いAI監視による全自動ロードヒーティング
技術開発の研究も行っております。


当社は、多くの大学ベンチャーを生み出してきた北海道大学と地域の活性化のために度々情報交換等を行ってまい
りました。そこで、今回北大発ベンチャーの中でも、当社事業と関係の深いTILと提携することにより、互いの技術発展
及び事業拡大に寄与するものと考え、代表の藤浪氏、共同創業者の川村教授との間で本件合意に至りました。
当社からは、金銭出資に加えてAI構築部門であるデータアナリティクス部のAI人材3名が(うち1名が役員として)
出向いたします。出資関係だけではなく人的資本においてもつながりを作り、より強固な提携とすることで、技術ノウハウ
の共有及び発展といった明確なシナジー獲得、さらには当社の創業来のビジネスである融雪システム遠隔監視ソリュー
ション「ゆりもっと」の強みをより強固にすることを企図しております。TILにおいても、金銭的支援のみならず、国土交通
省B-DASH事業※などに参画した実践的なAI構築人材の活用および事業としての技術・運営ノウハウ獲得につなが
ると見込んでおります。


※ 国土交通省の令和元年度(平成 31 年度)下水道革新的技術実証事業(B-DASH プロジェクト)「ICT
技術(クラウド AI システム)を用いた汚水マンホールポンプのスマートオペレーション」の実証事業
2. 市場の動向
新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻の影響により世界情勢が混迷を極めている中、AI/IoT 関連の
市場規模はそれとは関係なく着実に成長を続けています。IDC Japan が 2022 年 3 月 16 日に発表した全世界の
AI 市場についての予測(IDC Worldwide Semiannual Artificial Intelligence Tracker)によると、全世界
の AI 市場は、2023 年には 5000 億ドルを突破し、今後 5 年間で最も急速な支出増加が見込まれるカテゴリは AI
サービスで年間平均成長率(CAGR)は 22%、AI ハードウェアの CAGR は 20.5%と予測しています。
当社において、AI 活用部門である製品開発部は、上記 AI サービスと AI ハードウェアに属しております。当該部門
に集中することは、AI に強い IoT→AI/IoT ソリューションというビジネスの強化につながり、この市場でのポジションを確
保し、業績の改善・向上が見込めると考えております。
この度の資本業務提携により、当社の強みである AI/IoT デバイス技術及び事業運営ノウハウと、TIL の AI 解析
技術及び大学ベンチャーとしての研究力をかけ合わせ、より社会貢献度の高いサービスを展開して参ります。
※ 出資額は非公表です。本件による今期業績影響につきましては軽微です




■ティ・アイ・エル株式会社について

所在地 : 〒102-0073 東京都千代田区九段北 1-12-4 徳海屋ビル 6 階
(北海道テクノロジーセンター:北海道札幌市北区北21条西 12-2 北大ビジネススプリング 204)
代表 : 藤浪 慧
設立 : 2017年9月
事業内容: IoT・AIを用いたソリューション研究・企画・開発
URL : https://tilab.jp/


■エコモット株式会社について

エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うととも
に、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にする
ソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザー
ズへ上場。2019年1月にKDDI株式会社と資本業務提携いたしました。


所在地 : 〒060-0031 北海道札幌市中央区北一条東2丁目5番2号 札幌泉第1ビル1階
代表 : 代表取締役 入澤 拓也
設立 : 2007年2月
資本金 : 6億1,529万円(2021年8月末日時点)
事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発、
並びにクラウドサービスの運用・保守に関する業務のワンストップでの提供
URL : https://www.ecomott.co.jp/



本件に関するお問い合わせ先
エコモット株式会社 経営企画部 花田
TEL:011-558-2211 MAIL:ir@ecomott.co.jp

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