『保険ナレッジプラットフォーム』の本格稼働 ネオファースト生命業務利用開始

PRESS RELEASE

2023 年 8 月 1 日
各 位
会 社 名 株式会社Ubicom ホールディングス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 青 木 正 之
(コード番号:3937 東証プライム市場)
問合せ先 コーポレート戦略本部長 北 岡 明 哲
(TEL. 03-5803-7339)




『保険ナレッジプラットフォーム』の本格稼働
ネオファースト生命業務利用開始


医療等の社会課題の解決に資するITソリューションの提供を通じてDX(デジタル変革)を推進する 株式会
社Ubicomホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:青木正之、証券コード:3937以下
「当社」)が開発した『保険ナレッジプラットフォーム』は、「生命保険給付金支払いプラットフォーム」に
採用されています。
この度、「生命保険給付金支払いプラットフォーム」が、ネオファースト生命保険株式会社(以下、「ネオ
ファースト生命」)において、2023年7月31日(月)から実際の業務に導入されました。




<背景>
従来の紙による給付金請求の場合、書類の取り寄せ・必要書類の準備と郵送がお客様にとって大きな負
担になっていました。また、書類の受付業務・査定準備等、支払査定までに保険会社側でも多くの業務フ
ローが存在し、事務の効率化は大きな課題となっております。
今回、ネオファースト生命では給付金支払業務の効率化とスピードアップを実現するため、当社が提供
するAIを活用したゆらぎ補正、および19,000以上の医療機関からの情報を活用したAI病名予測エンジンを
搭載した「保険ナレッジプラットフォーム」と、株式会社アイリックコーポレーション(本社:東京都文
京区、代表取締役:勝本竜二、証券コード:7325 以下、「アイリックコーポレーション」)の提供する
「スマートOCR診療明細書」の導入が決定しました。
病院シェア44%以上のソリューションを展開する当社だからこそ可能となる仕組みである「保険ナレッ
ジプラットフォーム」を採用することにより、AIが導出した疾病名等の入力サポートによるお客さま手続
きの負担軽減、支払査定業務におけるお客さま提出書類エントリ業務の効率化が実現可能となります。


【ネオファースト生命によるプラットフォーム利用概要】
「保険ナレッジプラットフォーム」を導入することで、下記2点を実現しました。
① 支払査定業務におけるお客さま提出書類エントリ業務の負荷軽減
② 支払請求ダイレクトにおけるお客さま入力サポートの実現による負荷軽減




具体的には、ネオファースト生命のWEB請求システムに当社の「保険ナレッジプラットフォーム」と、
アイリックコーポレーションの「スマートOCR診療明細書」を導入することで、給付金請求手続きの効率
化とスピードアップをはかります。
「保険ナレッジプラットフォーム」を活用することで、テキストデータから傷病予測を行い、支払請求
ダイレクトにおける治療内容入力において傷病や手術の候補を表示することで、お客さまの入力負荷軽減
が可能となります。
また、「スマートOCR診療明細書」は、本取り組みのインプットデータとして重要になる、被保険者様
がスマホ等でアップロードする診療明細書などをAIで区別した後にテキストデータ化し、査定業務に活用
することで事務の効率化が可能となります。


【保険ナレッジプラットフォームとは】
これまで保険会社では、顧客からの保険金請求に対する審査業務において、診療行為、医薬品、傷病
名、先進医療、法改正など、散在した情報を網羅するために多大な労力が必要でした。
大手生命保険会社での、保険請求に係る書類の処理枚数は年間約30万枚、人件費を含めたコストは年間
約10億円と当社では推定しております。
当社の開発した保険ナレッジプラットフォームの19,000を超える医療機関ユーザーへの提供実績に裏打
ちされた独自の医療データベースを活用することで煩雑な審査業務を大幅に効率化することができます。
保険加入者が退院した後、保険会社や病院との書類手続きを経て給付金を受給するまでに現在は2-4週間、
保険会社も支払審査から支払いまで約2-3週間かかっておりますが、「医療情報検索システム」導入により
人を介した保険支払業務の効率化を図ります。さらに医療系書類のOCRによる読取精度の向上に特化した
DXメニュー「ゆらぎ補正」の導入によって保険支払業務の一部自動化を支援するなど、コスト及び技術面
から困難とされている簡易請求の普及を推進します。
【保険ナレッジプラットフォームが組み込まれる、生命保険給付金支払いプラットフォームとは】




お客様本位の業務運営に基づく給付金支払の期間短縮を目指し、事務効率化、AI による学習効果、開
発コストの削減という生命保険会社からのニーズをとらえ、2020年に構想を掲げ、2021年より提供開始し
たサービスです。
本プラットフォームでは、
① 給付金支払判定に必要な「診療明細書」 「領収書」等をテキスト化するAI-OCR
② OCR後テキストを解析の上、手術や薬剤等へコード化するソリューション
③ 治療目的病名に紐づく支払判定自動化を実現するルールエンジン
④ 個社環境へ簡易に連携を図れる周辺ソリューション
を組み合わせることができます。
企業の状況に合わせて、必要なソリューションを選択・導入することで、柔軟に利用開始でき、保険会
社支払担当者の入力・チェックなどの事務負荷を大幅に軽減することができます。
今後は業務開始した参画会社からの学習データを集めて各社横断でのAI-OCRの精度向上・改善を行っ
ていくとともに、順次本エコシステム参画希望の保険会社・少額短期保険会社やサポート企業の拡大を予
定しております。


<Ubicom ホールディングスについて>
当社は、時代の先を見据え、医療等の社会課題の解決に資する IT ソリューションを創造する、唯一無
二のビジネスイノベーションカンパニーであり続けることを経営理念に掲げ、戦略市場と位置付ける、主
に医療・金融/公共・自動車・製造/ロボティクス等の領域の DX(デジタルトランスフォーメーション)と
高付加価値 IT 人材の育成を推進しています。
メディカル事業においては、社会ニーズをいち早く捉え、医療情報のリーディングカンパニーとして先
進技術、および知財を活用した社会課題解決ソリューションを新規に開発、提供するとともに、サブスク
リプションモデルの積み上げによる収益力アップを加速的に実現してまいります。
また、昨今においては「Ubicom グループの第2成長フェーズ」の推進に向けて、1)成長企業やリー
ディングカンパニーとの戦略的提携、出資、M&A 等を通じて事業成長を加速化する Win-Win インベスト
メントモデルの推進、2)次世代を見据えた新規事業開発、そして3)プラットフォームビジネス等の新た
な SaaS/リカーリング型の収益性の高いマネタイズモデルの加速度的な積み上げに向けて、グローバル目
線で取り組んでおります。




以 上

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