中期経営計画に関する社長メッセージ

株主の皆様へ

株式会社アイリッジ(以下「当社」
)は、このたび、2021 年 3 月期までの成長戦略をまとめた「中期経営
計画」を公表いたしました。

この中期経営計画を進めていくことで、2021 年 3 月期には、売上高 65 億円(2018 年 7 月期からの年平
均成長率+62%)、営業利益 4~5 億円(同+101~117%)
、EBITDA5~6 億円(同+63~74%)と、継続
的に大きな売上・利益成長を実現してまいります。

私は、会社の利益成長は、 当社が世の中に創り出した付加価値にともなって実現されるものと考えています。
ミッションである「Tech Tomorrow」を実現していくことで、世の中に新しい価値を創り出しつづけながら、
継続的な利益成長を行い、 株主の皆様にも多大なリターンをもたらせるような会社として成長させていきます。

今回、公表しました中期経営計画の概要と想いを、私から株主の皆様にお伝えしたいと思います。



1.中期経営計画の公表について
当社は、O2O のパイオニア&リーディングカンパニーとして、2008 年の創業以来、O2O マーケットとと
もに成長してまいりました。この間、売上高は年平均成長率約 65%と急成長をとげ、当社が提供する O2O ソ
リューション 「popinfo」 利用ユーザー数 1 億 2,000 万超の国内最大級のプラットフォームとなりました。
は、
また、2018 年 5 月以降は、戦略的なパートナーシップを行い複数の業務資本提携を進めることで、事業領
域を拡大し、社会に貢献できる経営を進めています。
これに伴い、わたしたちが目指している姿を皆様にお伝えしたいという思いから、今回、中期経営計画を公
表いたしました。



2.中期経営計画の概要と想い
 われわれの想い
当社は、ミッションとして「Tech Tomorrow」を掲げ、テクノロジーを活用して、わたしたちが
つくった新しいサービスで、昨日よりも便利な生活を創ることを目指しております。
その中で、わたしたちは、創業以来培ってきた、各業界トップ企業を中心とするクライアント資産、
スマホアプリ開発を中心とする技術力資産、 位置情報を中心とするビッグデータ資産、 新しい領域に
もチャレンジする組織資産を強みに、事業を推進しております。

 注力する事業領域
「デジタル・フィジカルマーケティング領域(O2O 事業領域)「フィンテック領域」
」 「ライフデ
ザイン領域」の3つを掲げており、それぞれ次のように事業推進しております。

「デジタル・フィジカルマーケティング領域」については、これまでコア事業としてきた O2O マ
ーケティングに、DG マーケティングデザインのフィジカルマーケティングをあわせることで、オン
ライン(スマホ)からオフライン(店舗)までの一気通貫したマーケティングを実現します。加えて、
アプリ内データやロケーションデータも活用することで、個々の顧客の嗜好に合わせた One to One
マーケティングを実現します。
「フィンテック領域」については、フィノバレーが提供する電子地域通貨事業を軸に推進していき
ます。足元、様々なスマホ決済サービスが登場しておりますが、わたしたちは、他のサービスとは異
なる「お金の地産地消による地域活性化」というコンセプトで、地域金融機関・自治体・商工会等と
連携して普及を促進しています。また、他のスマホ決済サービスとの連携など、利便性向上について
も検討を進めていきます。

「ライフデザイン領域」については、急速にデジタル化が進んでいく不動産領域に対し、DG コミ
ュニケーションズとのパートナーシップにより参入し、 住生活関連ソリューションの提供を進めてい
きます。例えば、生活者の接点構築としての RIS(マンション向け広告サイネージ)や、位置情報デ
ータによる行動解析サービス「ジオリーチ」の不動産業界向けの提供を開始しています。

 事業環境の変化への対応
5G や IoT 等の新しい技術の登場により、ライフスタイルや企業のマーケティング方法の変化が予
測されます。 われわれは、その技術革新にいち早く対応することで、更なる成長を目指していきます。
例えば、企業からの情報発信技術として仮想現実(VR)やスマートスピーカーなどが普及してき
ておりますが、われわれもビジネス VR 最大手のナーブ社との業務提携や、スマートスピーカースキ
ル開発プラットフォーム「NOID」の提供を通じて、従来のスマホアプリだけでなく、様々なチャネ
ルへの対応を進めています。
今後も、各領域の強化・推進および事業拡大に向けて、自社内の新規事業創出と、アライアンス・
M&A の両方を推進しながら、継続的な事業成長を進めてまいります。



株主を含むステークホルダーの皆様の日頃のご支援に支えられて当社の成長は実現できていると考えてお
ります。引き続き、より一層のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。



2018 年 12 月 28 日
株式会社アイリッジ 代表取締役社長
小田 健太郎




(本資料の取扱いについて)
将来の⾒通し、戦略に関する記述等は、経済動向及び市場環境や当社の関連する業界動向、その他要因等により変動する可能性があり、
実際の業績が、将来の⾒通しに関する記述等と異なるリスクや不確実性がありますことを、予めご了承ください。

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