オンライン本人確認eKYCツール「ProTech ID Checker」の新機能、OCRと大規模言語モデル(LLM)を組み合わせた本人認証自動化機能がリリースされました

2024 年4月 25 日
各 位
会 社 名 株式会社ショーケース
代表者名 代表取締役社長 平野井 順一
(コード番号:3909 東証スタンダード )
問合せ先 コーポレート本部 経営企画部長
寺口 洋一
(TEL 03-6866-8555)



オンライン本人確認/eKYC ツール「ProTech ID Checker」の新機能、
OCR と大規模言語モデル(LLM)を組み合わせた本人認証自動化機能がリリースされました

当社は、大規模言語モデル(Large language Models:LLM)を活用した、本人認証自動化機能をリリー
スいたしました。これにより、名前や住所などの情報の読み取り精度が向上し、本人確認における突合業
務を自動化することが可能になりました。




■開発に至る背景
ChatGPT をはじめとする生成 AI のひとつである LLM とは、巨大なデータセットとディープラーニング
(深層学習)技術を用いて構築された言語モデルのことです。2023 年頃からの LLM の普及に伴い、OCR
の弱点を補完しつつ読み取り精度向上を実現する事が可能になったため、今回の新機能の開発・実装に
至りました。
OCR では光学的に文字を認識する特性から、本人確認書類に記載されている内容と読み取り結果を突合
する作業が必須で、画質によってはエラーが発生し、情報を手入力するケースもありました。LLM によ
ってより高精度な読み取りが可能となり、かつ読み取った情報を正規化し、突合作業を自動化すること
ができるようになったため、事務作業の工数削減が期待できるほか、本人確認書類の形式や画質にとら
われないため、より幅広く本人確認ができるようになりました。また、読み取ったデータはそのまま入
力フォームに反映でき、他のシステムとの連携も可能となっております。



■LLM を活用した本人認証自動化機能の特徴
⚫ 読み取り精度が向上
LLM の活用により、読み取りの精度が向上しました。OCR の読み取りでは画像が高解像度かつ鮮明
である必要があり、撮影者(エンドユーザー)の撮影スキルやカメラのスペックによって、読み取
り精度が左右されてしまうという弱点がありました。LLM では自然言語モデルを活用していること
から、状況に依存せずに読み取りが可能になりました。

⚫ あらゆる書類の読み取りを実現
運転免許証、健康保険証など定型のフォーマットがある文書でなくても、読み取りが可能になり
ました。OCR では読み取る書類の種類を限定したり、事前に同じ書類を何度も読み取らせて機械学
習を行う必要がありましたが、LLM の活用により、形式にとらわれず読み取ることが可能になりま
した。

⚫ 低コストでの利用が可能
これまで当社が提供していた OCR 機能よりも低価格でご利用いただけます。



サービスに関するお問い合わせはこちら
https://ekyc.showcase-tv.com/id-checker/support/



当社では今後も、
「ProTech ID Checker」の顔認証による生体認証と、LLM を活用した本人認証自動化機
能の実装を推進していき、企業と顧客の非対面取引をより安心・安全なものにし、社会の「不」を解消
してまいります。

以上

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