インフォテリアとcloudpack、IoT分野で協業

報道発表資料
2017 年 5 月 9 日
インフォテリア株式会社
アイレット株式会社


インフォテリアと cloudpack、IoT 分野で協業
「Japan IT Week 春」(5/10~5/12、東京ビッグサイト)の cloudpack ブース内にて
相互の IoT ソリューションを組み合わせたデモンストレーションを展示


アマゾン ウェブ サービス(AWS)※1を基盤とした 24 時間 365 日のフルマネージドサービスを
提供する cloudpack(運営:アイレット株式会社、本社:東京都港区、代表取締役:齋藤将平)と
企業データ連携 No.1※2製品「ASTERIA」シリーズの開発・販売を行うインフォテリア株式会社
(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎)は、IoT(Internet of Things:モノのイ
ンターネット)分野での協業を発表します。
両社は、cloudpack が提供している、SORACOM※3 と AWS を活用した IoT 機器からのデータ
収集基盤の構築サービス「IoTpack」と、インフォテリアの提供する IoT 活用モバイルクラウド基
盤「Platio」が連携したデモンストレーションを「2017 Japan IT Week 『IoT/M2M 展』 」(主催:
リード エグジビション ジャパン、会期:2017 年 5 月 10 日〜12 日、場所:東京ビッグサイト)の cloudpack
ブース※4にて展示します。

<両社の協業によるサービス提供イメージ>




※1:米アマゾンウェブサービス社が提供する世界トップクラスのクラウドサービス。
※2:テクノシステムリサーチ社「2016 年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」
※3:株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区)が提供する IoT 向けのデータ通信を提供するサービス
※4:ソラコム社出展ブース内(西 14-77)


■ IoT 分野で協業する背景〜自動化だけでない、現場をスマート化する IoT を実現

IoT/M2M(Machine to Machine の略語:機器間の通信)プラットフォームが各社より提供さ


れ、通信ネットワークやクラウドなどのインフラ環境が整う中、IoT デバイスが収集したデータを
どのように活用するかについての議論が活発になってきています。しかし、大量のデータを高い
次元で活用できる技術者は不足している状況です。文部科学省の発行する「平成 28 年度版科学技
術白書」によると、データ分析の訓練を受けた大学卒業生の数は、2008 年単年の米国が 2 万
4730 人に対して日本は 3,400 人と大きな差がある上、その米国でもマッキンゼー・アンド・カン
パニーによれば 2018 年までに高度なアナリティクススキルを持つ人材が 14 万人〜19 万人不足す
ると試算されています。

こうした状況を受け、インフォテリアでは、高度なデータ分析に基づく自動化を前提とした IoT
である「IoT/M2M」だけでなく、IoT を活用することで現場スタッフの業務をスマート化する方
法を「IoT/M2P(Machine to Person:人と機械の連携)
」として提案しています。

インフォテリアは 2017 年 2 月より、この「IoT/M2P」のコンセプトを実現する製品として IoT
機器との接続が可能なモバイルクラウド基盤「Platio」を提供しています。Platio を使えば施設や
設備の保守管理現場、製造現場、介護現場などのスタッフが、モバイル端末で情報を閲覧した
り、IoT 機器による自動入力によって支援された業務報告や点検報告などを実施するアプリを手軽
に構築できます。しかし、Platio だけでは遠隔地にある情報を取得することはできません。

一方 cloudpack では、SORACOM を活用する IoT/M2M 機器に最適な AWS 環境を構築するサ
ービス「IoTpack」を提供しています。IoT/M2M 機器からのデータを AWS クラウド上に保管す
るため、ビックデータ解析をはじめとする AWS 各種サービスとの連携も容易です。
そこでこの度、両者が協業し、IoTpack で構築された IoT/M2M 基盤と Platio によるモバイル
クラウド基盤を Web API を使用して連携します。これにより、遠隔地にある IoT/M2M 機器から
クラウドへのデータ収集、および現場スタッフのモバイル端末によるデータ閲覧や現場の IoT 機
器を活用したスマートな報告業務などが可能となります。


■ 「2017 Japan IT Week 春・IoT/M2M 展」での展示内容

cloudpack とインフォテリアでは、この度の協業の内容を具体的にイメージして頂くために以下
の2つのデモを準備しました。

1.パイプの遠隔地からの状況把握と、現場での点検報告

パイプに設置されたセンサーで測定された温度や振動などの情報がゲートウェイに送られ、ゲ
ートウェイから SORACOM Air SIM で AWS 環境へデータが送信され、Web API で Platio のサ
ーバーにデータが渡されます。施設の保守担当者などが、iPad 上の Platio アプリからセンサー状
況を閲覧できる上、点検報告などの業務報告が可能となります。

<利用機材>
センサー Texas Instruments 社 SensorTag

ゲートウェイ ぷらっとホーム社 OpenBlocks IoT BX1




2.要介護者の遠隔での状況把握と、現場での点検報告

部屋の快適な温度や湿度、要介護者がベッドにいるかいないかなどの環境情報が、仮想の要介護
者用の部屋やベッドに設置されたセンサーで計測され、iPhone 経由でクラウドに送られます。
一方で、要介護者の心拍数や睡眠時間などの活動情報がヘルストラッカーで測定され iPhone 経
由でクラウドに送られます。こうした環境情報や活動情報が Web API で Platio のサーバーに送ら
れ、介護者は iPad 上の Platio アプリから要介護者の環境や活動の状況を閲覧できる上、血圧・体
温などの測定報告業務を自動入力で効率化することができます。

<利用機材>
センサー ソニー社 MESH

ヘルストラッカー Fitbit 社 Charge2


■ 「2017 Japan IT Week 春・IoT/M2M 展」開催概要
Japan IT Week とは日本最大の 1,600 社が出展する総合 IT 専門展で、13 の展示会が同時開催
されます。 『IoT/M2M 展』は、近年大きな注目を集める M2M に特化した日本初の専門展で、
M2M システムを構築するための無線通信技術、センサーや、様々なアプリケーションが一堂に集
結します。


会期 2017 年 5 月 10 日(水)〜 12 日(金)10:00~18:00(最終日のみ 17:00 終了)

会場 東京ビッグサイト(東京都江東区有明 3 丁目 11-1)

出展 株式会社ソラコム ブース内(西 14-77)

主催 リード エグジビション ジャパン株式会社



■「cloudpack」について( Web サイト https://cloudpack.jp/ )
cloudpack は、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)や Amazon Simple Storage
Service (Amazon S3)をはじめとする AWS の各種プロダクトを利用する際の、導入・設計から
運用保守を含んだフルマネージドのサービスを提供し、バックアップや 24 時間 365 日の監視/障
害対応、技術的な問い合わせに対するサポートなどを行っております。2013 年 6 月 4 日には、
AWS パートナーネットワーク(APN) 1)において、日本初の APN プレミア コンサルティング
(※

パートナーの一社として認定されたのをはじめ、その後 5 年連続で認定されています(※2) 。

運営会社 :アイレット株式会社 https://www.iret.co.jp/
所在地 :東京都港区虎ノ門 1 丁目 23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー7 階
資本金 :7,000 万円
事業内容 :クラウド導入事業、モバイルアプリケーション開発事業、システム開発・保守事業、
サーバーハウジング・ホスティング事業

(※1)AWS パートナーネットワーク(APN)とは、AWS のエコシステムを支える重要な独立系ソフトウェアベンダー
(ISV)、SaaS ベンダー、PaaS ベンダー、開発者用ツールベンダー、管理/セキュリティベンダーやシステムインテグレ
ーター(SI) 、戦略コンサルタント、リセラー、代理店、VAR によって構成されております。
(※2)日本初の 5 年連続での認定は、日本企業ではアイレット株式会社と株式会社野村総合研究所のみです。





■「インフォテリア株式会社」について( Web サイト https://www.infoteria.com/ )
1998 年に国内初の XML 専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、
企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・
販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログ
ラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に 5,928 社(2016 年 12 月末
現在)の企業に導入されています。また、 「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料
などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダード
として、現在 1,170 件(2016 年 12 月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アイレット株式会社 cloudpack 事業部 担当:増田隆一・羽鳥愛美
TEL:0120-677-989 E-Mail: pr@cloudpack.jp

インフォテリア株式会社 広報・IR 室 長沼史宏
TEL:03-5718-1297 / E-mail: press@infoteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アイレット株式会社 cloudpack 事業部 製品担当:後藤和貴
TEL:0120-677-989 / E-mail: sales@cloudpack.jp
お問い合わせフォーム: https://cloudpack.jp/contact/form/

インフォテリア株式会社 Platio 事業部 製品担当:松村宗和
TEL:03-5718-1250 / FAX:03-5718-1261 / E-mail: pm@infoteria.com

インフォテリア、ASTERIA、Handbook はインフォテリア株式会社の登録商標です。Amazon Web Services、アマゾン ウェブ
サービス、AWS、Amazon EC2、Amazon S3 は、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。cloudpack、クラウドパッ
クの名称は、アイレット株式会社の登録商標です。本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。





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