「インフォテリア」と国内唯一のプライベート・ブロックチェーン技術を有するフィンテック企業「テックビューロ」が事業提携

報道発表資料
2015 年 12 月 4 日
インフォテリア株式会社
テックビューロ株式会社

「インフォテリア」と国内唯一のプライベート・ブロックチェーン技術を有する
フィンテック企業「テックビューロ」が事業提携
ASTERIA WARP とブロックチェーン技術の接続アダプタを開発し実証実験を開始!
決済処理システムの構築・運用コストが 1/10 以下、金融 IT 革命の実現へ

インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:
3853、以下、インフォテリア)と、テックビューロ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役
社長:朝山貴生、以下、テックビューロ)は事業提携し、両社のソフトウェアを組み合わせるた
めの専用接続アダプタを開発し、その実証実験を 2016 年 1 月から行い、同年 4 月から発売するこ
とを発表します。
インフォテリアとビットコイン基盤技術を応用した国内唯一の「プライベート・ブロックチェ
ーン」の開発技術を有するフィンテック※1企業であるテックビューロが協業することで、金融シ
ステム構築・運用コストを 1/10 以下にすることを実現する開発プラットフォームを提供するな
ど、両社は共に金融 IT 革命の実現を目指します。

【ASTERIA WARP を使った mijin ブロックチェーンの活用イメージ】




■ 事業提携の概要
日本国内では唯一プライベート・ブロックチェーン※2実装技術を保有するテックビューロは、
主として金融業界におけるシステム革命を目指して 2014 年 6 月に事業開始。現在はブロックチェ
ーン製品「mijin」の開発を進めていますが、システム開発は順調に進みこのソフトウェアの発売
開始に向けた準備が着々と進んでいる状況です。ブロックチェーン技術は、米国ではナスダック
が未公開株式取引市場での導入を 2015 年 10 月に発表するなど、その他の国・地域でも積極的な
検討が進められています。インフォテリアとテックビューロは、国内外の金融機関でのブロック
チェーン技術の普及に向けて協業を開始し、具体的には以下の取り組みを展開していきます。



<具体的な協業内容(予定)>
内容 実施時期

1 ASTERIA WARP と mijin を組み合わせた実証実験を開始する。 2016 年 1 月

国内金融機関でもブロックチェーン技術の採用・導入が推進される
2 2016 年 2 月〜
ように、セミナーを共同開催する。

テックビューロが ASTERIA WARP における「mijin アダプタ」を
3 2016 年 4 月
開発し発売する。

■ 両社の今後の展開
「mijin」は、インフォテリアとの協業によりデータ接続のバリエーションを強化することや共
同セミナー等を開催していくことで、1,000 ダウンロード(2016 年度中)を目標に掲げていま
す。また、ASTERIA WARP においても今回の事業提携をきっかけに、受託開発によるシステム
導入が多い傾向にある金融機関に対する当社パッケージソフトの提案力を強化し、ASTERIA シリ
ーズとしての金融機関での導入件数を 2020 年度には倍増(2015 年度比)を目指します。
インフォテリアの ASTERIA ビジネスは順調な拡大を継続しており、現在の導入社数は 5,000
社を突破するとともに、企業データ連携市場(EAI/ESB)では 9 年連続シェア No.1※3を継続
し、業界のリーディングカンパニーとしての地位を更に強固なものにしています。今後も
ASTERIA WARP の多様なデータソースとの連携機能を駆使することで、フィンテックのような
新たなテクノロジーの導入効果や利便性を最大限に引き出せる IT ソリューションの構築に貢献し
てまいります。

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■「テックビューロ株式会社」について( Web サイト http://techbureau.jp/ )
テックビューロ株式会社は、暗号通貨技術とブロックチェーン技術に基づいたソフトウェアと
サービスを開発しているクリプト・フィンテック・ラボ(Crypto-Fintech Lab.)です。ビットコ
インを含む暗合通貨の為替取引プラットフォーム「Zaif」や
プライベート・ブロックチェーン基盤ソフトウェア「mijin」
の他、ブロックチェーン技術導入の受託開発やコンサルティ
ングサービスを提供しております。

■「mijin」について( Web サイト http://mijin.io/ )
「mijin」は、クラウド上や自社データセンター内に、企業内や企業間で利用可能なプライベー
ト・ブロックチェーン環境を構築できるプラットフォームです。既存のデータベースや勘定シス
テムを置き換えて劇的にコストを削減すると同時に、改ざん不
可能なセキュリティ環境が構築できる他、実質ゼロダウンタイ
ムを実現します。金融機関から電子マネー、ポイント、オンラ
インゲーム、ロジスティクスまで、幅広くご利用頂けます。

■「インフォテリア株式会社」について( Web サイト http://www.infoteria.com/ )
1998 年に国内初の XML 専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、
企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・
販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログ
ラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に 5,020 社(2015 年 5 月末
現在)の企業に導入されています。また、 「Handbook」は、営
業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルを
スマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダ
ードとして、現在 900 件以上(2015 年 9 月末現在)の企業や
公共機関で採用されています。

■「ASTERIA WARP」について( Web サイト http://www.infoteria.com/jp/asteria)
「ASTERIA WARP」は、異なるコンピューターシステムのデー
タを、ノンプログラミングで連携できるミドルウェアです。メイン
フレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシ
ステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミ
ングなしで行えることが評価されています。また、企業向けデータ
連携製品(EAI/ESB 製品)の国内市場において 9 年連続市場シェア
No.1 を獲得しています。


※1: フィンテック(FinTech)とは金融(Finance)と技術(Technology)を掛け合わせた造語
で、金融と IT を融合させた金融システムの革新的活用を意味します。従来は、このフィン
テックが担う分野は金融機関向けにサービスを提供する大手 IT ベンダーが関与するもので
した。しかし、ここ数年は技術革新とともに比較的規模のベンチャー・スタートアップ企業
の参入が多くなり注目を集めています。

※2: ビットコインによって発明された、P2P 方式によるデータ処理の基盤技術です。複数のコン
ピューターが分散型合意形成を行い、暗号署名しながらブロック単位で複数データを処理す
るのが特徴です。安価なコンピューターで稼働し、ゼロダウンタイムと、改ざん不可能なセ
キュリティを実現します。バックアップや冗長化も必要なく、劇的なコスト削減が可能であ
り、キャパシティを超えても落ちないため、金融機関にも注目されています。

※3: テクノ・システム・リサーチ社
「2015 年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」


<プレスリリース 掲載 URL>
http://www.infoteria.com/jp/news/press/2015/12/04_01.php




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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
インフォテリア株式会社 コミュニケーション部 広報担当:長沼史宏
TEL:03-5718-1297 / FAX:03-5718-1261 / E-mail: press@infoteria.com
テックビューロ株式会社 担当:芳村
TEL:06-6533-2230 / E-mail: pr@techbureau.jp
【製品に関するお問い合わせ先】
インフォテリア株式会社 プロダクトマーケティング部 製品担当:森一弥
TEL: 03-5718-1250 / FAX:03-5718-1261 / E-mail: pm@infoteria.com
インフォテリア、ASTERIA、Handbook はインフォテリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。




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