慶應義塾大学と「GISとIoTの融合」に関する共同研究と「GIS×IoTプラットフォーム」の共同開発のお知らせ

平 成 29年 9 ⽉ 7 ⽇
各 位

会 社 名 アドソル⽇進株式会社
代表者名 代表取締役社⻑ 上⽥ 富三
(東証⼀部・コード3837)


慶應義塾⼤学と「GIS と IoT の融合」に関する共同研究と
「GIS×IoT プラットフォーム」の共同開発のお知らせ


当 社 は 、 慶 應 義 塾 ⼤ 学 SFC 研 究 所 ( 神 奈 川 県 藤 沢 市 、 以 下 「 慶 應 義 塾 ⼤ 学 」 と い い ま す )
と、国⼟交通省が推進する建設現場の⽣産性を⾰新的に向上させる取り組み
「 i-Construction 」 け に 、 ( Geographic Information System︓地 理 情 報 シ ス テ ム )
向 GIS
と IoT ( Internet of Things︓ モ ノ の イ ン タ ー ネ ッ ト ) の 融 合 に 関 す る 共 同 研 究 と 実 験 プ ラ
ットフォームの共同開発を⾏うこととなりましたので、お知らせいたします。

1.背景
建 設 現 場 で は 、 労 働 ⼈ ⼝ の 減 少 や 労 働 環 境 、 ⽣ 産 性 が 課 題 と な っ て お り 、 2015 年 11 ⽉ 、
建 設 現 場 の ⽣ 産 性 向 上 を ⽬ 的 に 、 ICT 技 術 を 活 ⽤ す る 「 i-Construction 」 が 国 ⼟ 交 通 省 よ
り 発 表 さ れ ま し た 。 i-Construction 」で は 、測 量・設 計 か ら 、施 ⼯ 、管 理 に ⾄ る 全 プ ロ セ

ス に お い て 、 ICT 活 ⽤ を 前 提 と し て お り 、 ド ロ ー ン を ⽤ い た 3D 測 量 や 、 ICT 建 機 の ⾃ 動 制
御 よ る 施 ⼯ な ど 、 業 界 関 係 各 企 業 や ICT 企 業 が 参 加 し た 取 組 み が 推 進 さ れ て い ま す 。
今後、建設現場では、各種計測器やカメラ・モニタ、及び各種センサー等が数多く設置さ
れ 、 こ れ ら IoT 機 器 を 安 全 に つ な ぐ た め の 共 通 的 な プ ラ ッ ト フ ォ ー ム が 必 要 に な り ま す 。
また、施⼯前と施⼯後の地形変化に伴う環境変化等の予測などの多⾯的なシミュレーショ
ンとそのリアルタイム性が求められて参ります。
そ こ で 、GIS 領 域 で 最 先 端 の 研 究 を ⾏ う 慶 應 義 塾 ⼤ 学 :厳 研 究 室 と 、GIS ソ リ ュ ー シ ョ ン と
IoT シ ス テ ム 及 び IoT セ キ ュ リ テ ィ で 実 績 の あ る 当 社 は 、 GIS と IoT の 融 合 に 関 す る 共 同

研 究 」と 、 建 設 現 場 で 活 ⽤ で き る GIS×IoT プ ラ ッ ト フ ォ ー ム の 共 同 開 発 」を ⾏ う こ と と し

ました。


2.共同研究及び共同開発の概要
本 共 同 研 究 開 発 で は 、 建 設 現 場 と い う 物 理 空 間 」と 各 種 セ ン サ ー や ド ロ ー ン 等 か ら 得 ら れ

る デ ー タ や 気 象 情 報 を 「 GIS 上 に 展 開 し た 情 報 空 間 」 と の 「 融 合 」 を 図 り ま す 。
具体的には、慶應義塾⼤学︓厳研究室と当社の開発ルーム内に実証実験環境を構築し、建
設現場を模したジオラマ ( 地形・構造物の⽴体模型 ) に、各種センサー、カメラ・モニタ
を設置し、地形や構造物の変化に伴うデータ計測をリアルタイムで⾏うほか、ビッグデータ
活 ⽤ と AI ( Artificial Intelligence:⼈ ⼯ 知 能 ) に よ り 予 測 さ れ る 変 化 を プ ロ ジ ェ ク シ ョ ン ・
マ ッ ピ ン グ 、 3D プ リ ン タ ー を 応 ⽤ し て 三 次 元 で 可 視 化 す る な ど の 研 究 を ⾏ い ま す 。
当 社 は 、 当 社 が 保 有 す る ク ラ ウ ド 型 GIS ソ リ ュ ー シ ョ ン と IoT セ キ ュ リ テ ィ を 融 合 し た
GIS×IoT プ ラ ッ ト フ ォ ー ム を 提 供 す る と 共 に 、 プ ラ ッ ト フ ォ ー ム 上 に 構 築 さ れ る IoT シ ス

テ ム に 必 要 な 、AI を 含 む ア プ リ ケ ー シ ョ ン 、無 線 通 信 、デ ー タ ベ ー ス 、暗 号 化 、デ バ イ ス 制
御等の⼀連のシステム開発を⾏います。
3. 今 後 の 展 開
本 共 同 研 究 開 発 に よ り 構 築 さ れ た「 GIS×IoT プ ラ ッ ト フ ォ ー ム 」は 、屋 内 で の 実 証 実 験 を
経て、建設現場でのフィールド試験を計画しています。


4. 発 表 と 報 告
2017 年 11 ⽉ に 予 定 す る「 SFC オ ー プ ン リ サ ー チ フ ォ ー ラ ム 」に て 、中 間 報 告 を ⾏ う 予 定
です。
また、 ⼀般社団法⼈ 地理情報システム学会」での報告も予定しています。


以上


ご参考︓
慶 應 義 塾 SFC 研 究 所 http://www.kri.sfc.keio.ac.jp /
SFC オ ー プ ン リ サ ー チ フ ォ ー ラ ム https://orf.sfc.keio.ac.jp/2017/
⼀般社団法⼈ 地理情報システム学会 http://gisa-japan.org /


本共同研究開発に関するお問い合わせ先︓
アドソル⽇進株式会社 社会システム事業部 GIS ソ リ ュ ー シ ョ ン グ ル ー プ
TEL ︓ 06-7178-3121
e-mail︓ gis-sol.business@adniss.jp


報道関係の本資料に関するお問い合わせ先︓
ア ド ソ ル ⽇ 進 株 式 会 社 経 営 管 理 部 広 報 ・ IR 担 当
TEL( 代 表 ) 03-5796-3131

e-mail︓ ir@adniss.jp

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