FSCCホワイトペーパーに関するお知らせ

2021 年 12 月 22 日

各 位
株 式 会 社 フ ィ ス コ
代表取締役社長 狩野 仁志
(JASDAQ・コード 3807)
問い合わせ先:
取締役管理本部長 松崎 祐之
電 話 番 号 03(5774)2440(代表)


FSCC ホワイトペーパーに関するお知らせ

当社は、当社が発行し、現在、暗号資産交換所「Zaif」や複数の海外の暗号資産交換所に上場
している暗号資産「フィスココイン(FSCC)
」のホワイトペーパーを公表いたします。
詳細につきましては添付をご参照ください。









(添付)
別紙
「FSCC ホワイトペーパー」



以 上





株式会社フィスコ
目次




1. フィスココイン(FSCC)とは


2. 本プロジェクトが目指す世界
FSCC 経済圏とは


3. FSCC プロジェクトのスキーム


4. FSCC プロジェクトの 5 つのドライバー
a. FDAP による Dapps 事業
b. フィスコ取引先 3,700 社のネットワーク
c. 強力なシステム開発パートナー
d. 大手暗号資産交換所の主要通貨
e. フィスコおよび FDAP を通じたプロモーション


5. FDAP 事業計画
今後の事業計画


6. FSCC の保有者分布
FSCC の保有者分布の構造(その定義)
FSCC の保有者分布(2021 年 12 月 20 日時点)
FSCC のロックアップと解除
FSCC の焼却(バーン)設計


7. FSCC 価格と IR




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1. フィスココイン(FSCC)とは
・ 株式会社フィスコ(JASDAQ 上場、3807、以下「フィスコ」)によって、イーサリアム
ブロックチェーン上で発行されるトークンの規格である ERC20 に準拠して発行された
トークンです。上場企業により発行された、暗号資産交換業者において取り扱われて
いる、日本で数少ないコインであるといえます。セキュリティ監査も実施済みです。


・ FSCC は、株式会社カイカエクスチェンジ(以下「カイカエクスチェンジ」)の運営す
る国内大手暗号資産交換業者 Zaif 及び複数の海外の暗号資産交換所で取り扱われてい
ます。


・ また、ソフトウェア販売(株式会社イーフロンティア)、旅行(イー・旅ネット・ド
ット・コム株式会社)、コンサルティング(株式会社 CAICA DIGITAL)、外食(株式
会社 KICHIRI)、投資情報サービス(フィスコ)等においては、決済手段として FSCC
が採用されています。 発行体としてのフィスコを中心として、後述する FSCC プロジ
ェクトの展開が図られています。


・ フィスコは、FSCC が、デジタル領域を経由した各種サービスのプラットフォームにお
いて、ユーティリティ・トークンとして利用されることを目指しています。この領域
の実現に向けて、株式会社 FISCO Decentralized Application Platform(※、以下
「FDAP」)が設立され、FSCC プロジェクトが実践されています。


FSCC プロジェクトとは
目的 FSCC プラットフォームの価値向上

FSCC を利用したサービスの拡充

戦略的取組み FDCC 流通促進 左記を通じて FSCC 経済圏の拡大

FSCC 保有者の拡大

株式会社フィスコ リアル経済における FSCC 価値向上支援

株式会社 FDAP(※1) デジタル領域を経由した FSCC 価値向上を支援

主なプロジェクトメン 株式会社 CAICA テクノロジーズ

バー 株式会社クシム デジタル領域における各種開発支援

チューリンガム株式会社

株式会社カイカエクスチェンジ(※2) 国内における FSCC の上場

※1)FISCO Decentralized Application Platform の略

(※2)旧株式会社 zaif



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株式会社 FDAP の設立
・ FISCO Decentralizad Application Platform
・ 株式会社 FISCO の子会社として設立
(現在は非連結)
・ FISCO をプラットフォームとした、デジタル領域
を経由する各種サービスの開発と提供
・ FISCO プラットフォームの整備が進み次第、慈善
団体等への移管予定



FISCO Decentralized Application Platform
設計概要書




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2. 本プロジェクトが目指す世界
FSCC 経済圏の持続的発展を通じて、国内の分散型金融の発展、さらには、次なる金融サ
ービスの担い手となり、国富の形成を促せる存在を目指しております。


FSCC 経済圏とは
・ FSCC 経済圏とは、フィスコが発行した FSCC を使用できる場を用意した新しい経済の
形です。例えば、前記 1 で記載した決済手段、及び後述する FSCC レンディング(9 頁
参照)、FISCO NFT Marketplace(9 頁参照)等における利用が予定されています。
・ フィスコは、国内の株式市場に上場している企業(約 3,700 社)のうち、500 社超の
企業を顧客として抱えています。また、フィスコの金融情報配信サービスは 60 万を超
える会員に利用されています。
・ 私たちが目指しているのは、効率的で、透明性があり、分散型技術を活用した金融サ
ービスを実社会に実装することです。
・ 日本は世界でも有数の金融資産残高を誇ります。第4次産業革命の到来、デジタルイ
ノベーションの台頭によって、投資資金は暗号資産へシフトしつつあり、資産形成の
観点から、分散型金融が注目を集めています。
・ しかし、日本は暗号資産、分散型金融分野において出遅れているという課題を抱えて
います。
・ 私たちフィスコは、自ら FSCC 経済圏を立ち上げ、そのコミュニティを持続的に発展さ
せていただくことで、国内の分散型金融の発展、さらには、次なる金融サービスの担
い手をめざします。
・ そして、来たる時代のプラットフォーマーとして、FSCC 経済圏の発展を通じて、国富
の形成を促す担い手を目指してまいります。




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3. FSCC プロジェクトのスキーム
・ FSCC を利用したサービスの拡充に向けて、リアル領域はフィスコ、デジタル領域は
FDAP を通じて、各種施策が断続的に実施されます。
・ FSCC ホルダーのすそ野拡大に向けて、FSCC の割当から、各種 IR による認知度向上、
価格の検証等、様々なプロモーションが行われています。
・ FSCC の参加者と流通を促進するため、FSCC は、Zaif のほか、海外の複数の暗号資産
交換所に上場しています




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4. FSCC プロジェクトの 5 つのドライバー
a. FDAP による Dapps 事業
・ FDAP は複数の Dapps(ブロックチェーン上でソフトウェアを動作させる分散型アプリ
ケーション)を保有しており、各アプリケーションからキャッシュ・フローが生まれ
るようになっています。具体的には、後述する FSCC レンディング(9 頁参照)やバー
チャル株主総会の議決権行使システム(8 頁参照)及び株主優待プラットフォーム(8
頁参照)等のアプリケーションがあります。
・ なお、これらのアプリケーションは、国内の法律・税制・会計等のルールに準拠して
おります。


・ 需給逼迫(①保有者の増加、②FSCC の TVL:Total Value Locked=ロック(※)されて
いる FSCC の増加)施策を推進いたします。


具体的には後述する FSCC レンディング(9 頁参照)によって貸借料を得る仕組み、当該
FSCC レンディングを利用することで FISCO NFT Marketplace における NFT 販売手数料が
還元される仕組み等が、それに該当します。
※投資家が自主的に保有を志向することをロックと定義しています。




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【Dapps のご紹介】



バーチャル株主総会システム
バーチャル株主総会システムにおいては、株主総会で議決権を有する株主に、当該株主総
会における議案に対する議決権行使のために使用される ERC20 規格のデジタルトークン
(「投票トークン」)が付与されます。権利行使(投票)に伴うトランザクションが
Ethereum ブロックチェーン上に記録されることから、議決権行使における透明性と不可
逆性、真正性が担保されることになります。
具体的には、上場企業が議決権行使アプリケーションを利用して、投票トークンを登録す
ることで、株主は持株数に比例した数の投票トークンを受け取ることができます。当該株
主は、付与された投票トークンを、議決権行使アプリケーションを通じて、株主総会にお
ける各議案に対する「賛成」か「反対」に投票することができます。


株主優待プラットフォーム
株主優待プラットフォームは、株主優待を電子的に管理し、また株主優待として FSCC を
配布できる仕組みを実装しています。また、株主優待の行使の記録はスマートコントラク
トによって記録されます。




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FSCC レンディング
FSCC 保有者は、FSCC レンディングアプリケーションのスマートコントラクトアドレスに
FSCC を送付し、当該 FSCC をスマートコントラクト上にロックすることで、経済的利益を
得るという仕組みです。FSCC 保有者は、FSCC レンディングアプリケーションを利用する
ことで、FSCC の取引によるキャピタルゲイン以外の収益化が可能となります。


FISCO NFT Marketplace
アート・サブカルチャーなどを含む日本の文化を NFT*1 化し、ユーザー間で売買できる
フロントエンドアプリケーションです。NFT をバブルで終わらせないために NFT への新た
な付加価値の提案を実行し、新たなアーティスト・クリエイター支援のスキームを提供す
ることで、日本のコンテンツを世界へ発信してまいります。


・ キャッチフレーズである「日本の文化を NFT へ、NFT を世界へ」のもと、国内では NFT
アプリケーションにて NFT を発行し、オークンション機能にて取引が可能です。
・ 約 100 万人のユーザーをかかえ、NFT でも先行している世界最大級のコスプレプラッ
トフォーム「World Cosplay」を運営する株式会社キュア*2*3 が提供するコスプレ・
コスプレイヤー*4 の総合情報サイト「Curecos Plus」との連携を予定しています。
・ 「Curecos Plus」とシームレスな UX で連携することで、Curecos のユーザーを取り込
むことができます。
・ FISCO NFT Marketplace では、現在日本円による決済を予定していますが、その他の
決済方法(暗号資産による決済やクレジットカード決済等)についても検討中です。

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・ 基本的なオークション手数料は取引額の 10%になります。
・ 出品者からの NFT に関するマーケティングについても、パートナー企業に 15%程度の
マージンを渡すことにより、効率的に実施していきます。
・ NFT マーケットプレイスのほか、既存サービスである FSCC レンディングサービスも含
めて、マーケティング効果の最大化を図っていきます。



*1「NFT」とは、Non-Fungible Token の略語。代替の可能性のないブロックチェーン上
のトークンです。


*2 株式会社キュア(https://corp.curecos.com/) 2021 年 5 月 6 日リリースより引用


*3「Cosplay Token(COT)」とは、株式会社キュアが主体となり発行しているトークン
です。


*4 2017 年のコスプレ市場は、約 250 億ドル~500 億ドル(約 5.5 兆円)もの規模があ
ります。その中で、2019 年にコスプレの衣装に費やされた費用は約 23.6 億ドル(約 2.5
兆円)にも及びます。世界最大コスプレフォトシェアサイト「Cure World Cosplay」が世
界 180 か国 72 万人のユーザーが会員登録をしています。



b.フィスコ取引先 3,700 社のネットワーク
株式会社フィスコ
・ JASDAQ 上場(3807)の投資情報配信会社。
・ アナリスト作成の企業調査レポートを、主に大手ポータル、機関投資家、金融機関、
等へ配信しています。
・ 特に、大手証券会社によるカバレッジが及ばない、中小型銘柄に対するアクセスに強
みを有しています。
・ 全国の上場企業をはじめとした様々な業種の取引先、3,700 社へのアクセスが可能で
す。
・ FSCC による決済を始め、FSCC を様々な用途として利用したサービス展開の連携先獲得
に向けた、強力なパートナー企業です。




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※フィスコによる上場企業との連携事例ご紹介:フィスコが連携させて頂く上場企業群に
おいては、様々な可能性が模索されています。FSCC は株式会社きちりホールディング傘
下の一部店舗でも導入がスタートしており、当該導入結果をふまえ全店舗へ拡大するか否
かが決定されます。



c.強力なシステム開発パートナー
株式会社クシム
・ 東証 2 部上場(2345)の AI・ブロックチェーンに代表される高度 IT エンジニアの育
成教育事業と同領域の受託開発・研究を展開しています。
・ 主な受託実績としては、東京大学松尾研究室との共同研究による介護業界向け AI によ
る行動認識エンジンを搭載した見守りシステムの開発、暗号資産を対象にする自動ト
レーディングシステムの開発、Defi 領域のレンディングアプリケーションの開発 等
となります。
・ FSCC を利用した Dapps アプリケーションの開発支援を行う中核パートナー企業です。




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株式会社 CAICA テクノロジーズ
・ 株式会社 CAICA DIGITAL(JASDAQ 上場、2315、システム開発会社)のブロックチェー
ン及び暗号資産関連事業を柱としたグループ会社です。
・ CAICA テクノロジーズは金融機関向けのシステム開発が柱(6 割)、なかでも近年注力
されている Fintech 分野を担う中核企業となります。
・ 主なシステム開発事例としては、暗号資産交換所(Zaif)の基幹システム開発及び保
守運営、NFT プラットフォームの開発及び保守運営、コミュニケーション・プラット
フォーム「Gu-Gu」の開発及び保守運営、等となります。
・ ・FSCC を利用した Dapps アプリケーションの開発支援等を行うパートナー企業です。




チューリンガム株式会社
・ ブロックチェーン分野のエキスパートであるエンジニアたちが集い、秘匿演算とブロ
ックチェーン技術を使い、新たなブロックチェーンアプリを開発しています。クリプ
トやブロックチェーンに対して長年研究や開発を通じて貢献してきた技術者集団のス
タートアップです。
・ R&D と受託開発を主な事業としています。R&D では Enigma や Ethereum などのブロック
チェーン、その他秘匿演算技術を網羅的に研究、開発しており、受託開発では各企業
に対して最適なコンサルティング及びサービス開発を提供しています。特に Defi 分野
のアプリケーション実装やコア機能の開発を得意としています。Zaif Exchange シス
テムの基盤改修にも参画実績があります。
・ 2020 年 3 月、クシム(旧アイスタディ)との間で資本業務提携を締結したことを発表
しました。この提携により、ブロックチェーン上の取引を個人のプライバシーを秘匿
しながら行う技術「シークレット・コントラクト」の開発・社会実装を図っていく方
針です。同社が提供する Enigma Protocol のシークレット・コントラクトを応用すれ
ば、マイナンバーや電話番号、個人保有の資産情報、ゲノムデータ等を秘匿化したま
まチェーンに書き込むことが可能となるため、金融や医療などの分野にも対象サービ
スの提供機会が広がることが期待されています。
・ 本プロジェクトでは、特に、Defi 分野のアプリケーション実装やコア機能の開発を担
当します。


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d.大手暗号資産交換所の主要通貨
株式会社カイカエクスチェンジ(旧 株式会社 Zaif)
・ 日本発の暗号資産や日本のサブカルチャーのコミュニティから生まれた暗号資産な
ど、計 13 種類の暗号資産を取り扱っています。
・ 特に、XEM や Symbol の取引では世界有数の取引高、国内でも最大規模となっていま
す。
・ 預かり資産 1,294 億円(2021 年 12 月 16 日時点)、口座数 34 万口座と業界大手の一
角を占めています。
・ 暗号資産交換業の登録(2017 年 9 月)の 1 社として老舗のブランド。
・ FSCC は Zaif における主要通貨として位置付けられています。




e.フィスコおよび FDAP を通じたプロモーション
FSCC の動向は、上場企業であるフィスコのプレスリリースや、テレグラム、ツイッター
などの SNS を通じて情報提供されています。FDAP では FSCC プロジェクトの数値計画、レ
ンディングの状況などを積極的に発表しています。




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・ 日本語での FSCC のランディングページ、コミュニティはこちらです。


FSCC Website: https://fiscocoin.jp/index.html
Telegram(Japanese): https://t.me/fiscocoin_japanese
Twitter(Japanese): https://twitter.com/fscc75811167
Facebook(Japanese): https://www.facebook.com/フィスココイン fscc-

・英語での FSCC のランディングページ、コミュニティはこちらです。
Website: https://fiscocoin.jp/index_en.html
Telegram(English): https://t.me/fiscocoin_english
Twitter(English): https://twitter.com/CoinFscc



5.FDAP 事業計画
この章は FDAP へのヒアリングを元に作成されています。なお、FDAP の事業計画及び業績
について、フィスコは FDAP の株式を 10%保有しているのみであり、フィスコの業績に与
える影響はありません。


今後の事業計画
・ バーチャル株主総会の議決権行使アプリケーションは会社説明会への用途などもニー
ズとして散見されており、別用途での契約上積みも図ります。
・ 株主優待アプリケーションは、FSCC 自体を株主優待として配布する企業のニーズに応
えます。
・ FDAP が FISCO NFT Market place も新たな事業にアドオンし、既述の通り、FSCC を保
有すると販売手数料の割引制度を導入予定です。また、FISCO NFT Marketplace では
レンディングと同様に、投資家が自主的に保有を志向することが FSCC 価格に影響を及
ぼすと想定されます。
・ FSCC レンディングについては、FDAP の業績、FSCC の価格、レンディングの料率によ
って変動しますが、2030 年の計画では、FSCC 価格が 1,300 円となっていた場合、レン
ディングの枚数は 114 万 FSCC となり、一方、FSCC が 200 円程度で横ばいだった場
合、レンディングの枚数は 2,400 万 FSCC 程度と試算されています。




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6.FSCC の保有者分布
FSCC の保有者分布の構造(その定義)
FSCC の発行可能枚数は 5,000 万 FSCC です。
保有者分布は、下記のように定義されます。


・ 自己保有分
FSCC の発行元であるフィスコが保有する未流通コインの枚数です。


・ 戦略投資家保有分
FSCC プロジェクトが目指す、FSCC を基軸通貨とするトークン経済圏に参画し、その拡
張に貢献いただきたいパートナーさまが FSCC を戦略的に購入し、保有いただいている
枚数です。


具体的には(ⅰ)〜(ⅲ)で構成されます。
ⅰフィスコの大株主(上位 10 名)であり、FSCC の大口保有者(上位 10 名)。
ⅱフィスコの株主であり、FSCC の大口保有者(上位 10 名)。
ⅲフィスコの株主ではないが、FSCC の大口保有者(上位 10 名)。


FSCC の価値向上を目的とするマーケティング支援、FSCC 経済圏の拡大に寄与するアプリ
ケーション開発支援、FSCC に純投資いただく企業や個人の紹介など、さまざまな支援を
いただいています。


・ 一般投資家保有分
上記以外の投資家に保有いただている枚数です。


具体的には(ⅳ)〜(ⅵ)で構成されます。
ⅳフィスコの大株主(上位 10 名)であり、FSCC に投資している方(大口保有者ではな
い)。
ⅴフィスコの株主であり、FSCC に投資している方(大口保有者ではない)。
ⅵフィスコの株主ではないが、FSCC には投資し、保有いただいている方。


発行元であるフィスコが株主優待として配布した FSCC(2017 年 5 月に 163 万枚超。2020
年 12 月期に 4,997 枚。累計 164 万枚超)は、株主の方に継続保有いただいているか、市
場を通じて第三者((ⅲ)と(ⅵ))に流通しています。




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FSCC の保有者分布(2021 年 12 月 20 日時点)
FSCC の保有者分布です。2021 年 12 月 20 日時点の内訳は下記となります。


・ 34.7%:(17,349,468FSCC)自己保有
FSCC の発行元であるフィスコが保有する未流通コインの枚数です。


・ 48.6%:(24,279,203FSCC)戦略投資家保有分
(ⅰ)〜(ⅲ)に区分される方の保有分です。


FSCC プロジェクトが目指す、FSCC を基軸通貨とするトークン経済圏に参画し、その拡張
に貢献いただきたいパートナーさまに戦略的に購入し、保有いただいている FSCC の枚数
です


・ 16.7%:(8,371,329FSCC)一般投資家保有分
(ⅳ)〜(ⅵ)に区分される投資家保有分です。




自己保有分 戦略投資家保有分 一般投資家保有分




16.7%
34.7%



保有者分布




48.6%



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FSCC のロックアップと解除
戦略的投資家保有分にのみロックアップが設定され、段階的に解除されます。


・ 34.7%:(17,349,468FSCC)自己保有
FSCC の発行元であるフィスコが保有する未流通コインの枚数です。2021 年 12 月時点
では、流通化する計画はありません。


・ 48.6%:(24,279,203FSCC)戦略投資家保有分
ロックアップ期間は概ね 3 年です。
ロックアップの対象は、各パートナーが保有する FSCC です。対象期間終了まで継続保
有いただきます。
ただし、各保有者はロックアップ期間中に、自身が保有する FSCC を第三者に対し、売
却、譲渡することは可能です。
第三者に売却、譲渡する場合は、譲渡先にロックアップ契約が引き継がれるように各
保有者と連携・協力してまいります


・ 16.7%:(8,371,329FSCC)一般投資家保有分
一般投資家保有分にロックアップはありません。
暗号資産交換所 Zaif にて取り扱われています。


戦略投資家保有分に設定されているロックアップですが、2023 年に全発行総量に占める
3.4%相当分が解除され、2024 年以降に残りの保有分に対するロックアップが総じて解除
されます。
ただし、各戦略投資家の保有分が、ロックアップ(概ね 3 年)の期間満了を迎えるまで
に、あるいは、期間満了を迎える都度、全ての保有枚数が第三者に相対にて売却・譲渡さ
れた場合、繰り返しになりますが、譲渡先にロックアップ(概ね 3 年)が引き継がれるよ
うに図ります。



FSCC の焼却(バーン)設計
FSCC 焼却(バーン)の目的
・ 当社は、FSCC の価値向上が FSCC 経済圏の拡大に通ずると考えています。また、FDAP
のバーチャル株主総会議決権行使システム、株主優待プラットフォームによる上場企
業との連携強化が IR 事業を行うフィスコの事業収益機会の拡大に寄与するとともに、
FSCC の価値向上自体もフィスコの株式価値の向上につながる重要な資産であると認識
しています。

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・ 発行元であるフィスコの会計事業年度(2021 年 12 月期)より、各事業年度における
連結営業利益の額を上限として、今後 5 年間継続してバーンの実施を予定しておりま
す。


・ 現在、発行可能枚数(5,000 万 FSCC)のうち、約 35%(1,730 万 FSCC)は FSCC の発
行体である当社が保有する未流通のコインであり、これをバーンの対象とします。


・ このような取り組みが FSCC 経済圏を刺激し、FSCC 経済圏の活性化を促します。


焼却(バーン)の概要
・ 今回は、2021 年 12 月期の連結営業利益額に基づき、当社が保有する未流通の FSCC の
うちバーンの対象枚数を算定し、バーンを実施します。


・ バーン枚数の算定については、2021 年 12 月期の連結営業利益額を 2022 年 3 月 31 日
23 時 59 分時点での暗号資産交換所 Zaif における FSCC 価格で除した FSCC の枚数をバ
ーン対象枚数とし、年 1 回でバーンの実施を予定しています。


参考:2021 年 11 月 12 日開示の「2021 年 12 月通期事業予想の修正に関するお知らせ」で
公表している連結営業利益 156 百万円の上限 100%をバーンした場合、2021 年 12 月 19 日
23 時 59 分時点の FSCC の価格(330 円)に基づき計算した場合、バーンされる枚数は
472,727 枚となります。


・ 実際のバーンされる枚数につきましては、業績、FSCC 価格および枚数が確定しました
ら経過を開示いたします。また、2022 年度以降についても同様の算定方法により、継
続して実施していく予定です。



7.FSCC 価格と IR
FSCC プロジェクトでは、施策状況に関するプレスリリースが定期的に配信されていま
す。プレスリリースの内容は(1)FSCC のサービス拡充に関する内容、(2)FSCC 保有者
の拡大に関する内容、(3)FSCC の流通促進に関する内容に分類されます。




Copyright(c) 2021 by FISCO Ltd18
・ FSCC の動向は、フィスコの株主向け IR スケジュール(四半期ごとの決算、株主総会
等)に則り、定期配信される予定です。
・ また、FSCC に絡むイベント等の不定期事象は、都度、FSCC の Web サイトを通じて告
知、必要に応じて説明会の開催を予定します。
・ 既述の通り FSCC のテレグラム、ツイッターなどの SNS を通じても情報提供をいたしま
す。




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8.免責事項
・本レポートは、あくまで情報提供を目的としたものであり、法的な解釈を提供したり投
資その他の行為および行動を勧誘したりするものではありません。
・本レポートは、FSCC に関連する予想、見通し、目標、計画等の将来に関する記述を含
みます。それらは、本レポート作成時点における情報に基づき、かつ、本レポートの作成
時点における計画や予測等を基礎として記載していますが、フィスコは本レポートの内容
および当該情報の正確性、完全性、的確性、信頼性などについて、いかなる保証をするも
のでありません。
・これらの記述、または前提(仮定)は主観的なものであり、将来において不正確であるこ
とが判明したり、将来実現しない可能性があります。このような事態の原因となりうる不
確実性やリスクに関する追加情報については、フィスコの決算短信、有価証券報告書、デ
ィスクロージャー誌、アニュアルレポート等をご参照ください。
・本レポートに記載されている発行体の有価証券、通貨、商品、有価証券その他の金融商
品、暗号資産は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増
大または減少することもあり、価値を失う場合があります。本レポートは将来のいかなる
結果を約束するものでありません。本レポートの読者が、本レポートおよび本レポートに
記載の情報をいかなる目的で使用する場合においても、読者の判断と責任において使用す
るものであり、使用の結果として、読者に何らかの損害が発生した場合でも、フィスコ
は、理由の如何を問わず、いかなる責任も負いません。
・本レポートにおけるフィスコ以外の企業等にかかわる記述は、公開情報等から引用した
ものであり、かかる情報の正確性・適切性等について、フィスコはこれを保証するもので
はありません。本レポートで使用するデータまたは表現等の欠落、誤謬、本レポートの使
用により引き起こされる損害等に対する責任は負いません。
本レポートかかる一切の権利は、株式会社フィスコに帰属しており、電子的または機械的
な方法を問わず、いかなる目的であれ、書面による承諾を得ずに複製または転送等を禁止
します。




以上




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