テクマトリックス、学校法人軽井沢風越学園向けに学びの個別化を実現するコミュニケーション・プラットフォーム「typhoon」(タイフーン)を新規開発-導入

Press Release
2020 年 5 月 21 日
報道関係者各位
テクマトリックス株式会社
学校法人軽井沢風越学園



テクマトリックス、学校法人軽井沢風越学園向けに
学びの個別化を実現するコミュニケーション・プラットフォーム
「typhoon」(タイフーン)を新規開発~導入
~ 新型コロナウィルス感染症禍の下で一気にシステム利用が進む ~


テクマトリックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:由利 孝)は、長年にわたる自社パッケー
ジソフトウェアの開発で培ったノウハウ、経験および導入実績を活用し、この度、学校法人軽井沢風越学園
(所在地:長野県北佐久郡軽井沢町、理事長:本城 慎之介)向けに、
「新しい形のコミュニケーション・プ
ラットフォーム」を新規開発~導入しましたので、お知らせいたします。

■ 12 年間の幼小中混在校「軽井沢風越学園」

2019 年 11 月 1 日に設立された学校法人軽井沢風越学園(Karuizawa Kazakoshi School)は、軽井沢風
越幼稚園および義務教育学校の全 12 学年からなる学校です。2020 年 4 月の開園・開校時には、194 名の子
ども(幼稚園年少〜年長まで 48 名、1〜7 年生まで 146 名)が在籍し、41 名の教職員(スタッフ)が子ど
もたちとの学校生活をスタートさせています※。

※新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、開園・開校翌日よりオンラインでの取り組みを行っております。6 月 1 日からの開校
を目指し、5 月 11 日から分散登校を開始しています。




【軽井沢風越学園の校舎外観】

軽井沢風越学園では、幼稚園年少から小学 2 年生までを<前期>、小学 3 年生から中学 3 年生までを<後
期>としています。<前期>は「自分をつくる時期」であり、遊びや生活の中から「〜したい」を軸とした
自分らしさや自分の生活をつくっていきます。<後期>は「自分でつくる時期」と捉え、前期の間にじっく
り育んだ「〜したい」をもとに、他者や社会との関係を大切にしながら、様々な「つくる」を本気でたっぷ
り経験していきます。
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また、子ども自身の力で遊びや学びをつくっていけることを信じ、子どもが「学びのコントローラ」を持
ち続けられるような環境づくりに取り組んでいます。



■ 軽井沢風越学園のコミュニケーション・プラットフォーム「typhoon」

開校に先駆けた 2020 年 4 月 1 日に、同学園の「コミュニケーションの土台」となるべく「typhoon」
(タ
イフーン)というシステムがリリースされました。

1. 「typhoon」のシステムコンセプト

「typhoon」は、子どもを中心に、活動やイベントなど子どもが体験するあらゆるタッチポイント
を統合的に管理し、スチューデントジャーニー(Student Journey)を可視化するとともに、その情
報を子ども・スタッフ・保護者が最大限に有効活用できる「統合コミュニケーション・プラットフォ
ーム+校務支援システム」です。

子ども自身が typhoon で自分の学習計画や学びのふりかえり・記録をとり、スタッフおよび保護者
がそれに伴走することで、学びの個別化をサポートします。コミュニケーション機能を通じて、スタ
ッフと子ども、異学年の子ども同士、スタッフと保護者および保護者同士の相互コミュニケーション
が可能となっています。もちろん、出席管理や保健関係・時数管理などの校務支援の機能を有してい
ます。



2. 一気に進んだ「typhoon」の活用

<チャンネル>への投稿数




自由に登校できない状況のなか、 「typhoon」は子どもたちとスタッフ、さらには保護者をつなぐ
ツールとして一気に利用が進みました。例えば<チャンネル>と呼ばれるチャット形式のメッセージ
送受信機能を利用して、担当スタッフと子どもたちの間での自己紹介が行われたり、保護者とスタッ
フの間での連絡事項や、在宅での学習の進め方に関する相談が行われています。この<チャンネル>
画面への投稿は、2020 年 4 月のシステム利用開始からの 1 か月で、6,200 件を超えました。




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・ <チャンネル>上のスタッフと保護者とのコミュニケーション例 (*人物名はすべて仮名です)




■ 軽井沢風越学園からのメッセージ

・理事長 本城慎之介氏

軽井沢風越学園では、子どもが自分の学びをデザインします。学習計画を立てるだけでなく、宿題や
テストも自分で計画し、何を学んだかを定期的にふりかえって、仲間やスタッフと共有します。他の人
の助けを得ながら、自分なりの学び方やペースをつくることは、自分の未来は自分でつくることができ
るという実感につながります。そうした子どもの学習や活動を下支えしていくのが、typhoon です。
typhoon の中心には子どもがいます。これまでの校務支援システムなどと明確に違うのは、そこです。
子ども自身が学びのコントローラを持ち続けられる土台のシステムとして typhoon が進化していける
よう、スタッフ、子ども、保護者がアイディアを持ち寄って利用していきたいと思っています。

・校長 岩瀬直樹氏

コロナ禍の中、オンラインのスタートになった軽井沢風越学園。その中で typhoon は子どもと保護
者、学園のスタッフの3者をつなぐプラットフォームとして力強く支えてくれています。ある子の発信

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で生まれた「国際交流プロジェクト」は、子ども・保護者が参加するプロジェクトとして進行中です。
保護者同士のコミュニティが生まれたり、スタッフと保護者とのやりとりでは「心のもやもやをすぐに
ご相談できるのは、本当に心強く安心します。〜 typhoon、強くて温かい!」と保護者からメッセー
ジをいただいたりと、このシステムの価値を実感しています。分散登校が始まってからも、これまで以
上に活用されています。新しいかたちの学校、子ども自身の学びを支えるシステムとして、さらに
typhoon の可能性を探っていきます。



テクマトリックスと軽井沢風越学園は、リリースされたばかりの「typhoon」の機能強化・改善を引き続
き行ってまいります。そして、
「typhoon」をベースに、テクマトリックスが持つ製品企画力・開発力・営
業推進力と、軽井沢風越学園が実践する子ども主導の学びと ICT 利活用の知見を融合し、今後、テクマト
リックスは、新規事業として教育業界向けにパッケージソリューション提供を推進してまいります。




■ 学校法人軽井沢風越学園について
・ 所在地: 長野県北佐久郡軽井沢町大字発地 1278-16
・ 理事長: 本城 慎之介
・ URL:https://kazakoshi.ed.jp/

軽井沢風越学園は、軽井沢風越幼稚園と義務教育学校からなる幼小中混在校です。一般的には”一貫校”です
が、
「じっくり・ゆったり・たっぷり・まざって」の願いを込めて、混在校としています。12 年間で「つく
る」ことを通じて、「自由に生きる」ということと「自由を相互に承認する」ということを繰り返し試して
いきます。そうすることで、1 人ひとりが幸せになり、幸せな社会をつくっていけると信じています。

■ テクマトリックス株式会社について
・ 所在地: 東京都港区三田 3-11-24 国際興業三田第 2 ビル
・ 代表取締役: 由利 孝
・ URL:https://www.techmatrix.co.jp

テクマトリックスは、クラウドコンピューティング時代に技術革新をもたらす情報基盤技術のインテグレー
ションを提供する「情報基盤事業」と、ソフトウエア技術を駆使し顧客の抱える問題領域におけるベストプ
ラクティスを実装したアプリケーションの提供を行なう「アプリケーション・サービス事業」を行っていま
す。

【問い合わせ先】
本プレスリリースに関するお問い合わせは、下記までお願いします。


<テクマトリックス株式会社>
新規事業開発室
E-mail:new-biz-dev@techmatrix.co.jp

<学校法人軽井沢風越学園>
広報担当
E-mail:pr@kazakoshi.ed.jp

*本原稿に記載されている社名及び製品名等は、各社の商標または登録商標です。



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