C言語/C++言語対応テストツール「C++test 10.4.1」の販売を開始

Press Release
2019 年 3 月 14 日
報道関係者各位
テクマトリックス株式会社
(東証一部 /証券コード:3762)



C 言語/C++言語対応テストツール「C++test 10.4.1」の販売を開始
静的解析機能の大幅強化:MISRA C:2012 に加え CERT C コーディングスタンダード(Rule)を完全対応



テクマトリックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:由利孝、以下「テクマトリックス」
は、米国 Parasoft Corporation(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:Elizabeth Kolawa、以下
)が開発した C 言語/C++言語対応テストツール「C++test 10.4.1」の販売を 2019 年 3 月 14 日よ
「Parasoft 社」
り開始します。


C++test は静的解析(コーディング規約チェック/フロー解析)
、単体テスト、カバレッジ計測、実行時メモ
リエラー機能などを搭載した C 言語/C++言語対応オールインワンテストツールです。車載機器、産業機器、
医療機器、OA 機器といった組み込みソフトウェアの開発や、ミドルウェアの開発、Windows/Linux アプリ
ケーションの開発など、さまざまな現場で利用されています。 開発工程に C++test による静的解析、単体テス
トを組み込むことにより、テストの効率化とソースコードの品質向上が期待できます。


このたびのバージョンアップで、静的解析の機能が大幅に強化されました。C 言語向けセキュアコーディ
ングのガイドライン CERT C コーディングスタンダードの Rule に「完全対応」しました。また、CERT C++
コーディングスタンダードや、AUTOSAR C++14 コーディングガイドラインのルールが追加されています。
前バージョンで追加された MISRA C:2012 に加え、開発の初期段階からのセキュリティ対策として注目が高ま
っているセキュアコーディングへの対応が強化されたことにより、安全なソフトウェアの開発をさらに強力に
支援することが可能になりました。

また、動的解析では、スタブ機能のフレームワークを一新しました。スタブの管理、スタブの振る舞いの
設定が簡略化され、テストケース作成作業をより効率化できるようになりました。さらに HTML レポート出
力機能では、単体テストに使用したツールチェーンの情報や、テストケースごとの事前条件/事後条件など、
テスト実行に関する追加情報を出力できるようになりました。


C++test 10.4.1 と同時にリリースされる Parasoft DTP 5.4.1 では、前バージョンで追加された MISRA コンプ
ライアンスパックに加え、CERT C/C++ コーディングスタンダード、AUTOSAR C++14 への遵守状況の確認
ができるコンプライアンスパックが追加されました。プロジェクト全体のステータスをリアルタイムに表示で
きます。さらにコンプライアンスレポートを PDF 形式で出力できるように拡張され、MISRA Compliance:2016
の準拠に関する文書を容易に作成できるようになりました。


テクマトリックスは、Parasoft 社製品の国内総販売代理店として、ソフトウェア開発に携わるすべてのお客
様の課題を解決する最適なツールとして、C++test の販売、マーケティング、ユーザーサポートなどの活動を
強化してまいります。




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Press Release
【C++test 10.4.1 の新機能・改善点】

・ CERT C(Rule)完全対応をはじめとする静的解析の大幅強化
CERT C は、脆弱性につながる恐れのある危険なコーディング作法や未定義の動作を削減することを目
的として作られた C 言語のセキュアコーディングスタンダードです。CERT C コーディングスタンダー
ドは、従うべき「Rule」と、それほど重要ではない、または確実な検出が難しい「Recommendation」か
ら構成されています。このたびのバージョンアップでは、CERT C コーディングスタンダードの Rule
に完全対応しました。CERT C コーディングスタンダードを採用することで、より品質が高く、堅牢な
ソフトウェアの開発が可能になります。また、C++言語向け CERT C++ コーディングスタンダードや
AUTOSAR C++14 コーディングガイドラインも追加されました。前バージョンから 1,525 ルールが追加
され、静的解析における総ルール数は 3,790 ルールとなりました。
※コンプライアンス関連機能の使用には専用のライセンス(有償)が必要です。

・ フロー解析機能のルールが 105 種類に拡張
フロー解析機能は、プログラムを静的に解析して、プログラム実行時に発生し得る問題を検出する機能
です。非常に複雑なアプリケーションでも、複数のファイル、メソッドにまたがるパスを自動的にトレ
ースし、
「NULL ポインターの間接参照」や「バッファオーバーフロー」などプログラムの動作に致命
的な影響をもたらすバグを早期に発見します。
このたびのバージョンアップでは、フロー解析機能のルールが 25 種類追加され、合計 105 種類になり
ました。これにより、問題として顕在化していなかった欠陥や、システムテストなどの後工程で見つか
っていたような欠陥を、コーディングフェーズで瞬時に見つけることができるようになり、手戻りのリ
スクを軽減します。

・ テストケースエディターの改善
単体テスト機能では、スタブコールバックフレームワークが実装されました。スタブ機能のフレ
ームワークや、テストケースエディターのスタブ設定が見直され、スタブごとの管理が可能にな
りました。これにより、スタブ API の独自記法の習得が不要となり、さらに複数のテストケース
で共有できるようになりました。改善されたテストケースエディターの利用で、スタブの管理工
数の削減、テストケース作成工数の削減が可能になります。

・ テスト実行時の追加情報レポーティング機能
セーフティクリティカルなソフトウェアの開発において、ツールが作成するレポートなどのエビデンス
は重要な役割を持ちます。このたびのバージョンアップでは、テスト対象ファイル名、テストハーネス
のビルドに使用したツールチェーン、テストケースの事前条件/事後条件などのテスト実行に関する詳
細な追加情報を出力できるようになりました。これによりテスト結果の文書作成のコストをさらに削減
できます。

・ サポート環境の追加
GNU GCC 7.x/8.x、Clang C/C++ Compiler v6.0、ARM Compiler 6.9、Green Hills Software Compiler V850
v.2017.5.x(RH850 含む)など 30 以上のコンパイラが追加されました。また、Wind River Workbench
4.0、Texas Instruments Code Composer Studio 7.4/8.0 へのプラグインがサポートされ、開発環境上でテス
トを行えるようになり、開発者は生産性を落とすことなくテストツールを利用できるようになりまし
た。




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Press Release
【Parasoft DTP 5.4.1 の新機能・改善点】

・ フロー解析トレースの強化
フロー解析におけるデータフローのシミュレート結果がより詳しく表示されるようになりました。
「な
ぜ条件演算子で true と判断されたのか」「なぜ違反が発生しているか」の理解や、
・ 「違反の重要性」の
判断が容易になりました。




・ 違反エクスプローラ上での抑制に対応
Parasoft DTP に登録された違反において、修正不要と判断された違反を違反エクスプローラ上から抑制
できるようになりました。これにより次回以降の静的解析から違反として検出されなくなります。抑制
は Parasoft DTP 内部で保持されるため、ソースコードに抑制のための修正を入力する必要ありません。
また、プロジェクト共通の設定となるため、各開発者のローカルでのテストでも抑制が反映されます。

・ コンプライアンスの遵守を促進するパッケージの追加
コンプライアンスパッケージを導入することにより、C++test による静的解析の結果から CERT C/C++
コーディングスタンダード、AUTOSAR C++14 コーディングガイドラインに則った遵守サマリーレポ
ートや逸脱のレポートをいつでも確認できるようになります。ガイドラインの遵守状況の説明責任を果
たすことが容易になるだけでなく、未遵守箇所を早期に特定し必要な措置を講ずることにより、欠陥の
あるソフトウェアに関連するビジネスリスクを排除することが可能になります。
※コンプライアンス関連機能の使用には専用のライセンス(有償)が必要です。




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Press Release




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製品の詳細につきましては web ページをご確認ください。

C++test の URL:www.techmatrix.co.jp/product/ctest/
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・ 販売開始日
2019 年 3 月 14 日

・ 出荷開始予定日
2019 年 3 月 22 日

2019 年 3 月 14 日において、保守サービスをご契約いただいている C++test ユーザー様には、
「C++test
10.4.1」バージョンアップ製品を、同じく Parasoft DTP ユーザー様には、
「Parasoft DTP 5.4.1」バージョ
ンアップ製品を、それぞれ無償でご提供します。



■Parasoft Corporation について
Parasoft 社は、25 年以上にわたり、ソフトウェアのバグがアプリケーションに混入する原因と仕組みを研究
し、数々のソリューションを提供してきました。Parasoft 社のソリューションは、ソフトウェア開発ライフサ
イクルにおける継続可能なプロセスとして、品質改善活動を支援し、頑強なソースコードの実装、無駄がなく
機能性の高いシステムの構築、安定したビジネスプロセスの実現を可能とします。数々の賞を受賞した
Parasoft 社製品は、長年の研究成果と経験から得られたノウハウを自動化し、エンタープライズシステムから
組み込みソフトウェアまで、どのようなタイプのソフトウェア開発においても、生産性向上と品質改善を実現
します。Parasoft 社のコンサルティングサービスは、ツールでは解決できない問題の解決や開発プロセスの改
善など、Parasoft 社の 25 年以上の経験を直接お客様に提供し、お客様の改善活動を支援します。
詳細は Web サイト: www.parasoft.com/ をご参照ください。




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Press Release
■テクマトリックス株式会社について
テクマトリックス(東証一部:3762)は、クラウドコンピューティング時代に技術革新をもたらす情報基盤技
術のインテグレーションを提供する「情報基盤事業」と、ソフトウェア開発のベストプラクティスを駆使して
アプリケーション開発を行なう「アプリケーション・サービス事業」を展開しております。ソフトウェアエン
ジニアリング分野では、20 年にわたり、ソフトウェア品質向上をサポートする製品を海外より輸入し、日本
国内に提供するためのローカライゼーション、コンサルティング、技術サポート、教育などさまざまな付加価
値を付けてご提供しています。
詳細は Web サイト: www.techmatrix.co.jp/ をご参照ください。




<本件に関するお問い合わせ先>
テクマトリックス株式会社
ソフトウェアエンジニアリング営業部 C++test 担当
E-mail:parasoft-info@techmatrix.co.jp
TEL:03-4405-7853




*本原稿に記載されている社名及び製品名等は、各社の商標または登録商標です。




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