アプリックスとシマフジ電機がルネサス エレクトロニクス製マイクロプロセッサRZ/T1向けI/O端子機能仮想化技術「fvIO」の共同プロモーション合意

Aplix Press Release
各 位 2018 年 11 月 29 日
株式会社アプリックス
(コード番号:3727 東証マザーズ)

アプリックスとシマフジ電機がルネサス エレクトロニクス製マイクロプロセッサ RZ /T1 向け
I /O 端子機能仮想化技術「fvIO™」を共同でプロモーションしていくことで合意
~fvIO プラグイン™を市場投入し、fvIO プラットフォーム™の普及拡大へ~

IoT(Internet of Things)製品向けソリューションの開発を手掛ける株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、
代表取締役 兼 取締役社長:長橋賢吾、以下「アプリックス」)は、組込み向けハードウェア及びソフトウェアの開
発を手掛けているシマフジ電機株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:藤代巌、以下「シマフジ」)と、シマ
フジが開発した「fvIO™」技術を共同でプロモーションしていくこと、並びに同社の「fvIO プラグイン™」の販売なども
協力して進めることについて、2018 年 11 月に合意したことをお知らせいたします。


シマフジが開発した「fvIO」とは「functions-virtualized Input/Output」の略で、「マイコン/マイクロプロセッサが
内蔵する I /O 端子機能を仮想化する技術」であり、ソフトウェアによる実装と比べて処理速度の高速化を実現しま
す。この fvIO 技術は、各種インターフェイス(I/F)を実現する「fvIO プラグイン」を「fvIO ホスト™」に設定することで、
ひとつのマイクロプロセッサで各種の I/F を利用することが出来るようになり、これらの組み合わせを fvIO プラット
フォーム™と称しています。なお、「fvIO ホスト」とは、ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下「ルネサス」)製のマ
イクロプロセッサ「RZ/T1」(以下「RZ/T1」)などに実装された fvIO を実現するための機能を指しています。


<fvIO プラットフォーム>




ションの提供を行ってまいります。




シマフジでは、ルネサス製マイコン(RZ/T1)を搭載した IoT-Engine 規格の CPU モジュール製品 SEMB1401 に
fvIO プラグインを搭載した製品の市場投入を当社における 2019 年第1四半期会計期間(2019 年1月1日~2019
年3月 31 日)中に予定しており、すでに問合わせの受付も開始しています。
今後の展開や販売予定価格は別紙1の通りです。




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アプリックスは、fvIO ホストであるルネサスの「RZ/T1(RZ/T シリーズ)」をはじめ、ルネサスの「e-AI」を高速実行
するオフロードエンジンとして最適な DRP(Dynamically Reconfigurable Processor、ルネサスが開発した、1 クロック
ごとに演算回路を動的に変更できるプロセッサ技術、詳細についてはこちらをご参照ください)を搭載するマイクロ
プロセッサ「RZ/A2M」、並びにこれらに対応するシマフジの「fvIO プラグイン」をベースとする組込み機器開発、開
発支援、受託開発及びソリューションの構築などを行います。また、併せてシマフジの「fvIO プラグイン」に係る販
売代理業務も開始する見込みです。

シマフジの取締役 犬尾 武は以下のようにコメントしています。
「アプリックスの IoT ソリューション技術と、これからますます多種多様化するセンサに柔軟に対応し、かつその
性能を最大限に引き出すことが可能な fvIO とを組み合わせる事により、利用用途ごとに最適な IoT デバイスを素
早く実現することが可能になります。アプリックスとの fvIO の共同プロモーション及び fvIO プラグインの販売サポ
ートを通じて、民生から産業までの幅広い分野におけるフレキシブルで高性能な IoT デバイスの普及に貢献して
いきたいと考えています。」

アプリックスの常務取締役 根本 忍は以下のようにコメントしています。
「シマフジ電機の確かな技術力と実績を背景に、fvIO テクノロジをベースとしたソリューションを構築し展開して
いくことで、今後ますます加速する IT(情報技術)と OT(制御技術)の融合、あるいはエッジコンピューティング及
びフォグコンピューティングといった領域における新たな価値を創出する流れに、当社も微力ながら貢献してまい
りたいと考えています。」

アプリックスとシマフジは、当社における 2019 年第 1 四半期の fvIO プラグイン市場投入時期を目処に、さらに
複数の企業や団体等とパートナーシップを結んでプロモーション体制をより強化していくと共に、ルネサスが 2017
年 4 月に打ち出した方針、すなわち汎用事業における IoT 活用の方向性として政府が推進する超スマート社会
「Society 5.0」を基に「スマートホーム」「スマートファクトリー」「スマートインフラ」の実現に貢献していくという流れに
対して、微力ながら貢献してまいります。
以上
■シマフジ電機株式会社について
1990 年 11 月設立。
創業時より先端デバイスを用いる機器の受託開発を行っており、マイクロプロセッサや FPGA(Field-Programmable Gate Array)を搭載した評
価ボード、組込みソフトウェアの設計開発を得意とする会社です。
2004 年に開発した超小型コンピュータ「Teacube」の流れを汲む SEMB1401 や SEMB1402 に、IoT 時代の手足となる fvIO を搭載することに
より、組込みボードの未来を、そして人々の未来を創造していきたいと考えております。

コーポレートサイト http://www.shimafuji.co.jp/

■株式会社アプリックスについて
アプリックスの使命は「ソフトウェアの力で世の中のあらゆる人々に幸せをもたらすこと」です。携帯電話でのJava利用という新しいフロンティア
を切り開いた「JBlend」に続き、開拓中の分野が、IoT(Internet of Things)です。当社ではIoTモジュール(ビーコン)、スマホアプリ、クラウドサー
ビス等のIoTソリューションを一貫して提供することで、家電製品等のIoT化を推し進め、「モノからの通知によって人々の生活を豊かにする」と
いうコンセプトの実現を目指しております。
アプリックスのwebsite(投資家情報等):https://www.aplix.co.jp/
アプリックスのテクノロジー事業:https://business.aplix.co.jp/
Facebook公式ページ:https://www.facebook.com/AplixCorporation.official/

■お問い合わせ先:
アプリックスのお問い合わせページ:https://www.aplix.co.jp/inquiry/
シマフジ電機のお問い合わせページ:http://www.shimafuji.co.jp/contact


※ 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。





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<別紙1>


シマフジにおける fvIO プラグイン™の今後の展開や販売予定価格は、下記の通りです。


標準的な fvIO プラグイン(以下「標準 fvIO」)は下記のボードに添付される予定です。
型式 内容 価格 fvIO のステータス

RZ/T1 搭載 IoT-Engine
SEMB1401 16,800 円 提供可能
規格準拠ボード

RZ/A2M 搭載 IoT-Engine
SEMB1402 19,800 円 開発中
規格準拠ボード



SBEV-RZ/T1 RZ/T1 搭載評価ボード 24,800 円 企画中



SBEV-RZ/A2M RZ/A2M 搭載評価ボード 44,800 円 企画中



・上記ボードに実装された標準 fvIO は評価目的、組込んで量産する場合のいずれでもロイヤリティーなしで
お使い頂けます。
・上記ボードで標準 fvIO を使用する場合の有償サポートプログラム(サポート期間3ヶ月:\98,000)もございます。
必要な場合はお問合せください。
・標準 fvIO 以外の各種 fvIO プラグインのカスタム開発も可能です。
・標準 fvIO を上記以外のボードあるいは RZ/T1 などを搭載したシステムなどで使用する場合は個別に
ご相談ください。





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