個人投資家説明会資料(平成28年12月15日開催)

アプリックスIPホールディングス
個人投資家説明会
2016年12月15日
アプリックスIPホールディングス(株)
取締役・CFO・チーフエコノミスト
長橋 賢吾
本日の内容

1.アプリックスのこれまで

2.アプリックスが取り組むIoTとは?

3.アプリックスのビジネスモデル

4.アプリックスの成長戦略




アプリックスのこれまで
WinCDR 6.0
Premium Package

SONY
Portable CD-R/RW Drive
CRX76A / CRX76U




1996年 Javaライセンス取得
会社が大きく飛躍するきっかけとなったのは、 後の株式上場の原動力となる
1990年に発売した「CD Writer」 「JBlend」の原動力に
大容量のデータをCD-ROMに書き込むことが
できる画期的な技術として注目される
NeXT Computer System用の
アプリケーションソフトを発売した
最初の日本企業



アプリックスのこれまで



国内携帯電話メーカーの2番手、3番手メーカーから徐々に採用開始
米国モトローラ社に採用され、国内メーカーすべてに採用
累計出荷台数8億台を突破




1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 ・・・2013





アプリックスのこれまで
旧来事業の整理を完了して、IoTスタートアップ企業として再スタート



コンテンツ・サービス等
事業会社の子会社化




コンテンツ・
サービス等
事業会社の売却




1,532 1,650




iaSolution Inc.の子会社化に伴うのれん
の償却(償却期間:2004年~2006年) 事業構造転換に伴い発生した
費用とのれん償却を除いた テクノロジー事業(旧ソフト
※のれん償却がなかった場合の営業利益
営業利益は赤破線の推移 ウェア基盤技術事業)の売上
は赤破線の推移
減少に伴う





本日の内容

1.アプリックスのこれまで

2.アプリックスが取り組むIoTとは?

3.アプリックスのビジネスモデル

4.アプリックスの成長戦略




アプリックスの取り組むIoTとは?


IoT(Internet of Things)
あらゆるモノとモノがつながり、その先の人とつながる





アプリックスの取り組むIoTとは?


IoT市場は今後大きく拡大
・ガートナー:米調査会社。2009年時点でインターネット接続デバイス数はPCやスマートフォン、タブレット
端末をメインに約25億個と分析。2020年には、コンピュータ以外のデバイスが急増し、300億個以上と予
想。
・シスコシステムズ:2020年には500億台のデバイス、IoE(Internet of Everything)の時代へ突入と予想。
・マイクロソフト:2008年にはデバイスは世界人口と同じ70億個程度だったのに対し、2020年には10兆個
になると分析。
・IHS:インターネットに接続し、様々な機能を提供するスマート家電の世界出荷台数は、今後年平均
134%の成長率で伸び、5年後の2020年には2億2300万台を超える。同社がここで言うスマート家電の分
野は、洗濯機、衣類乾燥機、食器洗い機、冷蔵庫、エアコン、大型調理機器など。コーヒーメーカー、炊
飯器、電子レンジ、空気清浄器、ロボット型掃除機(自走式掃除機)、電動歯ブラシなどの小型家電を加
えた場合、その2020年における年間出荷台数は7億台に達する。





アプリックスの取り組むIoTとは?
なぜ、アプリックスがIoTビジネスに?
2009年 米国Zeemote社株式取得
2005年 米国マサチューセッツ工科大学卒業生によって設立
ブルートゥースのハードウェア設計と製造を手掛ける会社
ブルートゥースによりスマホと機器との連動が可能に




2013年 日本で初めてビーコンを販売開始
ビーコン = ブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)
機器等の情報を無線でスマホに通知
消費電力が低くボタン電池でも数年稼働可能
モノと人をつなぐIoTのテクノロジーとして注目
アプリックスは2013年日本で最初にビーコンを発売
アップルのビーコン規格iBeacon®にもいち早く対応

アプリックスの取り組むIoTとは?
ビーコンの電波を検知すると自動的にスマホアプリが起動

◆ロケーションビーコン(位置を通知)
常時電波を発信し続けるタイプ。
位置情報活用の一つとして普及し始めている。
例:店舗にビーコンを設置して、スマホで
ビーコン電波を検知してアプリ起動


◆お知らせビーコン(状態を通知)
ある状態を検知した時だけ、ビーコン電波を発
ある状態

信するタイプ。
Beacon 位置情報だけではなく「状態変化」を「きっか
け(トリガー)」とすることができる使い方。

アプリックスの取り組むIoTとは?
16年7月に、BLEモジュール累計出荷台数30万台を突破
日本ではトップクラスのシェアの実績
(単位:台)





























出所:会社資料
BLEモジュール、JMシリーズ、MyBeaconシリーズ、その他を合計したもの

本日の内容

1.アプリックスのこれまで

2.アプリックスが取り組むIoTとは?

3.アプリックスのビジネスモデル

4.アプリックスの成長戦略




アプリックスのビジネスモデル
デバイスからアプリ・クラウドまで一体提供
お客様に対してワン・ストップで提供





アプリックスのビジネスモデル

アプリックスIoTソリューション事例

1.浄水機システム
2.ペットケアシステム
3.空気清浄機
4.コーヒーマシン



1

- Water System -

IoTで売り切りビジネスから継続的収益を生む
「浄水サービス」へビジネス構造を変革





IoT 搭載浄水システム



aquasana社
アプリックスのBLEモジュールが
米国大手浄水器メーカー aquasana社に採用され、
今後発売が予定されている浄水システム





IoT 搭載浄水システム



フローメータータイプ
アプリックスの浄水器用IoTソリューションが
世界最大手のキッチンシンクメーカーに採用

既存製品に後付け可能なため、
あらゆる浄水器をIoT化 する事が可能





浄水器×アプリックスのIoTが可能にすること
専用アプリで利用状況を把握 ストレスフリーなフィルタ交換




使用開始してからの浄水量、 フィルタ交換の通知をタップするだけで、
経過日数を記録してアプリ上に表示。 アプリ内からフィルタの通販サイトへ
フィルタの交換時期を迎えると自動で通知 直接遷移が可能





IoT化で競合との差別化を実現する





浄水器のIoT化により変わるビジネスモデル





2

- Pet care -

IoTで行動履歴からヘルスケアビジネスへ





IoT搭載ペットケアシステム


Our Pet’s社
INTELLIGENT PET CARE シリーズ





ペット製品×アプリックスのIoTが可能にすること
使用回数を可視化し、閲覧 多頭飼いでも大丈夫。個別に把握




専用アプリを通してペットの行動を可視化。 専用タグと機器の連携により
大切なペットの状態を常に把握できるように。 複数のペットを飼っている場合でも
ログデータは週間、月間で閲覧することができ、 個体の識別が可能です。
普段と違う点があればすぐに気付くことができます。




外出先でも安心。BLE/Wi-Fiゲートウェイ

いつでも、どこでも
大切なペットを
見守る





IoT化が生み出す、ペット用品との新しい関係
これまでにない細やかなケアを実現





3

- Home appliances -

リモコン→人の行動情報から
新たなビジネスチャンスへ





IoT搭載空気清浄機

GuardianTechnologies社
BLE/Wi-Fi両対応。
専用アプリを通じた遠隔操作やUIの改善も実現





空気清浄機×アプリックスのIoTが可能にすること
機器本来のUIを改善し、利便性の向上を実現。
製品の大きな付加価値に





空気清浄機×アプリックスのIoTが可能にすること
良質なサービスがビジネスを変貌させる





4

- Beverage -

コーヒー業界 世界大手企業の
コーヒーメーカーIoT化事例





IoT搭載コーヒーメーカー
ネスレ社
ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ i





コーヒーメーカー×アプリックスのIoT
が可能にすること
ブランドとユーザーの結びつきを向上
コーヒーメーカーがBluetooth®を通じて
ユーザーの専用アプリとつながる事で、
ユーザーにとって魅力的なコンテンツを数多く提供

・オリジナルレシピの登録機能
・ SNS機能の提供
・コーヒーを淹れる度にプレイ出来るゲーム
・それにより付与されるポイント
・ポイントを貯めて得られるインセンティブなど。


ユーザーはコーヒーを淹れる事自体が楽しくなり、
コーヒーメーカーへの愛着も増進。

ブランドとユーザーの結び付きがより強固なものに





コーヒーメーカー×アプリックスのIoT
が可能にすること
「売り切り型」から「継続収入型」へのシフトをさらに促進。




「消耗品の直販率」の増加により「利益率を向上」。

そこに加えてこの度、機器のIoT化を実現した事により、更なる付加価値・新しい体験をユーザーに提供。
機器への愛着を強めさせ、「定期購入契約継続」の促進に成功しています。

また、IoT化によって、機器から取得されたデータを分析する事により
正確な情報を元に、次々とサービスの質を向上させる事が出来るのです。



本日の内容

1.アプリックスのこれまで

2.アプリックスが取り組むIoTとは?

3.アプリックスのビジネスモデル

4.アプリックスの成長戦略




アプリックスの成長戦略


売上= 地域 × カテゴリ
日本 ビーコン
サービス
米国
レベニューシェア





日本での成長戦略

ビーコン
ロケーションビーコンはMyBeacon®として国内ネット販売
16年12月に価格改定(1個あたり1200円→2500円)
ビーコン販売でも利益を出せる体制に
お知らせビーコンは、家電機器への組み込み中心

サービス
国内メーカー等とのタイアップでアプリ・クラウドを提供
食品系:ユーザの嗜好把握のため今後コーヒーメーカー等
機器とスマホとの連携が拡大の見込。ビーコン+サービスで
スマホ連携の需要を取り込む
テレマティクス:自動車保険におけるユーザの乗車履歴等
をスマホアプリを通じて把握する需要が拡大、これまでの
実績をもとに保険会社とのタイアップを目指す


米国での成長戦略
海外子会社Aplix Corporation of America (米国カリフォルニア州)が中心となり
米国・欧州向けにIoTソリューション提案・受注・開発を実施

ビーコン
お知らせビーコンが主流で、アプリ・クラウドとセット
日本にくらべて、製品導入までの意思決定スピードが速い
すでに商用製品も出荷しており、顧客数を拡大

サービス
浄水器:Aquasanaなど採用実績があり、既存顧客からのリピートオー
ダーに加えて、新規顧客へのソリューション展開
ECサイトでフィルターを購入するたびに、当社に収益分配
するレベニューシェアの売上拡大も見込む

ペット・空気清浄機: Our Pet’s, Guradian 社など既存顧客からのリ
ピートオーダーにくわえて、新規顧客展開を実施


費用削減の取り組み

選択と集中
出版事業(コミック、児童書)については、共同株式移転により
中間持ち株会社を設立し、出版事業の切り離しを進める
16年9月23日リリース 「子会社3社の共同株式移転による中間持株
会社設立のお知らせ」参照

コスト削減
オフィス賃料、業務委託費等、あらゆるコストについて見直し、
不要不急のコストを昨年度より削減
1,200 四半期別営業費用推移(単位:百万円)
1,000 205 261








Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3
2015年 2016年

テクノロジー事業 出版事業 全社 38
議決権行使について
権利付き最終日(2016年12月27日)までに
当社株式を一単元(100株)以上を保有し、
2017年に開催される当社株主総会で議決権を
行使していただいた株主様に500円QUOカードを
贈呈予定。




2015年QUOカード 39

16947