【IPインフォメーション】土壌状態に応じたドローンによる播種(はしゅ)制御 -ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジー(基本特許)の応用-
IPインフォメーション
2020年2月号
土壌状態に応じたドローンによる播種(はしゅ)制御
~ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジー(基本特許)の応用~
Copyright © OPTiM Corp. All Right Reserved. 1
特許詳細
⚫ 特許番号:特許第6326009号
⚫ 発明の名称:無線航空機、位置情報出力方法及び無線航空機用プログラム。
⚫ 出願日:2015年6月29日
⚫ 登録日:2018年4月20日
■特許詳細
本特許は、遠隔操作可能な航空機が撮影画像を解析して、検出対象を検出した地点へ移動し
て、対象に応じた所定の装置を駆動する技術です。
主な実施例としては、ピンポイント農薬散布・施肥です。ドローンが撮影した圃場の上空画
像と、病害虫が発生している画像をAIを用いて比較判定を行い、病害虫の検出地点に移動し
て農薬散布・施肥を行います。このため、当社では本特許を「ピンポイント農薬散布・施肥
テクノロジーの基本特許」と位置付けています。
Copyright © OPTiM Corp. All Right Reserved. 2
土壌状態に応じたドローンによる播種(はしゅ)制御について
このたび、本特許の活用例として新たに、「土壌状態に応じたドローンによる播種(はしゅ)※制
御」をご紹介いたします。
ドローンが圃場を撮影し、圃場の場所ごとに異なる土壌状態を解析します。そして、ドローンが播
種を実施する際に、その場所に応じた強さで播種を実施します。これにより、圃場全体の種子の植
え込みの深さを一定にすることができ、鳥獣による被害を軽減しつつ、播種作業の労力軽減を図る
ことができます。
■活用イメージ
②解析 ③移動・播種
①カメラで撮影 ④土壌状態に応じた
強さで播種を実施
土壌:硬め 土壌:軟らかめ
※播種(はしゅ):植物の種子を播くこと。種まき。
Copyright © OPTiM Corp. All Right Reserved. 3
IPインフォメーションとは?
オプティムでは、創業当初からイノベーションを起こし、独自技術を搭載
した製品サービスを知財で保護することによって新市場や新顧客を開拓し
てきました。このような背景から、「イノベーション活動の成果は知財で
ある」という考えが根づいています。
そして、一貫した知財戦略のもとに事業活動を展開するため、知財戦略
チームを中心とした知財管理体制を構築し、イノベーション活動に取り組
んでおります。
そのような中で、オプティムが保有する特許について、その内容と活用例、
活用イメージを「IPインフォメーション」という形で定期的に分かりやす
く紹介していきます。
Copyright © OPTiM Corp. All Right Reserved. 4
Copyright © OPTiM Corp. All Right Reserved. 5
3426
新着おすすめ記事
-
綿半ホールディングス
-
フューチャーリンクネットワーク
-
アライドアーキテクツ