国産スマートシティ/都市OSソリューション「OPTiM City OS」の提供を開始

Press Release
2022 年 10 月 26 日
報道関係者各位
株式会社オプティム
(東証プライム市場、コード:3694)


国産スマートシティ/都市 OS ソリューション
「OPTiM City OS」の提供を開始
AI・IoT プラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」をベースに開発、
FIWARE と連携したソリューションの構築も可能

AI・IoT・ビッグデータプラットフォームのマーケットリーダーである株式会社オプティム(以下 オプティム)
は、内閣府が推進する「スーパーシティ構想」※1 を実現するための、データ連携基盤および各種サービス
の基盤となる「都市 OS」※2 に、AI・IoT プラットフォームサービス「OPTiM Cloud IoT OS」とそのアプリ群を
用いた、国産のスマートシティ/都市 OS ソリューション「OPTiM City OS」の提供を開始いたします。

オプティムは「OPTiM Cloud IoT OS」を 2016 年に発表、リリースして以降、「◯◯×IT」を農業、土木・
土木建築、医療など、さまざまな産業向けにプラットフォームとして、「OPTiM Cloud IoT OS」を提供し、そ
れらのプラットフォームの上でそれぞれの産業向けに特化したアプリケーションを開発・提供してまいりま
した。そしてこのたび、国が打ち出している「デジタル田園都市国家構想」※3 を先導する「スーパーシティ構
想」を支える「都市 OS」を構成する要件を確認した結果、「OPTiM Cloud IoT OS」およびそれぞれの産業
向けのアプリケーションが、スマートシティ向けソリューションとして合致することが判明したため、パッケー
ジ化を実施し、「OPTiM City OS」を提供することとしました。

■「OPTiM City OS」の主な特長
1. スマートシティリファレンスアーキテクチャへの準拠
内閣府が発表したスマートシティリファレンスアーキテクチャ※4 では、「都市 OS」の構成要素を「サー
ビス連携」「認証」「サービスマネジメント」「データマネジメント」「アセットマネジメント」「外部データ連
携」「セキュリティ」「運用」の 8 つに分類し、それぞれに必要となる個別機能の要件が定義されていま
す。「OPTiM City OS」の各機能はこれらの構成要素の要件に準拠したものとなっており、「都市 OS」
として活用することが可能です。

2. ビルディングブロック方式※5 な設計(アーキテクチャ)
「OPTiM City OS」の各機能群は、クラウドサービスの各種機能、スケーラビリティ、レジリエンス※6 を
徹底的に活用する、いわゆるクラウドネイティブなマイクロサービスアーキテクチャで設計されていま
す。マイクロサービスアーキテクチャとは、変化するニーズに合わせて機能の追加や組替えを容易に
するため、ひとまとまりのシステムを独立した複数のサービスで構成する設計手法であり、システム
の柔軟性と拡張性を高い水準で実現することができます。この柔軟性と拡張性により、FIWARE※7
のようなオープンソースソフトウェア(OSS)※8 の「都市 OS」の機能を、必要に応じて組み込むような
カスタマイズも可能になります。

3. 高度な ID 管理など、高いセキュリティ機能を搭載
「OPTiM City OS」の専用 ID 管理機能はマルチテナント※9 な設計になっており、個人利用、組織利用
の両方のユースケースでご利用いただけます。組織利用では企業での利用、家庭内での利用をカバ
ーすることができ、テナント内での権限制御、テナント間の権限制御、ロールによる権限制御、個別
のアクセス制御など、柔軟なアクセス制御が可能となっております。また、MDM・PC 管理サービス
「Optimal Biz」と連携したシングルサインオンサービス「OPTiM ID+」により、セキュリティをより高め
ることも可能です。
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4. 国産ソリューション
「OPTiM City OS」の企画、設計、実装はオプティムにより行っております。FIWARE などの既存のオ
ープンソースソフトウェア(OSS)な都市 OS をベースとするのではなく、一から開発をしたもの(スクラ
ッチ開発)となっております。

5. 「都市 OS」向きのアプリを提供可能
オプティムは「OPTiM Cloud IoT OS」と連携するアプリケーションを多数展開しております。それらの
うち、都市 OS でのユースケースに適合しうるアプリケーションを「OPTiM City OS」としてセットで提
供することが可能です。




オプティムは、「OPTiM City OS」の提供を通して、高い利便性と豊かな暮らしを提供するスーパーシテ
ィ構想の実現に向け、政府・自治体の皆様、それぞれの都市にお住まいの住民の皆様のさまざまな課題
の解決を支援いたします。

■「スマートシティ/スーパーシティ/都市 OS」とは
昨今、スマートシティと呼ぶ取り組みが世界各地で活発化しています。私達の生活は、医療、交通、教
育、建築、環境など多くの要素が、人やものに紐付いて複雑に交差しています。スマートシティとは、私た
ちが住んでいる都市を、テクノロジーでスマート化し、住民の暮らしや企業活動をより便利にする取り組み
の総称です。日本国内では、内閣府が「スーパーシティ構想」や「デジタル田園都市国家構想」として主導
しています。
また、「都市 OS」とはスーパーシティの中核たるデータ連携基盤です。都市ごとに構築され、共通する
機能や各種データはデータ連携機能を通して分野横断で利活用され、さらに「都市 OS」間も必要に応じて
相互にデータのやり取りを行います。やり取りされるデータとは、例えば統計データ、分析データ、履歴デ
ータ、文章データのような静的データのほか、センサーデータ、ログデータ、人流データなどの動的データ、
地形図、空中写真、衛星画像などの地理空間データなど、多岐にわたります。これらのデータを一元的に
扱えるようにし、より高度な連携、利活用ができるようになることで、現場管理や動態把握、リスク評価、予
測、最適化などのより高度なサービスを実現できるようになります。
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■「OPTiM Cloud IoT OS」とは
「OPTiM Cloud IoT OS」とは、AI と IoT を繋ぐプラットフォームサービスです。「OPTiM Cloud IoT OS」
は IoT 端末をセキュアに管理・制御し、IoT 端末より取得したデータの蓄積や分析、各種 AI の活用、さま
ざまなクラウドサービスとの連携を可能とします。さらに、専用 ID 管理、複数企業での協働を支えるアクセ
ス制御機構、アプリケーション販売機能により、オープンプラットフォームのビジネス基盤としても利用いた
だけるだけでなく、新規プラットフォームの立上げ(OEM 提供を含む)やアプリケーション開発・販売の効率
的な運用支援も提供いたします。

「OPTiM Cloud IoT OS」についての詳細は、以下の Web サイトをご確認ください。
https://www.optim.cloud/platform/

◆「OPTiM Cloud IoT OS」の一部提供事例
1. 株式会社 EARTHBRAIN※10:建設向けオープンプラットフォーム「LANDLOG」
2. 株式会社メディカロイド※11:手術支援ロボットシステム「hinotoriTM サージカルロボットシステム」のネ
ットワークサポートシステムプラットフォーム「Medicaroid Intelligent Network System」(MINSTM)

◆「OPTiM Cloud IoT OS」上で提供中の、「都市 OS」向きソリューション(一部)
・ シングルサインオンによるセキュリティの強化:「OPTiM ID+」
・ IoT デバイスの管理・運用、デジタルツイン:「OPTiM IoT」
・ IoT デバイスの遠隔操作・遠隔制御:「Optimal Remote IoT」
・ 現場データ管理:「Smart Field」
・ 圃場管理・スマート農業:「OPTiM Agri Field Manager」
・ AI 画像解析による人流解析・混雑対策:「OPTiM AI Camera」
・ 3 次元測量:「OPTiM Geo Scan」
・ オンライン診療・遠隔医療:「オンライン診療プラットフォーム」

●IoT デバイスの管理・運用、デジタルツイン イメージ
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●IoT デバイスの遠隔操作・遠隔制御 イメージ




●現場データ管理 イメージ




●圃場管理・スマート農業 イメージ




●AI 画像解析による人流解析・混雑対策 イメージ
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●3 次元測量 イメージ




●オンライン診療・遠隔医療 イメージ




※1 内閣府 地方創生 国家戦略特区 スーパーシティ・デジタルガーデン
https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/supercity/openlabo/supercitycontents.html
※2 都市 OS:都市や地域、エリアに関するさまざまなデータを集約して分析し、展開するための基盤。
※3 デジタル技術の活用により、地域の個性を活かしながら、地方の社会課題の解決、魅力向上のブレイクスルーを実現
し、地方活性化する取り組み。詳しくは以下の Web サイトをご覧ください。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/
※4 内閣府 SIP サイバー/アーキテクチャ構築及び実証研究の最終成果報告会 スマートシティアーキテクチャ
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20200318siparchitecture.html
※5 ビルディングブロック方式:機能群の中から必要な機能を取捨選択し積み重ねることで、疎結合なシステム構築を行う
方式のこと。他のビルディングブロックやサービスへの影響を最小限とした更新が可能となり、保守性が向上する。
※6 レジリエンス:情報システムの障害時などに、正常な状態に復旧・復元する機能や能力のこと。
※7 EU(欧州連合)が官民連携で開発している、自治体や企業などの業種を超えたデータ利活用やサービス連携を促すた
めのソフトウェア群。OSS として開発されている。
https://www.fiware.org
※8 無償で誰でも自由に改変、再配布が可能な形でソースコードが公開されているソフトウェアのこと。改変したソフトウェ
アを配布する際には、ライセンスの内容に従う必要があります。
※9 複数のユーザーや組織が、同じサーバーやアプリケーション、データベースなどのシステムを共有して利用する方式
のこと。
※10 所在地:東京都港区、代表取締役社長:小野寺 昭則
※11 所在地:兵庫県神戸市、代表取締役 社長執行役員 CEO:浅野 薫
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【オプティムの目指す、オプティマル事業とは】
~Optimal【形】最適な、最善の、最も有利な~
急速なインターネット普及に伴い、これまでネットを利用したことのないユーザーがネットを利用する機
会が増えており、このユーザー層にとって現状のネットは必ずしも使いやすいものではありません。このよ
うな状況にあって、ネットを空気のように快適で、息をするように無意識に使えるサービス・インフラに変え
ていく。オプティマル事業とは、そのためのオプティム独自の最適化技術によるサービス事業の総称です。

製品情報: https://www.optim.co.jp/services
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Twitter ページ: https://twitter.com/optim_jpn

【株式会社オプティムについて】
商号: 株式会社オプティム
上場市場: 東京証券取引所プライム市場
証券コード: 3694
URL: https://www.optim.co.jp/
OPTiM SAGA:
佐賀県佐賀市本庄町 1 オプティム・ヘッドクォータービル
(佐賀本店)
OPTiM TOKYO:
東京都港区海岸 1 丁目 2 番 20 号 汐留ビルディング 18 階
(東京本社)
OPTiM KOBE: 兵庫県神戸市中央区小野柄通 7 丁目 1 番 1 号 日本生命三宮駅前ビル 11 階
代表者: 菅谷 俊二
菅谷 俊二
主要株主: 東日本電信電話株式会社
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
設立: 2000 年 6 月
資本金: 444 百万円
NTT コミュニケーションズ株式会社、株式会社 NTT ドコモ、株式会社大塚商会、
キヤノンマーケティングジャパン株式会社、KDDI 株式会社、株式会社小松製作
主要取引先: 所、ソフトバンク株式会社、西日本電信電話株式会社、パナソニック ソリューショ
ンテクノロジー株式会社、東日本電信電話株式会社、富士フイルムビジネスイノ
ベーション株式会社、リコージャパン株式会社など(五十音順)
ライセンス販売・保守サポートサービス(オプティマル)事業
事業内容: (IoT プラットフォームサービス、リモートマネジメントサービス、サポートサービ
ス、その他サービス)
【Copyright・商標】
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【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社オプティム 広報・IR 室 村上
TEL: 050-1743-2263 FAX: 03-6435-8560
E-Mail : press@optim.co.jp

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