フィックスターズ、慶應義塾大学医学部と共同研究で、日本初のAIを用いた乳房超音波検査リアルタイム解析システムを学会で発表

2019 年 7 月 11 日


各位
株式会社フィックスターズ
代表取締役社長 三木 聡
(コード番号: 3687 東証一部)
問合せ先 取締役管理本部長 堀 美奈子
(電話番号:03-6420-0751)


フィックスターズ、慶應義塾大学医学部と共同研究で、日本初の
AI を用いた乳房超音波検査リアルタイム解析システムを学会で発表



マルチコア CPU/GPU/FPGA を用いた高速化技術のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズ (本社: 東
京都品川区、代表取締役社長: 三木 聡、以下、フィックスターズ)は、慶應義塾大学医学部外科学(一般・消化
器)教室 林田哲 専任講師との共同研究で、日本初の AI(人工知能、Artificial Intelligence)を用いた
乳房超音波検査リアルタイム解析システム(以下、本解析システム)の開発を行っていることをお知らせし
ます。共同研究者の林田哲氏が第 27 回日本乳癌学会学術総会(2019 年 7 月 11 日-13 日、東京都新宿区京王
プラザホテル)1) 内の「Augmented Intelligence (拡張知能)」に関するシンポジウムで、本解析システム
について発表いたします。


医療分野での AI の活用はさまざまな用途で検討が進められています。中でも診断補助は厚生労働省が定める
保健医療分野において AI 開発を進めるべき重点領域の一つとして取り上げられています。CT や MRI での診
断補助の場合、撮影された医療用画像に対して AI による画像認識を使って診断補助を行います。しかし超音
波検査装置のように診察現場で動画をリアルタイムで表示するケースでは、AI による診断補助を利用するこ
とは出来ていません。


そこでフィックスターズと慶應義塾大学医学部は、超音波検査装置の描出する動画に対してリアルタイムに
腫瘍を検出する解析システムを開発しています。本解析システムの画像認識には深層学習を用いており、高
速かつ高精度に腫瘍を認識します。また慶應義塾大学医学部がもつ乳癌の診断データを学習データとするこ
とで、より高い精度での診察を行えます。本解析システムにより乳房超音波所見の見落としを削減し、より
早期での乳癌の発見と治療が可能になります。


今後も共同研究を継続し、乳房超音波検査リアルタイム解析システムの早期実用化を目指します。
1)第 27 回日本乳癌学会学術総会ウェブサイト http://www.congre.co.jp/jbcs2019/




フィックスターズについて
フィックスターズは、"Speed up your Business"をコーポレートメッセージとして掲げるテクノロジーカンパニーです。マ
ルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化および最適化と、省電力かつ高速 IO を実現する
新メモリ技術を活用したアプリケーションの高速化を通じて、医療、製造、金融、エンターテインメントなど、様々な分野
のお客様のビジネスを加速し、グリーン IT を実現しています。


社名 株式会社フィックスターズ https://www.fixstars.com/jp/
所在地 東京都品川区大崎 1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー18 階
設立 2002 年 8 月 8 日
資本金 5 億 5,176 万円 (2019 年 3 月末現在)
代表者 代表取締役社長 三木 聡


報道関係のお問い合わせ
株式会社フィックスターズ マーケティング担当
Email: press@fixstars.com
Tel: 03-6420-0751

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