株式会社Chaintopeとの「博多あまおう」トレーサビリティ共同検証結果に関するお知らせ

2022 年3月 31 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 テ ク ノ ス ジ ャ パ ン
住 所 東京都新宿区西新宿3丁目 20 番2号
代 表 者 名 代 表 取 締 役 吉 岡 隆
(コード番号:3666 東証第一部)
問 合 せ 先 取 締 役 長 林
小 希与志
(TEL.03-3374-1212)


株式会社 Chaintope との「博多あまおう」トレーサビリティ共同検証結果に関するお知らせ

当社は、2021 年 11 月 15 日にお知らせいたしました、株式会社 Chaintope との「博多あまおう」トレーサビリ
ティ共同検証にて、取引企業間のトレーサビリティと取引企業視点での可視化において一定の改善効果が確認で
きたことをお知らせいたします。

詳細につきましては、添付のプレスリリースをご覧ください。



以 上

(別添資料)
2022 年3月 31 日付プレスリリース:
テクノスジャパンと Chaintope による福岡県の名産品「博多あまおう」トレーサビリティ共同検証結果報告
報道関係各位
2022 年 3 月 31 日
株式会社テクノスジャパン


テクノスジャパンとChaintopeによる
福岡県の名産品「博多あまおう」
トレーサビリティ共同検証結果報告

DX でつながる社会の未来を切り拓く株式会社テクノスジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役社
長:吉岡隆、以下「テクノスジャパン」、証券コード 3666)と、株式会社 chaintope(読み:チェーントー
プ、本社:福岡県飯塚市、代表:正田英樹、以下「Chaintope」)による、テクノスジャパンが提供する企
業間協調プラットフォーム「Connected Business Platform(略称:CBP)」と、Chaintope が提供す
るパブリックブロックチェーン Tapyrus(タピルス)を連携し、商流と物流を繋いだトレーサビリティの実現へ向
けた検証の結果をご報告いたします。


■今回の共同検証の背景
DX による企業内の業務効率化が進む一方で、企業間取引の領域ではまだまだ取引上における多くの課
題が残されています。
現在テクノスジャパンでは、「個社の DX」の枠組みを超えた「業界バリューチェーンの DX」推進に取り組ん
でいます。テクノロジーによって商流・物流・金流を連携させて取引業務を効率化し、さらにその取引データを
活用してバリューチェーンのムダを排除するというこの試みは、企業の生産性向上ひいては持続可能な経済活
動の実現に寄与するものと認識しております。


この度のテクノスジャパンと Chaintope による「博多あまおう」トレーサビリティ検証は、上記取り組みの一環
としてグローバルサプライチェーンに注目し、テクノロジーを活用した商流-物流連携の範囲で検証を行うもので
す。


■今回の共同検証の取組みと検証結果
この度の取り組みは、テクノスジャパン独自の企業間協調プラットフォーム CBP と Chaintope の
Tapyrus を連携し、福岡県の「博多あまおう」輸出トレーサビリティを実証するものです。福岡の生産者から
台湾の小売店舗までの複数の取引業者を介したサプライチェーン間の一連の取引を記録し、取引業者間の
トレーサビリティと取引業者視点での可視化の検証を行いました。


今回の検証において確認できた効果は主に以下の 2 点となります。
① 取引起点での照会における改善効果
・進捗調査(出荷した商品がいま客先までのどこにあるか)の効率化
[従来]運送業者・中間商社・通関業者等に個別調査で時間を要していた
・統計調査(出荷した商品がどこの客先へ行っているか)の効率化
[従来]中間商社等の関係者が多い場合、調査が不可能か膨大な時間と労力が必要だった



② 商品起点での照会における改善効果
・商品の物流クレーム調査における原因特定の迅速化
[従来]中間商社等の関係者が多い場合、個別に調査依頼を行い迅速な対応が出来なかった


今回の検証結果は、企業間取引の商流情報と物流情報に基づいた安心安全な水産物、農産品の輸
出及び、ブロックチェーン技術を絡めた契約・取引を起点とする在庫トレースの実現性に向けて、一定の成
果につながったと認識しております。


■今後の展開について
今回の検証結果を踏まえ、テクノスジャパンおよび Chaintope は、引き続き実用化に向けた深掘りを進
めます。トレーサビリティ情報の自動取得や、各種 IoT センサーを活用したデータ補完など、グローバルサプラ
イチェーンにおけるトレーサビリティの実現性の追求を目指し、サプライチェーン上の業務効率化と持続可能な
開発目標の達成に寄与する新しい価値の提供を実現するため、今後も連携してバリューチェーン全体を見
据えたサービス展開を進めて参ります。





◆CBP(Connected Business Platform)について
「CBP」は、各企業が持つ ERP や CRM 同士が連携し、企業間データを齟齬無く、柔軟かつリアルタイ
ムに活用していくための協調プラットフォームです。データを溜める、活かす企業間取引基盤と、データをつ
なぐデータ連携基盤の 2 つのコア基盤で構成されており、データ活用によるコミュニケーションを図り、バ
リューチェーン全体での生産性向上を実現します。
https://www.tecnos.co.jp/solution/service/#cbp


◆Tapyrus について
Chaintope が開発するエンタープライズ向けのパブリックブロックチェーンです。
Tapyrus は、複数の法人で共同運営するコンソーシアムでルールを設計でき、かつオープンソースソフト
ウェアを利用して、誰でも自由に分散台帳を閲覧できる透明性をあわせ持ちます。開発者は Tapyrus
の各種サービス(特許技術を含む)をユースケースに特化した Tapyrus API を通じて利用でき、複雑
な要素技術を意識する事なくアプリケーションを開発することができます。
なお、Tapyrus の機能は、Trusted Web 推進協議会が検討を進める Trusted Web ホワイトペー
パーに準拠して開発していきます。
https://www.chaintope.com/chaintope-blockchain-protocol/


■本件に関する報道関係お問い合わせ先
株式会社テクノスジャパン
社長室 広報・IR担当 田中・小一原・山口
Tel:03-3374-1212
E-mail:info@tecnos.co.jp




<参考資料>
■株式会社chaintope
「ブロックチェーンインテグレーターとして社会にブロックチェーンを実装する」ことをミッションとして掲げるブロックチェーン
テクノロジーカンパニー。パブリックブロックチェーンTapyrusを基盤として分散型DX開発プラットフォームを提供し、
高速にブロックチェーンアプリケーションを開発し提供いたします。
https://www.chaintope.com/


■株式会社テクノスジャパン
1994年に創業し、ERPビジネスを中心に事業を拡大。2018年、20年のM&Aにより、もう一つの柱として
CRMビジネスを確立。取り扱いソリューションはERPのグローバルスタンダードであるSAP、CRMのグローバル
スタンダードであるSalesforceが中心で、現在はこれらに加えてテクノスジャパン独自のDX協創プラット
フォーム「CBP」上にクラウドサービスを展開。「企業・人・データをつなぎ社会の発展に貢献する」をグループ
ミッションに掲げ、企業向けの経営・業務領域のデジタルトランスフォーメーションを推進するサービスを提供し
ています。


所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー14階
代表取締役:吉岡 隆
設立:1994年4月27日
資本金:5億6,252万円
https://www.tecnos.co.jp





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