木造分譲住宅における国産材活用の推進

2021 年 2 月 16 日
各 位
東 京 都 杉 並 区 西 荻 北 二 丁 目 1 番 11 号

株 式 会 社 三 栄 建 築 設 計
代表取締役専務 小 池 学
(コード番号:3228 東証第一部)

問合せ先: 取締役管理本部長 吉川 和男

電話番号: 03-5381-3228(代表)



木造分譲住宅における国産材活用の推進

当社グループは、2015 年に国連で採択された持続可能な開発目標「SDGs(Sustainable
Development Goals)
」の課題解決を重要な経営課題と捉えており、様々な取り組みを実施し
ております。
特に林野庁で掲げられている「我が国の森林の循環利用と SDGs との関係」においては、
当社グループの主力事業である「木造住宅等」で大きく貢献できると考え、下記のとおり今
後積極的に取り組んでまいります。




国内の森林はコスト面や人材不足の面から、国内木造建築物への使用は進んでおらず、
ほぼコストの安い輸入材に頼っている状況にあります。したがって、国内森林は樹齢の高
い状態で管理も行き届かず、結果 CO2 の吸収力は弱り、保水力も減少しているため大雨な
どの災害時に鉄砲水などを発生させる原因となっております。
この問題を解決するには、積極的に国産材を使用し、適切な伐採と植林のサイクルをつ
くり出さなければなりません。
当社グループは、主力事業である「分譲住宅を中心とした木造戸建分譲」を自社設計・
自社施工にて年間約 2,600 棟(分譲住宅・分譲アパート・注文住宅)を生産・供給してお
り、現時点では使用木材のほとんどが輸入材(1 棟当たり約 75%が輸入材)でありまし
た。
しかしながら、当社グループで SDGs 推進を図るべく、国産材使用割合 100%実現を目指
す取り組みを実施致します。この度テストケースとして東京都府中市の分譲住宅(1 棟)
にて、国産材使用割合 97.4%を実現致しました(延べ床面積 29.8 坪で試算)。
木材を多く使用する建築業界において国産材使用割合を高めることは、様々な点で環境
改善に貢献することとなり、SDGs に貢献できる活動となります。当社グループにおきまし
ては、今後着工する全ての木造住宅等において、まずは国産材使用割合 90%を基準として
生産を開始し、最終的には使用割合 100%を達成してまいります。
以上
(ご参考)
当社 HP https://san-a.com/
当社の SDGs への取組 https://san-a.com/csr/sdgs/
林野庁 HP https://www.rinya.maff.go.jp/index.html




引用元:林野庁「森林×SDGs」
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/genjo_kadai/SDGs_shinrin.html

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