合同会社 監査D&Iコンソーシアムへの出資と事業開始について

2021 年 12 月 9 日
各位
会社名 株式会社TOKAIホールディングス
代表者名 代表取締役社長 鴇田 勝彦
(コード番号 3167 東証第1部)
問合せ先 常務執行役員 グループ経営戦略本部長
IR室担当 谷口 芳浩
(TEL. 03-5404-2891)




合同会社 監査 D&I コンソーシアムへの出資と事業開始について
~ 中小監査法人向け電子監査調書システム向け IT インフラ環境の提供 ~


当社の 100%子会社である TOKAI コミュニケーションズ(TOKAI COM)が、監査法人 3 社と共同
出資し、合同会社 監査 D&I コンソーシアムを設立することを別添のとおりお知らせいたします。


TOKAI COM はグループの中核会社として、個人向けおよび法人向けに幅広い IT サービスを提供し
ております。特に法人向け IT サービスでは、自社の高規格データセンターを拠点に、コロケーション、
メールシステム、バックアップ、クラウドプラットフォーム(仮想サーバ環境)などのアウトソーシ
ングサービスを提供し、多くの法人様にご利用いただいております。
今後もデータセンター・広域光ファイバーネットワーク・システム開発力を活用し、三位一体によ
る総合的な ICT ソリューションを提供してまいります。


以 上
2021 年 12 月 9 日
各位
株式会社TOKAIコミュニケーションズ


合同会社監査 D&I コンソーシアムへの出資に関するお知らせ


株式会社TOKAIコミュニケーションズ(本社:静岡県静岡市葵区、代表取締役社長:福田 安広、
以下 当社)は、今後の日本の証券マーケットを支える重要なプレイヤーである中小監査法人に対して
電子監査調書システム(※1)をセキュアに利用できる共通 IT インフラ環境を提供することを目的とする
「合同会社 監査 D&I コンソーシアム」に出資することと致しました。本件は、仰星監査法人様、監査
法人アヴァンティア様、RSM 清和監査法人様と共同で設立するものであります。


当社は、法人向けサービスとして、システムインテグレーションサービス、データセンターサービス、
通信回線提供等のキャリアサービスなどを様々な業種のお客様に提供しております。
クラウドサービスにおきましては、プライベートクラウド、パブリッククラウドともに実績を多数積
み重ねております。多数の大手クラウドサービスとの回線接続を積極的に推進するとともに、お客様の
さまざまな利用シーンに柔軟に対応できる通信サービスの企画・開発に取り組んでおります。また、シ
ステムインテグレーターとして長年培った技術・ノウハウを活かし、クラウドの導入コンサルティング
から設計・構築・監視・運用に至る全工程をワンストップで提供しております。


当社は、日本の経済社会で重要な役割を果たしている中小監査法人の皆様のお役に立てるよう、これ
まで培ったノウハウ並びに IT インフラ環境基盤を「合同会社 監査 D&I コンソーシアム」に提供して
参ります。


「合同会社 監査D&Iコンソーシアム」につきましては、後掲の「中小監査法人のDX推進に寄与する
合弁事業開始のお知らせ」(出資者4社連名)をご参照くださるようお願い致します。
以上


※1 電子監査調書システム
監査法人が作成し整理保管する義務を負う監査調書を電子的に統合管理するシステム




【本件に関するお問い合わせ】
株式会社TOKAIコミュニケーションズ
法人営業本部 事業推進部 担当:千葉
TEL:03-5404-3288
2021 年 12 月 9 日

各位

仰星監査法人
RSM 清和監査法人
監査法人アヴァンティア
株式会社TOKAIコミュニケーションズ


中小監査法人の DX 推進に寄与する合弁事業開始のお知らせ


仰星監査法人(以下 仰星)、RSM 清和監査法人(以下 RSM 清和)
、監査法人アヴァンティア(以下
アヴァンティア)、株式会社TOKAIコミュニケーションズ(以下 TOKAICOM)の 4 社は共同出資
して、今後の日本の証券マーケットを支える重要なプレイヤーである中小監査法人に対して電子監査調
書システム(※1)をセキュアに利用できる共通 IT インフラ環境を提供することを目的として、合同会社
監査 D&I コンソーシアムを設立したことをお知らせいたします。


1. 背景と目的
日本の証券市場は、上場企業の多くが中堅企業という特性があり、昨今、中小監査法人に対する期待
とニーズはますます高まり、金融庁も中小監査法人育成の方針を掲げ、電子監査調書の導入等のデジタ
ル化支援など、高品質な監査のため IT の活用推進を提言しています。
一方、中小監査法人は、目まぐるしい進歩を遂げる IT 環境の中で、DX 推進やサイバーセキュリティ
対策などの課題に直面していますが、資本力・人的リソースの限られた中小監査法人が、単独投資によ
って対応することは困難となっています。
そこで、電子監査調書システムの導入を含む中小監査法人のデジタル化の強化と DX 推進に寄与する
ためのプラットフォームを提供することを目的として、仰星、RSM 清和、アヴァンティア、TOKAICOM
の 4 社による合弁事業を開始するため「合同会社監査 D&I コンソーシアム」(通称:ADIC)を設立い
たしました。


2. 今後の事業展開
ADIC は「社会的使命を果たそうとしている中小監査法人のネットワークを構築し、共同利用できる
高度かつ信頼性の高い IT 環境の提供と、ナレッジの共有を通じて、監査業界及び資本市場の発展に寄
与すること」をミッションとして、事業を展開してまいります。
まずは日本の証券市場において地位向上が期待される中小監査法人に対して、電子監査調書システム
をセキュアな環境で利用できる共通 IT インフラ環境の提供を主力サービスとして事業を開始します。
提供する共通 IT インフラについては、既に本件合弁事業の実施主体である 3 社において導入済みで
あり、500 名以上のユーザー規模で運用を行っているものです。
合弁事業に参画する TOKAICOM は、クラウドを利用したインフラ構築・運用に実績があり、共通 IT
インフラ活用の領域で ADIC のサービスを支えていきます。
また ADIC では、アヴァンティアが自社開発した電子監査調書システム「AQuA」のライセンス提供
と、カナダの CaseWare 社製の電子監査調書システム「CaseWare Working Papers」の導入支援アドバ
イスも実施します。
将来的には、中小監査法人の共同体としてのナレッジネットワークの構築や、電子監査調書システム
以外の監査ツールを含む監査業務の DX 化に寄与する事業を行ってまいります。


3. 合弁会社の概要
(1) 商号 合同会社監査 D&I コンソーシアム
Audit Digital & Innovation Consortium
(2) 所在地 東京都千代田区四番町 6 東急番町ビル 11 階
(3) 代表者 代表社員 仰星監査法人
職務執行者 金子彰良
(4) 設立年月日 2021 年 11 月 24 日
(5) 資本金 20 百万円
(6) 事業概要 ・監査事務所およびその他の企業が利用する IT インフラ・アプリケー
ションの販売・導入支援・運用保守・教育研修
・IT に係る情報プラットフォームの運営
・会計または監査に利用可能な IT 技術に係る調査研究


※1 電子監査調書システム
監査法人が作成し整理保管する義務を負う監査調書を電子的に統合管理するシステム


以上

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