「ゴーストレストラン」を展開する当社子会社における新たな展開について

2023 年4月 17 日

各 位
会 社 名 株式会社きちりホールディングス
(コード番号:3082 東証スタンダード)
本 店 所 在 地 大阪市中央区安土町二丁目3番 13 号
代 表 者 名 代表取締役社長
平川 昌紀
CEO 兼 COO
問 合 せ 先 常務取締役CFO 葛原 昭
電 話 番 号 06-6262-3456(代表)



「ゴーストレストラン」を展開する当社子会社における新たな展開について

当社の子会社である株式会社レストランX(本社:東京都渋谷区、代表取締役:松藤 慎治、以下、「レストランX」)は、看板や
客席を設けずに電話やオンラインで注文を受ける、いわゆる「ゴーストレストラン」の展開を行ってまいりました。この度、グロー
バルネットワークや IT・フードテックの活用に取り組む新たな「ゴーストレストラン」の展開を加速させることとし、その取組の一貫
として、2023 年 4 月 14 日に東京・初台に「客席のないレストラン」(以下、「当店舗」)をオープンしましたことをお知らせいたしま
す。



1, 事業の背景

2019 年 12 月初旬に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第 1 例目の感染者が報告されて以降、わずか数カ月ほどの
間にパンデミックと言われる世界的な流行となり、それに伴い、テイクアウト・デリバリー需要は大きく伸長いたしました。2022 年
のデリバリー市場規模は 7,754 億円にのぼり、コロナ禍前の 2019 年比で 85%増、レストラン売上に占める割合も 2019 年3.1%
から 2022 年 7.1%へと高い比率へ推移しています(※1)。こうした環境変化が起こる一方、以前より社会問題であった後継者
不足による倒産・閉店、フードロスなどといった課題は根深く、レストランXは「新たなビジネスモデルで食の未来を創り出す」を
ビジョンに、グローバルネットワークや IT・フードテックの活用に取り組む新たな「ゴーストレストラン」を展開することといたしまし
た。

※1 「<外食・中食 調査レポート>2022 年計、外食・中食売上はコロナ前 2019 年比 10.4%減、デリバリー市場規模は 7754 億円で前年比 1.6%減」(NPD Japan,
エヌピーディー・ジャパン調べ) https://www.npdjapan.com/press-releases/pr_20230221/


2, 新たな「ゴーストレストラン」の展開

① 当店舗の概要
当店舗は、アプリ経由で注文を受ける客席を持たない飲食店でありますが、「いつ」・「どこで」・「誰が」調理しているかを可視
化したテイクアウト・デリバリー専門店です。看板や客席を設けずに電話やオンラインで注文を受ける、いわゆる「ゴーストレス
トラン」は、利便性が高い一方で、利用者にとってはその実態がわかりづらいといった面も持ち合わせています。その不安を払
拭すべく、「客席のないレストラン」は前面に大きなガラス窓を設置。まるでイートインできるレストランと見間違えるようなひらか
れた店構えは、テイクアウト・デリバリー専門店であっても、お客様から見える位置に厨房があることで、調理工程や厨房スタッ
フの様子を可視化し、多種多様な料理だけでなく、同時に安心と安全も提供します。
② 厳選食材とフードロス対策
当店舗で使用する食材は、生産者の元へ自ら視察し、厳選しております。例えば、高品質な中落ちカルビの炭火焼肉重が
シグネチャーメニューの「名物焼肉カルビ丼 高麗苑」で使用する牛肉は、アメリカのアイオワ州まで足を運び、ブラックアンガ
スの細かな部位まで指定し、また、「背徳のハラミバターステーキライス Mr.ハラミ」で使用するハラミは、欧州へ赴き、味・肉質
なども確認した上で、メニュー開発をしています。
さらに、調達した食材が無駄にならないよう、展開する 15 ブランドを横断して食材を利活用し、環境に配慮した商品開発を
行っています。
③ 名店の味やレシピを守る取り組み
飲食業界が抱える課題の 1 つでもある後継者不足による倒産・閉店。高齢化を理由に惜しまれつつも暖簾を下ろす店は後
を絶ちません。レストランXでは、こうした老舗飲食店や地方の名店からメニューを引き継ぐことで伝統ある味を守り、日本の美
食を広く発信する取り組みにも挑みます。

④ 当店舗の詳細
店 名 : 客席のないレストラン
所 在 地 : 東京都渋谷区本町一丁目7番1号
電話番号 : 03-5843-5851
営業時間 : 11:00〜21:00(ラストオーダー)
定 休 日 : なし
ア ク セ ス : 京王線「初台」駅下車 北口出口より徒歩2分
対象エリア : 初台店から約 1.6km 内
渋谷区(本町、初台、幡ヶ谷、西原) 新宿区(西新宿) 中野区(弥生町、南台)など


3,今後の見通し

本事業に伴う業績への影響は現在精査中であるものの、長期的に当社の業績向上に資するものと考えております。合理的
な算定が可能となり、重要な影響を与えることが判明した場合には速やかに開示する予定です。

以 上

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