当社子会社の位置情報デバイスが、日本空港ビルデング株式会社と花岡車輌株式会社による羽田空港での空港カート位置管理の実証実験に採用

2022 年8月 24 日
各 位
会 社 名 あい ホールディングス株式会社
代 表 者 代表取締役会長 佐々木 秀吉
(コード番号 3076 東証プライム市場)
問合せ先 広 報 室 長 佐 藤 哲
(TEL 03-3249-6335)


当社子会社の位置情報デバイスが、
日本空港ビルデング株式会社と花岡車輌株式会社による
羽田空港での空港カート位置管理の実証実験に採用

当社子会社の株式会社 Social Area Networks(以下、「SocAN 社」)の位置情報デバイスが、
日本空港ビルデング株式会社と花岡車輌株式会社が羽田空港において共同で開始する位置管理対応
空港カート・屋内外位置管理システムの実証実験に採用されましたのでお知らせいたします。





1.SocAN 社の位置情報デバイスについて
SocAN 社は、自社開発したカード型位置情報デバイス「Jcard」を中心とした位置情報ソリュ
ーションの提供を行っております。上記「Jcard」は、厚さ 4 ㎜の携帯性の高いカード型デバイ
スに、LPWA と GPS の 2 つのモジュールを搭載し、屋外と屋内の両方の位置情報を一つのデバ
イスで測位できる製品です。工場や、物流倉庫等での人員の配置や作業の効率化を始め、様々な
位置情報活用のニーズに応えております。今回の実証実験においては、空港施設内のカートの位
置を管理し、運用を効率化するために、位置情報を捕捉する LPWA 通信端末及びゲートウェイ
部分を SocAN 社にて提供しております。


2.羽田空港での実証実験の概要
空港カートや台車・リフトを製造販売する花岡車輌株式会社(本社:東京都江東区 代表取締
役社長:花岡 徹)が、日本空港ビルデング株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼
COO:横田 信秋)と、空港内で利用されている空港カート等の位置管理を可能にすることで、
サービス向上及び将来的な労働力不足の解消を目指した実証実験を行います。
空港内に膨大な量が配置されているカートを適正に回収・配置するためには、カートの偏りを
把握する必要がありましたが、電源確保の問題や GPS で位置情報が補足しづらい屋内運用を実
現する必要があり、バッテリー交換の工数面やコスト面から実現できておりませんでした。
花岡車輌が SocAN 社と共同で開発した「ソーラービーコン搭載空港カート|PC-90」と「位
置・情報管理 IoT プラットフォーム|ARU」は、LPWA 搭載通信機器を使用することで低コス
トで屋内外の位置情報の把握が可能であると共に、ソーラー給電のため、カートの電源も不要と
なります。これにより、空港内の空港カートをバッテリー交換といった工数なくメンテナンスフ
リーで位置管理できるようにし、屋内の位置とフロア別でも個体の位置管理や偏りを把握できる
ようにすることで、適正配置を適宜判断できるようにすることが可能となります。



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3.SocAN 社の概要(2022 年 8 月 24 日現在)
(1) 名 称 株式会社 Social Area Networks
東京都中央区日本橋久松町 12 番 8 号 ドッドウエル BMS ビル
(2) 所 在 地
7F
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 森田高明
(4) 事 業 内 容 位置情報システムを始めとする IoT 製品の開発・販売
(5) 資 本 金 67,600 千円
(6) 設 立 年 月 日 2014 年 10 月 20 日
(7) 発 行 済 株 式 数 1,708 株
当社は、当該会社の株式 1,240 株(議決権所有割合 72.6%)を所
(8) 当該会社との関係
有しております。



4.今後の展開
本実証実験における検証結果を確認後、羽田空港内での本番実運用を開始する予定です。ま
た、花岡車輌との協業により引き続き他空港等への水平展開を図ると共に、今回の実績を基に
「Jcard」等の SocAN 社の位置情報ソリューションビジネスの更なる拡大を図って参ります。



以 上




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