ユーグレナクッキー配布数が累計1,000万食を突破!臨機応変な対応で、コロナ禍でも栄養問題解決への支援を継続

2020 年 9 月 30 日

ユーグレナクッキー配布数が累計 1,000 万食を突破!
臨機応変な対応で、コロナ禍でも栄養問題解決への支援を継続

株式会社ユーグレナ

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄
養素を持つ微細藻類ユーグレナ入りクッキー(以下「ユーグレナクッキー」)を無償で配布して栄養問題
の解決を目指す「ユーグレナ GENKI プログラム」において、ユーグレナクッキーの配布数が累計 1,000
万食を超えたことをお知らせします。




学校でユーグレナクッキーを配布する様子




ロックダウン中のダッカ スラム街でユーグレナクッキーを配布する様子
当社は、社長の出雲が学生時代に訪れたバングラデシュで、栄養失調に苦しむ子どもたちを目の当たり
にし、栄養問題を解決したいと決意したことをきっかけとして創業した会社です。
「なんとか彼らが、健
康に生活できるような栄養源をみつけたい」という思いで日本に戻った出雲が出会ったのが、豊富な栄
養素をバランスよく持つ微細藻類ユーグレナでした。


当社は、この創業のきっかけであるバングラデシュの子どもたちの栄養問題解決を目指して、2014 年
4月から「ユーグレナ GENKI プログラム」
(https://euglena.jp/genki/)を開始しました。バングラデシ
ュの子どもたちに特に不足している栄養素 1 日分を 1 食分で摂取できるユーグレナクッキーを、現地の
子どもたちに無償で配布しています。この「ユーグレナ GENKI プログラム」の活動は、ユーグレナ・グ
ループの全商品およびパートナー企業のプログラム対象商品をお買い上げいただいた際の売上の一部を
協賛金として充てることで運営しています※1。
※1 このほか 2017 年 9 月より、一部の小学校の子どもたちに関して、現地の NGO や学校の方々にユーグレナクッキー1 袋あた
り 4 円をご支援いただいています。




対象商品に入る「ユーグレナ GENKI プログラム」のロゴとバングラデシュで配布しているユーグレナクッキー



「ユーグレナ GENKI プログラム」では、通常時にはプログラム対象となっている学校にて、生徒にユ
ーグレナクッキーを配布してきましたが、これまで特別な支援が求められる事態に対して、臨機応変に
対応してきました。2017 年 12 月、ミャンマーからの難民であるロヒンギャ難民がバングラデシュで増
え始めた頃、当社の仲間※2 の自発的な意志に基づき、当社は 20 万食の特製ユーグレナクッキーをロヒン
ギャ難民の難民キャンプへ届けました※3。
2020 年春、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症拡大の影響でバングラデシュの学
校が休校になり、学校でのユーグレナクッキーの配布が困難になりました。さらに、長引く都市封鎖(ロ
ックダウン)の影響で、食料の不足や価格が高騰し、バングラデシュの人々はこれまで以上に食料へのア
クセスが困難となりました。その影響は所得が高くないスラム街で特に顕著となっており、現在でも一
部ロックダウンは継続しています。このような状況で、いま私たちは栄養問題を解決するという原点に
立ち返り、2020 年 6 月より、首都ダッカにてプログラム対象となっている学校に通う生徒たちの家庭が
多 く 含 ま れ る ス ラ ム 街 の 住 民 に 、 ユ ー グ レ ナ ク ッ キ ー 40 万 食 を 無 償 配 布 し ま し た
(https://www.euglena.jp/news/200616-2/)。
本年9月にはこの取り組みを継続し、米国の NGO であるオーバットヘルパーズ(OBAT Helpers)※4
と連携して、同団体が支援している学校の生徒への食料支援としてユーグレナクッキー10 万食を配布し
ました。これらの取り組みは栄養問題解決というプログラムの目的に沿って実施した緊急措置でしたが、
この取り組みでユーグレナクッキー配布数が累計 1,000 万食を突破することとなりました。
※2 ユーグレナ・グループでは、社員のことを同じ志をもった「仲間」と呼んでいます。

※3 この 20 万食は協賛金からの拠出では無いため、累計配布数 1,000 万食には含んでいません。

※4 OBAT Helpers は米国ベースの NGO で、バングラデシュにいるビハール人(パキスタンからの独立時に無国籍となった少数民族

の難民)を支援している団体。現在、ダッカ市内にある GENKI プログラムの対象校 4 校を運営。



当社は、今後も「ユーグレナ GENKI プログラム」を通じ、いかなる事態にも臨機応変に対応し、バン
グラデシュの子どもたちの栄養失調問題解決を目指した取り組みを継続しいきます。




【ユーグレナ GENKI プログラムの歩み】
2014 年 4 月:
首都ダッカの小学校にて、約 2,000 人のスラム地域に住む子どもたちを対象にユーグレナクッキーの
無償配布を開始。
2016 年 4 月:
プログラムの効果測定を行うため、血液検査・身体測定を開始。
2017 年 9 月:
プログラムの活動内容に賛同いただいた現地の NGO や小学校に、クッキー1 袋当たり 4 円を支援い
ただく新しい運営モデルを開始。
2017 年 12 月:
ロヒンギャ難民への食料支援として特製ユーグレナクッキー20 万食を配布。
2018 年 2 月:
バングラデシュ全国展開に向けた一歩として、ダッカ郊外の学校でもプログラム開始。
2019 年 4 月:
プログラム 5 周年を機に、プログラム対象商品をユーグレナ・グループ全商品に拡大。
2020 年 3 月:
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、現地の学校が休校。プログラム対象校の生徒たちは、初めて
長期間、ユーグレナクッキーの配布を受け取れない事態となる。
(注記)ただし、ユーグレナクッキーが校内在庫としてあったため、学内に生徒宿泊施設を持つ学校は在庫が無くなるまで支給。各学
校で生徒の登校日を決めて、ソーシャルディスタンスを保ちながら配布した実績あり。

2020 年 6 月~7 月:
都市封鎖(ロックダウン)などの影響で食料の不足と価格高騰に悩むダッカのスラム街住民に食料支援
としてユーグレナクッキー40 万食を配布(配布期間:6 月 11 日~7 月 5 日)。
この配布を以て累計 1,000 万食を突破しました。
(注記)40 万食は、休校開始となった 3 月 17 日から 5 月末までのユーグレナクッキー未配布分の全数量に相当する。

2020 年 9 月:
上記 40 万食配布時に協力を受けたオーバットヘルパーズ(OBAT Helpers)が運営する学校に通う生
徒に、食料支援としてユーグレナクッキー10 万食を配布(配布期間:9 月 5 日~9 月 25 日)※5。
※5 配布方法は、学校で配布日を設定し生徒に登校してもらい、校内で教師から直接手渡しでの配布。
2014-2020 年のユーグレナクッキー累計配布数グラフ
(GENKI プログラムは 2014 年 4 月に開始したため、ユーグレナクッキーの配布数の集計期間は毎年 4 月~翌 3 月の 1 年間で運用。
ただし、2019 年度分より当社の会計年度にあわせ、配布数の集計期間を前年 10 月~当年 9 月の 1 年間に変更)




<株式会社ユーグレナ>
2005 年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。
微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の
生産に向けた研究も行っています。また、2014 年より行っている、バングラデシュの子どもたちに豊富
な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナ GENKI プログラム」の対象商品を、2019 年
4 月より化粧品を含む全グループ商品に拡大。2012 年 12 月東証マザーズに上場。2014 年 12 月に東証一
部市場変更。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと
定義し、事業を展開。https://euglena.jp

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