富山大学 和漢医薬学総合研究所との共同研究の研究成果が、国際学術誌Chemistry & Biodiversityに掲載されました

2023 年 11 月 7 日

各 位
会 社 名 株式会社 AFC-HD アムスライフサイエンス
代表者名 代表取締役会長 淺山 雄彦
(コード:2927、東証スタンダード)
問合せ先 取締役会長室長 南方 茂穂
(TEL.0 5 4 - 2 8 1 - 5 2 3 8)

会 社 名 株式会社日本予防医学研究所
代表者名 代表取締役会長 浅山 忠彦
(AFC-HD グループ)


富山大学 和漢医薬学総合研究所との共同研究の研究成果が、
国際学術誌 Chemistry & Biodiversity に掲載されました

株式会社 AFC-HD アムスライフサイエンス(本社:静岡県静岡市、会長:淺山雄彦)
のグループ会社である株式会社日本予防医学研究所(本社:静岡県静岡市、会長:浅山
忠彦)は、富山大学 和漢医薬学総合研究所の森田洋行教授らの研究グループとの共同
研究において、ベトナム産ラン科植物 Galeola nudifolia(ガレオラヌディフォリア)の
果実には、アルツハイマー病などの認知症疾患に対する創薬ターゲットとされている
アセチルコリンエステルアーゼという酵素に対して阻害活性を示す化合物が含まれて
いることを科学的に示しましたので、お知らせいたします。
なお、この研究成果は国際学術誌 Chemistry & Biodiversity に掲載されました。


株式会社日本予防医学研究所は、富山大学 和漢医薬学総合研究所の森田洋行教授らの
研究グループとの共同研究により、この植物の果実がアセチルコリンエステラーゼに
対して阻害活性を示すことを見いだし、さらに、この果実には、活性は弱いものの、本酵素
に対して競合的阻害活性を示すフェノール性化合物や複合型阻害活性を示すフェノール性
化合物が含まれていることを明らかにしました。本植物の生物活性並びに生物活性成分に
関する報告はこれが最初になります。
この植物の果実のアルコール抽出液は、健康増進の目的で伝統的に使用されてきました
が、生物活性に関する科学的解析は全くなされていませんでした。今回の成分の発見に
より、機能性表示食品への転用が期待されます。


*学術誌掲載情報(https:// doi.org/10.1002/cbdv.202301482)
学術誌名:Chemistry & Biodiversity, In press. e202301482. (2023) DOI: 10.1002/cbdv.202301482.
タイトル: Phenolic derivatives with anti-acetylcholinesterase inhibitory activities from Galeola nudifolia in
Vietnam
著者:Kiep Minh Do, Yu Nakashima, Takeshi Kodama, Yuan-E Lee, Hien Minh Nguyen, Naotaka Ikumi,
Hiroyuki Morita.

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