富山大学 和漢医薬学総合研究所との共同研究の研究成果が、米国科学誌Phytochemistryに掲載されました

2022 年2月1日

各 位
会 社 名 株式会社 AFC-HD アムスライフサイエンス
代表者名 代表取締役会長 淺山 雄彦
(コード:2927、東証 JASDAQ)
問合せ先 取締役会長室長 南方 茂穂
(TEL.0 5 4 - 2 8 1 - 5 2 3 8)

会 社 名 株式会社日本予防医学研究所
代表者名 代表取締役会長 浅山 忠彦
(AFC-HD グループ)


富山大学 和漢医薬学総合研究所との共同研究の研究成果が、
米国科学誌 Phytochemistry に掲載されました


株式会社 AFC-HD アムスライフサイエンス(本社:静岡県静岡市、会長:淺山雄彦)
のグループ会社である株式会社日本予防医学研究所(本社:静岡県静岡市、会長:浅山
忠彦)は、富山大学 和漢医薬学総合研究所の森田洋行教授らの研究グループとの共同
研究において、ベトナム産ショウガ科植物に抗炎症活性がある可能性が高いことを、
初めて科学的に示しましたので、お知らせいたします。
なお、この研究成果は米国科学誌 Phytochemistry に掲載されました。


株式会社日本予防医学研究所は、富山大学 和漢医薬学総合研究所の森田洋行教授らの
研究グループとの共同研究により、 ベトナム産ショウガ科植物 Kaempferia marginata の根の
有機溶媒抽出液に、炎症モデル細胞の一酸化窒素の産生を抑制する活性があること、
そしてその抽出液にはピマラン型ジテルペノイドに分類される化合物が多数含まれ、 その
多くに炎症モデ ル細 胞の 一酸化 窒素 の産 生を抑制する活 性が あることを明ら かに
しました。
本植物の根は、ベトナムでは魚料理のスパイスとして広く用いられると同時に、その
アルコール抽出液は、筋肉痛・腰痛といった炎症を伴う痛みの緩和の目的で伝統的に使用
されてきましたが、炎症改善に関する科学的解析はなされていませんでした。細胞内に
おける一酸化窒素の産生は、 炎症の一つの指標であり、 その産生を抑制することは炎症の
緩和に繋がります。
このことから、今回の研究成果は本植物の根に抗炎症活性がある可能性が高いことを
科学的に初めて示したことになります。今回、本植物に抗炎症活性がある可能性が
高まったことにより、本植物の根の機能性食品や化粧品などへの応用が期待されます。

*学術誌掲載情報(https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0031942222000255)
学術誌名:Phytochemistry 196(2022)Article 113109.
タイトル:Marginols A-H,unprecedented pimarane diterpenoids from Kaempferia marginata and their
NO inhibitory activities
著者:Kiep Minh Do,Takeshi Kodama,Min-Kyoung Shin,Lien Huong Ton Nu,Hien Minh Nguyen,Son
Van Dang,Ken-ichi Shiokawa,Yoshihiro Hayakawa,Hiroyuki Morita.

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