卵白プロテインに関する九州大学との共同研究結果について

2022 年 8 月 26 日
各 位
会 社 名 イフジ産業株式会社
代表者名 代表取締役社⾧ 藤井 宗徳
(コード:2924:東証スタンダード・福証)
問合せ先 取締役経営企画部⾧ 原 敬
(TEL.092 938 4561)


卵白プロテインに関する九州大学との共同研究結果について

当社は、卵白プロテインについて、九州大学大学院農学研究院細胞制御工学研究室(片倉
教授)と共同研究を行いました。その研究成果として、卵白プロテインは速筋化を誘導する
効果があることが明らかとなりました。

■研究の背景・目的
卵白は、脂質がほとんどなく、タンパク質が多く含まれています。卵白のタンパク質は必
須アミノ酸のバランスが非常に良く、体内利用率が高い良質のたんぱく源と言われていま
す。
本研究では、当社製品である REVOPROⓇ EGG WHITE PROTEIN の主原料である卵白
プロテインとホエイ・プロテイン・アイソレート(以下、WPI)を用いて筋肉細胞を活性化
させ、その筋繊維タイプ変化に着目して実験を行い、 卵白プロテインの効果を明らかにする
ことを目的としました。

■研究内容と結果
卵白プロテインは筋肉細胞に対する分化誘導能と筋肉の速筋化を誘導する
サンプルは WPI と卵白プロテインを 100mL のリン酸緩衝生理食塩水 (以下、PBS)
にそれぞれ 15g 溶かしたものを使用し、 コントロールはPBSとしました。 C2C12 細胞
を 2 日毎に培地交換およびサンプル添加を行いながら分化誘導し、そこから5日間培養
後に RNA の抽出、回収をして RT-qPCR で内在性遺伝子の発現を測定しました。
その結果、分化関連遺伝子である MyoD と Myogenin の発現は卵白プロテインの方が
control およびWPIより増加しました。 このことから卵白プロテインには筋肉細胞に対
して分化誘導能を有することが明らかとなりました。 (表1・表2参照)
次に、遅筋マーカーである MyHCⅠの発現は卵白プロテインの方が control およびW
PIより発現が減少していました。 (表 3 参照)そして、速筋マーカーである MyHCⅡa,
Ⅱb,Ⅱx (表4・表5・表6参照)の発現は卵白プロテインの方がより増加していました。
つまり、卵白プロテインは筋肉の速筋化を誘導することが明らかとなりました。

(表1)MyoD (表2)Myogenin




*>.05 **>.01 ***>.001
(表3)MyHCⅠ (表4)MyHCⅡa




*>.05 **>.01 ***>.001


(表5)MyHCⅡb (表6)MyHCⅡx




*>.05 **>.01 ***>.001
【本件に関するお問い合わせ先】
イフジ産業株式会社 REVOPROⓇ 担当:尾川・原
TEL:050-3317-6402
Mail: info@revopro.jp




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