キユーピータイランドでマヨネーズ類を増産

No.77
2023 年 10 月 5 日
拡大するタイの国内需要と周辺エリアへの輸出に対応


キユーピータイランドでマヨネーズ類を増産
約 29 億円を投じ生産能力を 2 倍に増強、2025 年 1 月から新棟を稼働予定
キユーピー株式会社
キユーピー株式会社 (本社:東京都渋谷区、 代表取締役 社長執行役員:髙宮 満、
以下キユーピー)のグループ会社であるキユーピータイランド(KEWPIE (THAILAND)
CO., LTD.、タイ国)は、約 705 百万タイバーツ(約 29 億円※1)を投じ、工場にマ
ヨネーズ類を製造する新棟を建設し、生産能力を 2 倍に増強します。これによりタ
イ国内および急拡大する輸出需要への供給体制を強化し、事業展開を加速します。
新棟の稼働は 2025 年 1 月を予定しています。
キユーピーは 1987 年、現地企業
と合弁でタイに東南アジアで最初
の現地法人を設立しました。 2009 年
度からはキユーピータイランド※2
を連結対象とし、調味料、カット野
菜、卵加工品など、幅広い商品を製
造・販売しています。近年、キユー
ピータイランドではオセアニア地
域を中心にマヨネーズ類の輸出が
好調で、2022 年度の売上は 2019 年
度比で約 3 倍と急成長しています。
タイ国内の売上も、インバウンド需 新棟完成イメージ図(キユーピータイランド)
要の復活などを受け伸長していま
す。今回の投資は、今後も見込まれるタイ国内および輸出需要の拡大に向けた供給
体制の強化が目的です。タイを生産拠点の“ハブ”として、新規エリアの開拓や周
辺エリアへさらなる輸出の販売強化を図ります。
新棟ではグルテンフリーやプラントベースの商品にも対応し、多様なニーズに応
えていきます。また太陽光パネルを設置し、工場全体の再生可能エネルギーの割合
を約 25%(2022 年度実績)から約 35%(2025 年度予定)に引き上げます。同工場
では 2018 年から太陽光パネルを設置し、CO2 の排出削減に努めています※3 。また、
ボイラーにバイオマス燃料の「ヤシ殻」を使用
し、ヤシ殻の“灰”はアップサイクルでレンガ
に加工後、行政を通じて周辺地域の住宅用建材
に使用するなど、サーキュラーエコノミーの実
現に向けた独自の取り組みも進めています※4 。

キユーピーは今後も、世界の各拠点における
事業活動と周辺エリアへの輸出を通して、世界
キユーピータイランド工場敷地内の貯水池に の食と健康に貢献していきます。
設置された水上太陽光パネル
※1 2023年9月末時点の為替レートで計算
※2 1994年4月にタイの提携先であるサハ・パタナ社と共同で、キユーピータイランドの前身となる合弁会社を設立
しました。
※3 キユーピーアヲハタニュース 2023年 No.3 参照
※4 キユーピーグループ オフィシャルブログ 2022年12月 「KEWPIE Block Brick from palm shell ash」 参照


新棟の概要は以下の通りです。
工場名・所在地 キユーピータイランド工場(タイ国 ラーチャブリー県)

投資額 約 705 百万タイバーツ(約 29 億円※1)

主な生産品目 タイ国内および輸出用のマヨネーズ類
年間約 18,000t
生産能力
(既存棟の 18,000tと合計すると年間約 36,000t)
稼働開始 2025 年 1 月を予定




【生産品目例】
(左から)
キユーピー マヨネーズ ジャパニーズスタイル (タイ国内家庭用)
キユーピー マヨネーズ マイルドタイプ (タイ国内家庭用)
キユーピー マヨネーズ (輸出商品一例、オーストラリア家庭用)



【参考:KEWPIE (THAILAND) CO., LTD.概要】
社名 KEWPIE (THAILAND) CO., LTD.

事業内容 調味料、食酢、サラダ、調理食品の製造・販売

設立 1994 年 4 月※2

本社所在地 タイ国 バンコク都

資本金 268 百万タイバーツ

決算期 12 月 31 日


本件に関するお問い合わせ先
キユーピー株式会社 広報・グループコミュニケーション室 稲垣・室塚
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 1-4-13
TEL:03-3486-3051 FAX:03-3486-6150 E-mail:pr@kewpie.co.jp
※キユーピーのユは大文字を使用しています




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