アルフレッサ株式会社による株式会社遺伝子治療研究所との資本提携について

2020 年 6 月 23 日
各 位
会 社 名 アルフレッサ ホールディングス株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 久保 泰三
(コード番 号 2784 東 証一 部 )
問 合 せ先 執 行 役 員 コーポレートコミュニケーション部 長 根本 壮一
(TEL:03-5219-5102)


アルフレッサ株式会社による
株式会社遺伝子治療研究所との資本提携について

当社の子会社であるアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福神雄介、
以下「アルフレッサ」といいます)は、株式会社遺伝子治療研究所(本社:神奈川県川崎市、代表取締
役:浅井克仁、以下「遺伝子治療研究所」といいます)が実施する第三者割当増資の一部を引受いた
しましたので、下記のとおりお知らせいたします。





1.提携の背景と目的
遺伝子治療とは、疾病の治療または予防を目的として、遺伝子や遺伝子を導入した細胞を人の体
内に投与する行為などをいいます。治療法としては、標的細胞に目的遺伝子を導入し、導入遺伝子の
発現により病態を改善させる方法等があります。現在、世界中で様々な遺伝子治療の技術が開発さ
れ実際の治療に活かされており、日本においても保険適用された遺伝子治療薬が実際の臨床の場
で使用され始めています。これから本格化する遺伝子治療の時代において、アデノ随伴ウイルス(以
下「AAV」といいます)※は目的となる遺伝子の運び役(ベクター)として安全性や持続性、ヒトの様々な
組織への遺伝子導入性に優れており、難病や希少疾患の治療への適用が期待され世界的に注目を
集めています。
遺伝子治療研究所は、日本発の遺伝子治療技術の研究開発及び治療薬の開発、製造などを行う
企業です。AAV を遺伝子治療用ベクター(以下、「AAV ベクター」といいます)として利用することで、こ
れまで効果的な治療方法のなかった難病に対する新たな遺伝子治療を普及させることを目的に設立
されました。
遺伝子治療研究所が開発を進めている AAV ベクターは、安全性が高い上に、神経細胞や肝細胞
などへの遺伝子発現効率が高い特徴を持ち、長期的、持続的に発現させる事も可能です。これまで
十分な治療方法がなかった孤発性筋萎縮性側索硬化症などの難病や希少疾患に対する新たな治療



方法として利用されることで、患者様の苦痛を和らげる一助となることが期待されております。
アルフレッサグループは、「19-21 中期経営計画 さらなる成長への挑戦 ~健康とともに、地域と
ともに~」において、グループ経営方針として「事業モデルの変革」を掲げており、成長分野への積極
的な投資により事業領域の拡大を目指しております。
アルフレッサは今回の遺伝子治療研究所との資本提携を通じて、同社の AAV ベクターの製品化を
支援するだけでなく、アルフレッサの殿町再生医療流通ステーションを活用して、AAV ベクターの輸送
手法の構築と流通支援でも協力してまいります。


※ アデノ随伴ウイルス(AAV): 非病原性、自己複製能を有さない、染色体に組込まれる可能性が
極めて低い、などの特徴をもつ安全性の高いウイルス


2.資本提携の内容(第三者割当増資の一部引き受け)
新たに取得する相手方の株式の数 100 株
発行済株式数に対する割合 1.69%


3.提携会社の概要
(1)名称 株式会社遺伝子治療研究所
(2)本店所在地 神奈川県川崎市川崎区殿町 3-25-22
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 浅井 克仁
(4)事業内容 遺伝子治療技術の研究開発及び治療薬の開発、製造
(5)資本金 3 億 8,750 万円(2020 年 5 月現在)
(6)設立年月日 2014 年 5 月 16 日
資本関係 該当事項はありません。
(7)上場会社と当該会社との
人的関係 該当事項はありません。
間の関係
取引関係 該当事項はありません。


以上





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