子会社における郡山物流センターの稼働について

2020年9月23日
各 位
会 社 名 アルフレッサ ホールディングス株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 荒川 隆治
(コード番 号 2784 東 証一 部 )
問 合 せ先 執 行 役 員 コーポレートコミュニケーション部 長 根本 壮一
(TEL:03-5219-5102)


子会社における郡山物流センターの稼働について
~災害に強い、最新鋭の医薬品物流拠点が稼働~

当社の子会社である東北アルフレッサ株式会社(本社:福島県郡山市、代表取締役社長:川島啓
嗣、以下「東北アルフレッサ」といいます)が、本日、「郡山物流センター」を稼働いたしましたので、
下記の通りお知らせいたします。





1.開設の趣旨
アルフレッサグループは、「19-21 中期経営計画 さらなる成長への挑戦 ~健康とともに、地域と
ともに~」において、医療用医薬品等卸売事業の重点施策として、グループ物流の「高度化」、「効
率化」と「標準化」を推進しています。
東北アルフレッサが本日稼働した「郡山物流センター」は、東北地方の交通・物流の要所である
福島県郡山市に、南東北エリアにおける最新鋭の物流拠点として開設いたしました。同センターは
GDPガイドラインに準拠し、約2万7千品目の豊富な在庫を有しています。また免震構造の採用や72
時間稼働の非常用発電機の設置、建物屋上のヘリポートの設置等により、大規模災害時でも安定
的な医薬品供給が可能なだけではなく、営業エリアを超えた緊急対応も可能となっています。
東北アルフレッサは同センターを東北地方における物流の中核拠点として活用することで、今後も
地域医療に貢献していきます。





2.施設の概要
(1)名 称 郡山物流センター
(2)所 在 地 福島県郡山市喜久田町字松ヶ作 15-1
(3)敷地面積 20,345 ㎡ (6,153 坪)
(4)建築面積 6,272 ㎡ (1,897 坪)
(5)延床面積 18,126 ㎡ (5,483 坪)
(6)構 造 鉄骨造 3 階建
(7)保管品目 27,000 品目


3.センターの特徴
(1)PIC/S GDP※1 準拠
PIC/S GDP に準拠し、全ての入出荷口にドックシェルターや二重シャッターを設置しています。
また空調設備のバックアップ機能や、防虫・防鼠対策など、厳格な温度管理と衛生管理を行って
います。
(2)高精度、高生産性を実現する最新鋭の出荷システム
デジタル・アソート・システム(DAS)※2 を導入し、仕分け精度の向上や、付帯作業の軽減による
生産性の向上を実現しています。
(3)セキュリティシステム
安心、安全な医薬品を確実にお届けするため、施設内の全ての環境をモニタリングする中央監
視システムを整備しております。また感染症対策として体表温度計測サーマルカメラを配備して
います。
(4)BCP 体制
自動倉庫は免震構造を採用しております。72 時間稼働する大型非常用発電機を常設するほか、
敷地内には給油スタンドを設け、災害時の発電機および配送用車両への燃料を確保していま
す。さらに物流センターの屋上にヘリポートも設置し、大規模災害発生時に営業エリア外への医
薬品供給も可能な体制としています。
(5)アクセスの良いロケーション
交通・物流の要所である福島県郡山市で、東北自動車道へのアクセスも良い場所に位置して
おり、東北地方の営業エリアへの安定的な医薬品配送体制を構築しています。


4.設備投資額
総額 68 億円(土地、建物、物流機器等)


5.カバーエリア
福島県、宮城県、山形県





6.出荷能力
100 億円/月


※1 PIC/S GDP (The Pharmaceutical Inspection Convention and Pharmaceutical Inspection Co-
operation Scheme Good Distribution Practice ): 医薬品の流通過程における温度管理、衛生管理、
各種手順書等の作成等に関する国際基準
※2 デジタル・アソート・システム(DAS):商品のバーコードをスキャンすることにより、検品と同時にお届
け先のオリコン投入ゲートが開き、ミスなく商品を仕分けることができる機能


以 上




郡山物流センター外観





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