アルフレッサ株式会社とヤマトロジスティクス株式会社による遠隔処方領域における相互協力に関する合意について

2020 年 6 月 26 日
各 位
会 社 名 アルフレッサ ホールディングス株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 荒川 隆治
(コード番 号 2784 東 証一 部 )
問 合 せ先 執 行 役 員 コーポレートコミュニケーション部 長 根本 壮一
(TEL:03-5219-5102)


アルフレッサ株式会社とヤマトロジスティクス株式会社による
遠隔処方領域における相互協力に関する合意について

当社の子会社であるアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福神雄介、
以下「アルフレッサ」といいます)と、ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取
締役社長:長尾裕、以下「ヤマトホールディングス」といいます)傘下のヤマトロジスティクス株式会社
(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小菅泰治、以下「ヤマトロジスティクス」といいます)は、遠隔
処方領域における調剤薬局向けサービス開発の共同研究や営業支援等について本日、合意いたし
ましたので、下記のとおりお知らせいたします。





1.背景および目的
現在、国内外で新型コロナウイルス感染症が、医療提供体制に大きな影響を与えています。そうし
た中で、遠隔医療等の分野では、規制緩和等も含めて、急速な変化が予想されております。こうした
医療提供体制の変化に備えて、新しいニーズに沿った、安心・安全で確実な医薬品流通ネットワーク
を構築することは、重要な社会的課題であると両社は認識しています。
これまで、アルフレッサとヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、
代表取締役社長:栗栖利蔵、以下「ヤマト運輸」といいます)は、2019 年 1 月に「医薬品流通研究会」を
共同設立し、この研究会を母体として、今後の医療提供体制への対応や労働力不足等の社会課題へ
の対応について検討してまいりました。そして、2019 年 9 月には「調剤薬局向け在宅医療支援サービ
ス」を共同開発し、その後も病院や調剤薬局、患者様および地域の皆様に貢献できるサービスの検
討を続けてまいりました。
この度、アルフレッサと、ヤマトグループにおいて法人顧客への物流ソリューションを担うヤマトロジ
スティクスは、両社が持つ経営リソースやノウハウを融合・活用した新しい医薬品流通ネットワークの
早期確立の実現により、病院や調剤薬局、患者様および地域の皆さまに貢献していくことで基本合意
いたしました。



2.基本合意の内容
両社は以下について協力してまいります。


(1)ヤマトグループは調剤薬局から患者様への処方薬の配送に関する、資材調達から配達、各種
決済までをトータルにサポートするソリューションを提供します。アルフレッサは自らの医薬品流通
ネットワークの活用により、調剤薬局を対象としてこのソリューションをご紹介いたします。


(2)遠隔処方領域におけるソリューションの更なる価値向上を目指して、両社の経営リソースおよび
ノウハウを活用し、調剤薬局内のオペレーションの改善や品質維持、利便性向上を目的とした宅
配用専用資材などの共同研究を実施いたします。


(3)遠隔処方領域における市場変化を見据えて、新たなビジネスモデルの構築についての共同研
究を実施いたします。


3.今後について
今後、遠隔処方及びオンライン診療の利便性を向上し、病院や調剤薬局、患者様および地域の皆
様に貢献できる多様なサービスの検討・開発を引き続き行ってまいります。


4.その他
「ヤマトグループ調剤薬局向けソリューション」専用サイトの開設
ヤマト運輸のホームページ内に調剤薬局向け専用サイトを本日(6 月 26 日)開設いたしました。サ
イト内では、遠隔処方に関連するヤマトグループが提供する各種物流サービス(配送サービス・決済
サービス)や梱包資材、業務サポートシステムの紹介など、調剤薬局での物流に関わる役立つ情報を
お伝えしていきます。また、専用フォームからのお問い合わせも受け付けていますので、是非ご活用
いただければと考えています。
URL:http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/business/pharmacy




【ヤマトロジスティクス株式会社について】
ヤマトロジスティクスは、全国 100 拠点を超える倉庫や宅急便で培った高度な輸配送ネットワークを活
用し、大規模法人顧客を中心に、様々な業界・業種にあわせたロジスティクスソリューションを提供し
ています。





【用語解説】

遠隔医療 :情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為をいいます*1

オンライン診療 :遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い

診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムで行う行為をいいます*2

現在は新型コロナの影響でICTシステムを使わず、電話で遠隔診療が出来る様になっていま

す(電話や FAX)



遠隔処方 :情報通信機器等の活用によって、薬局に行かずに医薬品を処方し、自宅で受け取ることを

「遠隔処方」として定義し記載しています

遠隔処方領域 :遠隔処方における調剤薬局から患者個人までの事業領域を「遠隔処方領域」として定義し

記載しています



*1. 出典:厚生労働省 「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(平成 30 年 3 月)

*2. 出典:総務省 「遠隔医療モデル参考書 – オンライン診療版- 」(令和 2 年 5 月)




【参考】
2019 年 1 月 16 日
「アルフレッサ株式会社とヤマト運輸株式会社による研究会の立ち上げについて」
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2784/tdnet/1663381/00.pdf


2019 年 9 月 26 日
「アルフレッサ株式会社とヤマト運輸株式会社による「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」の共
同開発について」
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2784/tdnet/1753285/00.pdf




以 上





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