アルフレッサ株式会社による東京医科歯科大学との共同研究について

2021 年 11 月 17 日
各 位

会 社 名 ア ル フレッ サ ホー ルデ ィン グ ス株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 荒川 隆治
(コード番号2784 東証一部)
問 合 せ先 執行役員 コーポレートコミュニケーション部長 羽野 和明
(TEL:03-5219-5102)

アルフレッサ株式会社による東京医科歯科大学との共同研究について
~個別化医療支援プラットフォーム「NOVUMN」の機能拡充による
医療機関の更なる利便性向上と業務効率化を目指す~

当社の子会社であるアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福神雄介、
以下「アルフレッサ」といいます)は、国立大学法人 東京医科歯科大学と個別化医療支援プラットフォ
ーム「NOVUMN(ノヴァム)※1」の医療機関における更なる利便性向上と業務効率化を目的として、共
同研究を実施いたしておりますので、下記のとおりお知らせいたします。




1.背景と目的
アルフレッサとPHC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森本恭史、以下「PHC」といい
ます)および富士通 Japan 株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:砂田敬之、以下「富士通
Japan」といいます)の 3 社は、RFID※2、クラウド型インフラ基盤および IoT※3 技術等を活用した個別化医
療支援プラットフォーム「NOVUMN」 を共同開発し、医療機関に対する商用サービスの提供を行って
おります。
このたびアルフレッサは、東京医科歯科大学病院の電子カルテシステム(富士通 Japan 製)と
「NOVUMN」 のデータ連携を進め、投与スケジュール入力の自動化や、患者様の投与スケジュール
(投与日、投与量等)の変更の自動取り込み、レジメン情報として院内投与の注射薬と院外処方の内服
薬の情報の紐づけ表記など、機能の拡充を目指します。

2.東京医科歯科大学との共同研究概要
研究期間 : 2021 年 3 月 15 日から 2022 年 3 月 31 日(第一期)
研究題目 : 個別化医療支援プラットフォーム「NOVUMN」と電子カルテシステムのインターフェース
構築による保冷医薬品に対する調剤業務効率化についての実証実験
研究目的 : 医療機関における「NOVUMN」の利便性向上と業務効率化
研究内容 : 「NOVUMN」導入施設において、運用上発生する医薬品投与スケジュールの手入力を、
電子カルテシステムとのデータ連携による自動化で医療機関の業務効率化を図るべく、
インターフェースの開発および検証を行う
【個別化医療支援プラットフォーム「NOVUMN」について】
NOVUMN は、微細・微小な温度等の変化によって有効成分が変質してしまう可能性のある特殊医
薬品に関して、製品流通の全ての段階にわたる厳格な温度管理や、医薬品一つひとつのトレーサビリ
ティ※4 の把握に加え、医薬品卸売企業や医療機関における特殊医薬品のより適切な在庫管理機能等
を実現しています。こうした機能を通じ特殊医薬品のサプライチェーン全体の最適化を図ることを目的
としています。また、アルフレッサは、NOVUMN の普及を通してこの目的の実現を目指すため、
NOVUMN のサービスを利用する医薬品卸売企業 22 社※5、PHCおよび富士通 Japan※6 と共に、2021
年 3 月 1 日に「個別化医療・医薬品トレーサビリティ協議会」を設立しております。

※1 NOVUMN:アルフレッサ株式会社が商標登録出願中
※2 RFID:ID 情報を埋め込んだ RF タグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)
の無線通信によって情報をやりとりするもの
※3 IoT (Internet of Things):身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながる仕組み
※4 トレーサビリティ:物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態
※5 現在は医薬品卸売企業23 社が参画しております
※6 PHC及び富士通Japan は賛助会員として協議会の運営を支援いたします


図 1 個別化医療支援プラットフォーム「NOVUMN」のロゴ




図 2 個別化医療支援プラットフォーム「NOVUMN」のイメージ図




以上

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