再生可能エネルギーの普及促進に向けた「系統用蓄電池」事業への参入について

2023年7月7日
各 位
株 式 会 社 サーラコーポレーション
(コード番号 2734 東証プライム・名証プレミア)




本日、当社は下記プレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。







プレスリリース資料(別紙)
~地域における脱炭素社会の実現を目指して~
再生可能エネルギーの普及促進に向けた「系統用蓄電池」事業への参入について

以 上




【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社サーラコーポレーション 総務部総務グループ TEL:0532-51-1182
報道関係各位
2023 年 7 月 7 日
株式会社サーラコーポレーション


~地域における脱炭素社会の実現を目指して~
再生可能エネルギーの普及促進に向けた「系統用蓄電池」事業への参入について

当社子会社でエネルギー事業を行うサーラエナジー株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社⻑:
鈴⽊ 敬太郎、以下「同社」)は、2026年春の運転開始を目指し、静岡県内では初となる系統⽤蓄電池※1
を静岡県浜松市内に導⼊※2いたします。


当社グループでは、地域における脱炭素社会の実現を重要な課題と捉え、お客さま先を含むサプライチ
ェーン全体での2050年のカーボンニュートラル実現を⽬指しています。当社の第5次中期経営計画におい
ては、2025年の目標値として「自社の事業活動から発生するCO₂削減量△5,000t、お客さま先におけるCO₂
削減貢献量△55,000t(いずれも2021年比)」を目標値に掲げ、低炭素化さらには脱炭素化に向けた取り組
みを積極的に進めています。
今回の取り組みは、同社の電力事業の柱のひとつとして実施するものです。近年、太陽光や⾵⼒などの
再⽣可能エネルギーの利活用が拡大する中、気象条件等により⼤きく変動する発電量の調整⼒として蓄
電システムの重要性が高まっています。そうした背景を踏まえ、地域の再⽣可能エネルギーの導⼊促進
に貢献するとともに、設置場所である浜松市が掲げる「太陽光発電導⼊量⽇本⼀」のサポートとなること
を目指し、再生可能エネルギーの弱点を補い、地域全体としての電力系統の効率化・安定化に貢献できる
系統⽤蓄電池の導⼊を決定いたしました。
同社はこれまでも、地域のカーボンニュートラルの実現に向けて「豊橋市が有する地区市⺠館など15施
設に太陽光発電設備及び蓄電池を設置し、運⽤・保守・管理を実施するPPA※3サービスの提供」、「国内
カーディーラー初となる電気・ガスからのCO₂排出量実質ゼロ店舗(アウディ浜松)の実現」など、再⽣
可能エネルギーの導⼊を推進してまいりました。また、一般家庭向けのサービスとして、ご家庭のCO₂排出
量や水道光熱費を“見える化”し、最適なCO₂や水道光熱費の削減対策を提案する診断サービス「エコスマ
診断」※4も開始しています。


今後も当社グループは、地域のお客さまの低炭素化、脱炭素化の取り組みを積極的にサポートするとと
もに、地域のカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

※1 系統⽤蓄電池:蓄電池を電⼒系統に直接接続して充放電を行うもの。太陽光発電等の再⽣可能エネルギーが余った時には充電し、
夜間など電⼒不⾜時に放電することで、再⽣可能エネルギーの出⼒変動に対する需給を調整し、電⼒の安定供給への貢献が可能です
※2 資源エネルギー庁の「令和 4 年度補正再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金(系統用
蓄電システム・水電解装置導入支援事業)
」における補助⾦を活⽤して導⼊します
※3 PPA(Power Purchase Agreement:電⼒購⼊契約)
:設備設置事業者(PPA 事業者)が施設に太陽光発電設備を設置し、施設側
は設備で発電した電気を購⼊する契約のこと。第三者所有モデルや屋根貸し⾃家消費型モデルとも呼ばれ、施設所有者は設備を
所有しないため、初期費⽤の負担や設備の維持管理をすることなく、再⽣可能エネルギーの電気を使⽤することが可能です
※4 エコスマ診断:お客さま宅の電気やガスなどの光熱費に加え、住まいや暮らし方などについて当社の担当者が問診した結果を、
独自開発した診断ツール「エコスマ診断」に入力することで、お客さま宅の CO2 排出量や水道光熱費を“見える化”するとともに、お客
さま毎の最適な CO2 削減対策や水道光熱費削減対策を提案するサービスです(6 月 30 日サーラエナジーよりお知らせ済)




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系統⽤蓄電池の概要
名 称 サーラ浜松蓄電所(SALA Hamamatsu Storage Station)
設 置 場 所 静岡県浜松市東区西塚町 200 番地(サーラエナジー浜松供給センター内)
蓄電池種別 日本ガイシ株式会社 NAS 🄬🄬電池
出 力 11,400kW
容 量 69,600kWh(直流換算)
運 転 開 始 2026 年春頃(予定)(2023 年 7 月 6 日着工)


「サーラ浜松蓄電所」系統⽤蓄電池(コンテナ型NAS 🄬🄬電池)設置イメージ




サーラエナジーの取り組みイメージ




-------- 本件に関するお問合せ先 -------------------------------------------------------------------------
株式会社サーラコーポレーション 総務部総務グループ TEL:0532-51-1182

以 上




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【参考資料】

~地域における脱炭素社会の実現を目指して~
再生可能エネルギーの普及促進に向けた
「系統用蓄電池」事業への参入について



(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている数値計画等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の
前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異な
る可能性があります。
「系統用蓄電池」事業への参入の目的

「系統用蓄電池」事業への参入の目的~再生可能エネルギーの効率利用~
近年、太陽光や⾵⼒などの再⽣可能エネルギーの利活用が拡大する中、一部の電力事業者では太陽
光・風力発電の出力制限を行うなど、気象条件等により⼤きく変動する発電量の調整⼒として蓄電シ
ステムの重要性が高まっています。そうした背景を踏まえ、地域の再⽣可能エネルギーの導⼊促進と、
再生可能エネルギーの弱点を補い、地域全体としての電力系統の効率化・安定化に貢献するために、
今般の「系統用蓄電池」事業への参入を決定しました。設置場所である浜松市が掲げる「太陽光発電
導⼊量⽇本⼀」のサポートとなることを目指します。


サーラ浜松蓄電所
名 称
(SALA Hamamatsu Storage Station)
静岡県浜松市東区西塚町200番地
設 置 場 所
(サーラエナジー㈱浜松供給センター内)

蓄電池種別 日本ガイシ株式会社NAS🄬🄬電池

出 力 11,400kW
容 量 69,600kWh(直流換算)
運 転 開 始 2026年春頃予定(2023年7月6日着工)

※系統⽤蓄電池:蓄電池を電⼒系統に直接接続して充放電
を⾏うもの。太陽光発電等の再⽣可能エネルギーが余った
時には充電し、夜間などの電⼒不⾜時に放電することで、
再⽣可能エネルギーの出⼒変動に対する需給を調整し、電
⼒の安定供給への貢献が可能。



「サーラ浜松蓄電所」系統⽤蓄電池(コンテナ型NAS🄬🄬電池)設置イメージ図
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【参考】第5次中期経営計画における成長投資目標

 成長投資目標 成長投資

150億円
第5次中期経営計画(2023年11月期~25年11月期)では通常の
設備投資年間約50億円に加えて、2030年ビジョン実現に向け、 合計
3年間で新たな成長に向けた将来投資を積極的に行う。

新分野への投資(蓄電所・蓄電池・PPA等の電力事業、新しい形態の拠点など) 70億円
DX投資(業務プロセス改革、お客さまサービス向上) 30億円
人材投資(社員が成長・活躍できる環境づくり) 30億円
M&A投資(エネルギー、エンジニアリング、暮らし・住まい) 20億円

【電力事業について】

電力小売事業 発電事業 蓄電事業
●2015年1月 ●2016年6月

サーラeエナジー㈱設立 サーラeパワー㈱設立
今回の取組み
●お客さま数 約70,000件 ●2019年7月 稼働開始
(2023年5月末現在)
●発電能力:22,100KW
一般家庭の約4万世帯分

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【参考】カーボンニュートラル推進に向けた達成目標

 サーラグループのカーボンニュートラルビジョン
地域における脱炭素社会の実現を事業の成長機会と捉え、お客さま先を含 ソリューション
むサプライチェーン全体での2050年カーボンニュートラル実現を目指す。2030 暮らしのサーラ
年時点では、自社の事業活動から発生するCO₂削減量を2021年比で50 高効率ガス機器の提案
(エコジョーズ、エネファーム等)
%削減する。 今回の系統用 お客さまのカーボンニュートラル提案
蓄電池の取組み (太陽光、燃料電池、蓄電池、V2H充電器、ZEH)



エネルギー 行政連携 ビジネスのサーラ
ガスの低炭素化の推進(天然ガスシフト・LPガスシフト) 市民電力・マイクログリッドの展開 高効率・省エネガス空調機器提案
カーボンニュートラルガス(オフセット) 地域行政と連携した取組み
お客さまのカーボンニュートラル提案
電力の販売拡大、カーボンニュートラル電気 EVシェアリング (太陽光、燃料電池、蓄電池、ZEB)

エネルギーマネジメント(VPP・DR) スマートシティの展開 ファシリティサービス、省エネ機器提案、
エネルギー診断、エネルギーロス削減
再エネ電源(太陽光・バイオマス)

地域産業・地域企業との連携
事業活動におけるカーボンニュートラル
技術革新・環境活動 (農業) ソーラーシェアリング
事業活動で使用するエネルギーのカーボン
CCS・CCUS(CO₂吸収貯蔵利用) 省エネ機器・自動化の提案 ニュートラル、太陽光発電等の設置
(産業)
CO₂回収利用の提案
水素の製造方法や利活用の研究 省エネ機器(LED照明等)導入の推進
畜産・動物病院への太陽光・
(畜産)
植林活動によるCO₂削減 カーボンニュートラル電気提案 社用車のEV化の推進




 2025年を最終年度とする第5次中期経営計画では 【2025年の達成目標】

カーボンニュートラルを新たな事業成長の重点戦略に 自社の事業活動から発生するCO₂削減量
 カーライフサポートセグメントにおける店舗のカーボンニュートラル化 目標値 △5,000t(2021年比)
 モビリティと住まいのカーボンニュートラル起点によるサービスの融合 お客さま先におけるCO₂削減貢献量
 動物病院などグループ取引先へのカーボンニュートラル提案など 目標値 △55,000t(2021年比)
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【参考】カーボンニュートラル推進に向けた最近の取組み

 豊橋市が有する地区市⺠館など15施設に太陽光発電  国内カーディーラー初となる電気・ガスからのCO₂排
設備及び蓄電池を設置し、運⽤・保守・管理を実施す 出量実質ゼロ店舗(アウディ浜松)の実現(2023
るPPAサービスの契約・提供(2022年3月) 年1月)




※加えて、フォルクスワーゲン浜松・浜松西・浜松整備工場についても7月中に
CO₂排出量実質ゼロ店舗に移行予定

 省エネ・環境性能にすぐれた LCCM 住宅/ZEH 基  サーラの「エコスマ診断」サービス開始(2023年7月)
準に標準対応「SINKA(シンカ)」シリーズを販売 お客さま宅のCO₂排出量や水道光熱費を“見える化”するとともに、
開始(2023年6月) お客さまごとの最適なCO₂削減対策や水道光熱費削減対策を提
案するサービス。
未来の基準を
先取り!




対面版 WEB版


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【参考】今後のサーラエナジーの取組みイメージ




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