ベクターHDが広東天枢新能源科技有限公司とEV充電設備に係る業務に関する提携契約を締結

PRESS RELEASE

2023 年 10 月 12 日
株式会社ベクターホールディングス
(コード番号:2656)




ベクターHD が広東天枢新能源科技有限公司と
EV 充電設備に係る業務に関する提携契約を締結

株式会社ベクターホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:渡邊 正
輝、以下:ベクターHD) は、广东天枢新能源科技有限公司(日本語表記:広東天枢新能源
科技有限公司、以下:INFORE・Tianshu 社)と、同社が製造する EV 充電設備に係る業
務に関する提携契約を締結いたしました。
ベクターHD は、今後日本市場において、EV 充電器の仕様を確定し、CHAdeMO※1 お
よび JARI※2 の認証取得をし、
「VECTOR CHARGE」のブランドで、2024 年 4 月を目途
に販売を開始する予定です。




【調印式】 月 12 日ベクターホールディングス本社にて・
10 (左)INFORE・Tianshu 社 総経理 劉 永、

(右)株式会社ベクターホールディングス代表取締役副社長 加藤 彰宏
【提携の背景】
日本政府は環境保護と持続可能性の観点から、2050 年までにカーボン・ニュートラルを
達成することを宣言しました。この実現に向けた取組みの一環として、電気自動車(EV)
の普及を大きく推進し、導入を後押しするため、充電ステーションの整備への支援を強化す
ることで充電インフラの整備を加速させ、2035 年までに新車販売のすべてが電気自動車と
ハイブリッド電気自動車に制限される計画を掲げています。
この政策のもと、日本全国で充電の便益性を高めるため、EV 充電設備を急速に増やして
います。EV 充電設備設置目標を現在の設置数 3 万基から 2030 年までに 30 万口に倍増す
る案を提示し、そのために約 175 億円の補助金を充て、充電ステーションの整備を促進し
ています。


【ベクターホールディングス】
ベクターHD は、既存事業である ICT 事業においては、インターネットビジネスを通じ
てイノベーションと繁栄を創造し、デジタル技術の力で、人々の生活を向上させ、持続可能
な社会を築くことに努めています。また、再生可能エネルギー事業において、環境配慮商品
の取扱いや、サステナブル投融資等を通じて、脱炭素化、環境負荷の軽減に取組み、気候変
動や資源枯渇などの課題に対処し、地球環境保護に貢献するとともに、企業支援、M&A コ
ンサルティングを通じて未来の人材、企業を育成しています。
世界が直面する気候変動や資源枯渇といった課題に対処し、持続可能な経済と社会シス
テムを実現するため、ベクターHD ビジョン「未来につなぐ使命」を掲げ、サステナビリテ
ィ経営の理念に基づいて経営資源を最大限に活用し、地球環境の問題に取組むリーディン
グカンパニーとして信頼される企業を目指しています。


【INFORE・Tianshu 社】
INFORE・Tianshu 社(https://gd-tianshu.com/)は、東芝ライフスタイル株式会社を子
会社とする中国の美的集団有限公司(深圳証券取引所上場 証券コード 000333)の創業者
一族が経営する、盈峰环境科技集团(INFORE グループ:深圳証券取引所上場 証券コー
ド 000967)の中核企業です。INFORE グループのエネルギーサービス分野で活動し、優れ
た科学技術を駆使して独立したイノベーションと研究を行っています。INFORE・Tianshu
社の製品ラインナップには、柔軟性とインテリジェンスを備えた充電装置、統合ストレージ
と充電メインフレーム、多機能高速メンテナンス車両、EV バッテリーの検出装置、車両、
エネルギー監視と運用のためのクラウドブレインプラットフォームなどの主要な製品が含
まれています。また、中国全土に充電インフラを展開する一方で、エネルギー効率の監視、
EV バッテリーのオンライン監視と診断、EV バッテリー残存価値のカスケード利用、
V2G/B2G ベースのマイクログリッドなどの製品とサービスを提供しています。
INFORE・Tianshu 社は、2022 年の EV 充電器スタンドの中国における出荷台数は約
2万基以上(AC、DC 合計)、8628 基の EV 充電スタンドを自社管理し、業界で主導的な
地位を占めています。
【提携内容】
ベクターHD は、同社が 2023 年 5 月 22 日のプレスリリース「株式会社ベクター、
UNIPLAT とのビジネスパートナーシップで日本のブロックチェーンサービススキームと
海外企業の日本進出サポートエコシステムを構築」にて発表のとおり、Unify Platform
AG が運営する 127 ヶ国からのメンバーが参加する起業家および研究者を支援するオンラ
インプラットホーム『UNIPLAT』に関する海外企業の日本進出サポートエコシステムの
構築について協業しています。
この度ベクターHD は、INFORE・Tianshu 社の日本進出をサポートするにあたり、同社
の日本への EV 充電設備の導入について 2023 年 7 月ごろから協議をしてまいりました。そ
の結果、INFORE・Tianshu 社の日本市場への進出戦略として、同社が EV 充電設備を
ODM/OEM 製造、ベクターHD は日本国内で「VECTOR CHARGE」として販売、設置の
業務を担う本提携による事業の実現に向けて協働することを合意いたしました。また、本提
携による事業の実現により、ベクターHD は、今後、INFORE・Tianshu 社の製品やサービ
スに関して、日本市場における唯一の指定窓口となる予定です。
ベクターHD は、市場環境の変化を捉え、日本国内において INFORE・Tianshu 社の優
れた品質とサービスを提供する EV 充電器を販売することで、お客様に価値を提供し、事業
の成長を目指します。日本政府の補助金制度を活用しながら、環境にやさしい未来の交通イ
ンフラを構築するお手伝いをいたします。


【各社の役割】
≪ベクターHD≫
充電スタンドの設計に関する提言、製品ロゴの提供
充電スタンド認証の取得、申請の協力
「VECTOR CHARGE」の販売、設置
≪INFORE・Tianshu 社≫
EV 用充電スタンドの設計、製品開発および関連サービスを提供
ODM/OEM 製品の製造、供給


なお、本提携によるベクターHD の当期(2024 年3月期)業績に与える影響は軽微です。




※1 CHAdeMO(チャデモ)は、2010 年に日本が主導して規格化を実現した世界基準の電気
自動車(EV)の急速充電方式
※2 JARI は、一般財団法人日本自動車研究所が電気用品安全法や電気事業法などへの法
規適合を前提として審査する適合性評価
・本件に関するお問い合わせ先
株式会社ベクターホールディングス 再生可能エネルギー事業部
https://corp.vector.co.jp/information/reference
担当:王 メール:energy@vector.co.jp

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