個人投資家向けオンライン会社説明会書き起こし記事掲載のお知らせ

2023年3月2日
各 位

会 社 名 株式会社プレミアムウォーターホールディングス
代 表 者 名 代表取締役社長 萩 尾 陽 平
( コード番号 :2588 東証スタンダード)
問合 せ先 経 営 管 理 本 部 広 報 I R 部
電 話 ( T E L . 0 3 - 6 8 6 4 - 0 9 8 0 )




個人投資家向けオンライン会社説明会
書き起こし記事掲載のお知らせ

株式会社プレミアムウォーターホールディングスは、2023 年2月 21 日(火)に当社代表取締役
社長の萩尾陽平が登壇いたしました個人投資家向けオンライン会社説明会の書き起こし記事を掲載
いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。






1.イベント概要
開催日時:2023 年2月 21 日(火) 19 時 45 分~
登 壇 者:代表取締役社長 萩尾 陽平
会 場:オンライン



2.書き起こし記事・アーカイブ動画 URL 等
書 き 起 こ し 記 事:https://premiumwater-hd.co.jp/ir/upload_file/m005-m005_04/202302_SBIedit.pdf
ア ー カ イ ブ 動 画:https://www.youtube.com/live/HkQGkEcYQt0?feature=share
説 明 会 資 料:https://premiumwater-hd.co.jp/ir/upload_file/m005-m005_04/20230221_SBI.pdf



以 上




<本件に関する問い合わせ先>
株式会社プレミアムウォーターホールディングス
経営管理本部 広報 IR 部 Tel:03-6864-0980
(受付時間:平日 午前 10 時から午後7時まで)





株式会社プレミアムウォーターホールディングス

2023 年2月 21 日
SBI 証券 『個人投資家向けオンライン会社説明会』




【登壇者】
代表取締役社長 萩尾陽平
目 次




表紙������������������������������������������������������� 1

目次������������������������������������������������������� 2

1. 2023 年 3 月期 第 3 四半期 概況������������������������� 2

2. 当社の戦略

  (1)宅配水市場と当社の現状 ����������������������������� 10

  (2)新型ウォーターサーバー導入による販売力強化��������������� 16

  (3)営業利益率向上のための施策�������������������������� 24

3. 株主還元����������������������������������������������� 28

4. SDGs の取り組み����������������������������������������� 31

まとめ������������������������������������������������������ 34

質疑応答�������������������������������������������������� 35
株式会社プレミアムウォーターホールディングス
個人投資家向けIRセミナー

2023年2月21日(火)

証券コード2588/東証スタンダード




皆さんこんばんは。 株式会社プレミアムウォーターホールディングスの代表取締役 萩尾陽平でございます。
この度は当社の個人投資家向けセミナーをご視聴いただきありがとうございます。
本日は、 どうぞよろしくお願いいたします。




-1-
目次


1. 2023年3月期 第3四半期 概況

2. 当社の戦略
(1)宅配水市場と当社の現状
(2)新型ウォーターサーバー導入による販売力強化
(3)営業利益率向上のための施策

3. 株主還元

4. SDGsの取り組み

5. APPENDIX



Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 2




1. 2023年3月期 第3四半期 概況




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 3




本日は、 こちらの目次の流れに沿って、 皆様にご説明いたします。
まずは、 第 3 四半期の概況です。




-2-
連結損益計算書
堅調な顧客の積み上げに加え、
既存顧客に対する継続率向上や物流の効率化等の各種取り組みにより、増収増益。
2022年3月期 2023年3月期
第3四半期連結累計期間 第3四半期連結累計期間 (単位:百万円)
実績 構成比 実績 構成比 増減 増減率


売上収益 50,703 100.0% 57,526 100.0% 6,822 13.5%

売上総利益 43,152 85.1% 48,812 84.9% 5,659 13.1%

営業利益 4,899 9.7% 6,067 10.5% 1,167 23.8%

税引前当期利益 4,408 8.7% 5,403 9.4% 995 22.6%

親会社の所有者に
帰属する当期利益
2,707 5.3% 3,522 6.1% 814 30.1%

1株当たり
当期利益(円)
91.76 - 118. 59 - - -

EBITDA 11,055 - 13,146 - 2,090 18.9%
※EBITDAは簡易的に営業利益+減価償却費としております。
Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 4




連結損益計算書につきましては先日発表いたしましたが、 全ての数字において過去最高の数字を記録しております。
後程説明いたしますが、 通期業績予想も上方修正しておりますので、 非常に業績は順調です。




-3-
四半期毎の業績推移
(単位:百万円)

【売上収益】 【営業利益】 【EBITDA】
(百万円) (百万円) (百万円)
19,338 2,326 4,755

4,110
17,775 1,967


3,061

1,290
14,436




1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q

FY2021 FY2022 FY2023 FY2021 FY2022 FY2023 FY2021 FY2022 FY2023



順調に推移 過去最高 過去最高
(前年同期比) 8. 8 % 増 (前年同期比) 18 . 2 % 増 (前年同期比) 15.7%増
Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 5




売上は 3Q(会計期間)対比では過去最高になっています。 営業利益と EBITDA に関しましても、 過去最高の
数字をともに残しております。 いずれも非常に良い数字が出ております。




-4-
連結貸借対照表
自己資本比率は20%を超え、改善傾向。 流動比率も、引き続き安定して120%超を維持。

2023年3月期
2022年3月期
第3四半期連結累計期間 (単位:百万円)
実績 構成比 実績 構成比 増減 増減率

流動資産 32,350 44.3% 3 7 ,8 6 2 45.7% 5,511 117.0%

非流動資産 40,734 55.7% 4 5 ,0 1 8 54.3% 4,284 110.5%


資産合計 73,084 100.0% 8 2 ,8 8 1 100.0% 9,796 113.4%

流動負債 20,758 28.4% 2 6 ,0 1 3 31.4% 5,255 125.3%

非流動負債 38,028 52.0% 3 9 ,9 8 2 48.2% 1,953 105.1%

(有利子負債) 46,231 63.3% 5 3 ,7 4 3 64.8% 7,512 116.2%

負債合計 58,787 80.4% 6 5 ,9 9 6 79.6% 7,209 112.3%

資本合計 14,297 19.6% 1 6 ,8 8 4 20.4% 2,586 118.1%

負債及び資本合計 73,084 100.0% 8 2 ,8 8 1 100.0% 9,796 113.4%
親会社所有者帰属持分比率 19.5% - 2 0 .4 % - - -

流動比率 155.8% - 1 4 5 .5 % - - -


Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 6




続いて連結貸借対照表ですが、 自己資本比率が 20% を超えております。 ここは毎回、 20% を維持しつつ株主還
元を考えていきますということをお伝えしておりますが、 非常に良い数字でキープ出来ており、 キャッシュ ・ フローも良く
なってきておりますので、 これから自己資本比率も上がっていきます。 今後、 株主還元を少しずつ増やしていきたいと
考えております。




-5-
連結キャッシュ・フロー計算書
2023年3月期
2022年3月期 第3四半期連結累計期間 (単位:百万円)
第3四半期連結累計期間
実績 主な要因


税引前当期利益 5,403百万円

営業活動による 減価償却費及び償却費 7,078百万円
キャッシュ・フロー
4,463 1 0 ,1 3 6
契約コストの増減(△は増加) △143百万円
法人所得税の支払額 △2,343百万円



投資活動による 有形固定資産及び無形資産の取得による支出
キャッシュ・フロー
△1,705 △2 ,5 4 7 △3,528百万円


フリー・
キャッシュ・フロー
2,758 7 ,5 8 9

長期有利子負債の収入 5,110百万円
財務活動による
キャッシュ・フロー
△6,209 △2 ,7 7 1 長期有利子負債の支出 △6,967百万円
配当金の支払額 △1,019百万円

現金及び現金同等物の
期末残高
13,426 2 5 ,1 5 4


Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 7




連結キャッシュ・フロー計算書は営業キャッシュ・フローが 100 億円を超えており、 非常に良い状態になってきています。
自己資本比率は自動的に上がっていくという流れが出来てきています。




-6-
2023年3月期 通期業績予想
売上収益、営業利益ともに当初計画を上回るペースで保有契約件数が純増したことに伴い、
宅配水の出荷数が想定より増加したため、2022年5月に発表した予想を上回る見込みとなった。

2022年3月期 2023年3月期 (単位:百万円)
実績 予想 前期実績からの 前期実績からの
(修正前予想) 増減額 増減率



売上収益 68,452 76, 000 7,547 11.0%
( 7 5 , 00 0 )




営業利益 6,097 7, 500 1,402 23.0%
(7,000)



親会社の所有者に帰属する 4, 300
3,542 757 21.4%
当期利益 (4,000)




1株当たり当期利益(円) 119.93 144. 29 - -
(134.60 )



Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 8




通期業績予想を上方修正しました。
まず売上が 750 億円のところを 760 億円。 営業利益 70 億円を 75 億円。 当期利益が 40 億円が 43 億円と 1
株当たり当期利益が 144 円となっておりますので、 全てにおいて過去最高の数字がなんとか達成できそうです。 予
想にはなりますが、 先日こちらの上方修正を発表させていただきましたので、 よろしくお願いいたします。




-7-
保有顧客数の推移
2022年9月 保有顧客数150万件突破 151万件
143万件


122万件

2020年3月 保有顧客数100万件突破 100万件
2019年3月 黒字化達成
81万件
2018年3月 保有顧客数No.1達成
65万件

47万件
2016年7月 経営統合
39万件
23万件
19万件




FY2017 FY2018 FY2019 FY2020 FY2021 FY2022 FY2023

※ 2022年9月末時点の当社顧客数(151万件) ÷一般社団法人日本宅配水&サーバー協会(JDSA)の過去5年の推移に基づき、当社が算出した2022年9月時点での宅配水市場見込み顧客数(478.5万件)

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 9




保有顧客数は、 2016 年 7 月に私が代表を務めることになり、 そのときに経営統合をしております。 当時 39 万ユー
ザーだったユーザー数が、 クォーター(四半期)毎に比較しても、 一度も全クォーター(四半期)を割ることなく、 現
在 151 万ユーザーのところまで増えています。 ユーザー数が増え続けることで、 来期は企業価値がさらに上がるという
ことを当社はお伝えし続けておりますが、 それを継続的に 6 年間達成し続けられているということです。




-8-
通期業績推移
2016年7月
経営統合
(百万円) 76, 000
保有顧客数の着実な積み上げにより 6 8 ,4 5 2
(予想)


2006年の創業以来、
5 6 ,3 3 9 7, 500
17期連続増収予想
(予想)
6 ,0 9 7
4 5 ,4 5 3

3 7 ,7 4 4
4 ,3 9 4
2019年3月期以降、
2 7 ,7 1 6

5期連続過去最高益予想 1 9 ,9 4 7
1 ,8 5 9


※1




売上収益(百万円)
△569
営業利益(百万円)
△1,179

(予想)

※1 決算期の変更があったため、推移としては増収

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 10




企業としては創業以来 17 期連続増収を達成できそうです。 それから、 経営統合をしてから 2 年間、 2 期連続で
赤字なのですが、 こちらは営業の拡大をして顧客数増を狙って取り組もうというところで、 意図的に営業コストをかな
りかけておりますので、 赤字が出ることを予想して出た赤字です。 それ以降は損益分岐を超えて、 右肩上がりに利
益もしっかり上がっているということは、 こちらのグラフを見ていただければ明白です。 営業利益も 5 期連続過去最高
予想となっておりますので、 非常に良い状態だと認識しております。




-9-
2.当社の戦略
(1)宅配水市場と当社の現状
(2)新型ウォーターサーバー導入による販売力強化
(3)営業利益率向上のための施策




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 11




ここからは当社の戦略、 今後の戦略を含めてお話しさせていただきます。




- 10 -
当社が見込む市場




ミネラルウォーター市場 清涼飲料水市場

宅配水市場
2,860億円 ※2
5兆1,362億円 ※3




1,930億円 ※1




炭酸飲料 無糖茶飲料 豆乳・アーモンド飲料
(日本茶・麦茶 等) (植物性飲料)

5,672億円※3 9,087億円※3 825億円※3




展開可能な潜在的市場
Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved.
5兆円規模

※1 日本宅配水&サーバー協会(JDSA)の
過去5年の推移に基づき、当社算出
※2 矢野経済研究所調べ
※3 富士経済調べ
※4 上記はすべて2023年3月期末時点での見込み




どれぐらい成長の余地があるのかというところを見るうえでは、そもそもの市場が大きいことが一番大事だと思いますが、
当社が見込む展開可能な潜在市場は 約 5 兆円であります。 宅配水市場は現在 2,000 億円程の市場になってお
り、 その隣に約 3,000 億円のミネラルウォーターの市場がございます。 そして、 清涼飲料水市場ですが、 当社はウォー
ターサーバーという商品を取り扱っておりますので、 「家に井戸を持とう」 というコンセプトを掲げておりまして、 家で飲む
お水やお茶、 コーヒー等も含め、 お水から作られるものは全て、 そのウォーターサーバーの中のお水から作っていただくと
いうところを目指しております。


それに加え、 マイボトルを外に持ち歩いてもらい、 なるべく外でペットボトルを買わずに生活をしていただくようなライフ
スタイルも提案しております。 しっかりとユーザーを増やしつつ、 こういった提案を継続していけば、 この 5 兆円の市場か
ら顧客を獲得していけると考えておりますので、 どれだけ取れていくかというところを、 当社はチャレンジしてまいります。




- 11 -
国内の宅配水市場-市場規模の推移
(億円)


1,930
宅配水市場規模は年々拡大し、
1 ,8 1 6 宅配水市場規模
当社が市場全体をけん引 1 ,7 2 2
1 ,4 3 0 1 ,5 6 0


1 ,2 0 7
1 ,4 0 0
1 ,2 8 6
1 ,5 4 0
約 1,930億円 ※1



1 ,1 7 0 1 ,1 8 8
宅配水市場 売上シェア







24.2%
26.4%
31.0%
35.5%
35.5% ※2




383 18.0%
280 13.9% ウォーターサーバー普及率
7.8% 9.3%
6.0% 7.4%


8.2%
3.8% 5.1% 4.7%
0.5% 2.0% 2.0%

07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 約 ※3

(推定)
※1 日本宅配水&サーバー協会(JDSA)より出典(2022年については過去5年の推移に基づき、当社算出)
※2 2022年3月末時点の当社累計売上収益(68,452百万円) ÷ 日本宅配水&サーバー協会推定2022年宅配水市場売上(193,000百万円)
※3 日本宅配水&サーバー協会(JDSA)の過去5年の推移に基づき、当社が算出した2023年3月時点での宅配水市場見込み顧客数(492万件) ÷ 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(5,976万1,065世帯)」

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 13




ウォーターサーバー市場は、 先程 1,930 億円規模とお伝えしましたが、 約 15 年前からスタートしており、 基本的には
ずっと右肩上がりで拡大している業界です。 非常に良い業界には属しておりますが、 当社の昨年の売上増が約 100
億円で、 業界全体の売上増も 100 億円ですので、 当社がその成長を牽引していると言っても過言ではありません。
業界シェアにつきましては現在 35.5% のところまで来ておりますので、 こちらも今当社だけがユーザーを順調に伸ばして
おり、 この比率も年々上がっていくものと見ています。


とはいえ、 ウォーターサーバーの普及率はまだ 8% 程度ですので、 意外と持ってる方多いよねと言っていただくのですが、
日本全国の世帯で考えるとまだ普及率 10% にも達しておりませんので、 ライバルとどうというよりかは市場の拡大に
注力し、 10%、 20%、 30%… 他国は 50% や 60% 程の普及率がありますので、 そういったところまで上げていけ
るように、 当社が牽引してまいります。




- 12 -
日本流通産業新聞

2020.1 宅配水市場は1,600億円超、PW一強に

2021.1 在宅需要で水消費量増、PWの独走続く

2022.1 異業種参入が加速、市場を広げるPW

2023.1 宅配水はPW独走、各社浄水サーバー投入



宅配水市場
保有顧客数NO.1 ※
151 万件




日本流通産業新聞でも宅配水市場は毎年取り上げられており
注目度が高まっている業界 ※日本流通産業新聞社調べ(2023年1月12日発行号)

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 14




日本流通産業新聞様から 1 年に 1 回、毎年 1 月に業界の特集をしていただいております。2020 年に「プレミアムウォー
ター一強」 という言葉を使っていただいて、 翌年に 「独走を続く」 と。 その翌年には 「市場を広げるプレミアムウォー
ター」 となり、今回(2023 年 1 月 12 日発行号)は宅配水市場で当社がずっとナンバーワンなので、見出しも 「宅
配水はプレミアムウォーターが独走している」 ということと、 「各社浄水サーバー投入」 ということが記載してあります。
こちらの浄水型ウォーターサーバーにつきましては後程説明いたしますが、 天然水の宅配水であれば当社が 35% のシェ
アを取っており独走しておりますが、 同業他社はなかなかユーザーが増えずに配送コストを下げる戦略が取れないため、
低価格帯の浄水型ウォーターサーバーを導入し、 そちらを伸ばしています。 そのため、 当社も浄水型ウォーターサーバー
を投入することといたしましたので、 また後程、 そちらについては説明させていただきます。




- 13 -
宅配水業界地図2023(2022年12月末時点)




※2022年9月末時点




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 15




こちらは業界地図です。 今回は割愛させていただきます。




- 14 -
顧客獲得販路

テレマーケティング
不動産や引越し、家電量販店等、多様な事業会社と提携し、
各提携先のお客様に対して、電話でご案内。



直販と代販を合わせ

約1,300名の営業員が ブース販売(デモンストレーション販売)
全国各地で毎日稼働。
家電量販店やショッピングモール、スーパー等でブースを出展(設置)し、
各施設にご来店されたお客様にウォーターサーバーを対面にてご案内。
長年の経験より培われた営業スキルをもとに、
※現在、ブース販売は新型コロナウイルス感染拡大の予防策を講じた上で実施しております。
新規ご契約者の獲得を実施



WEB
アフィリエイト広告などインターネットを活用してご案内。




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 16




こちらが先程いただきました 「なぜそんなに差別化ができていて、 御社だけが伸びているのですか」 というご質問の回
答になりますが、 当社では 1,000 名以上の営業員が毎日稼働しています。 これをゼロイチで新しく作るのというのは
相当な覚悟と資金力と、 あとは年数も必要ですので、 これを真似するというのはなかなか難しいというところがありま
す。 当社ではテレマーケティングとブースで毎日数百人の営業員が稼働しているので、 それで計算できる獲得をしてま
いります。 あの人数がいて、 獲得平均値がだいたい 10 年経っても変わっていないので、 毎月何件取れるか毎年何
件取れるかというのも分かっているということです。


そこからの経営戦略をとっていくので、 例えば工場の投資をいくらかけて、 どれぐらいの期間でやっていくかということも
すぐ計算できるというところが、 当社の強みだと認識しております。 逆に言うと、 他社はそれが出来ていないので、 非
常に苦しい展開になっているのではないかと思います。




- 15 -
2.当社の戦略
(1)宅配水市場と当社の現状
(2)新型ウォーターサーバー導入による販売力強化
(3)営業利益率向上のための施策




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 17




NEWウォーターサーバー「famfit」




KV
新型ウォーターサーバー①




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 18




当社では新商品、 新型ウォーターサーバーをしばらく導入していなかったのですが、 昨年 12 月に浄水型ウォーターサー
バー、 今年 2 月に新型の下置きウォーターサーバーを導入させていただいておりますので、 そちらの戦略についてご説明
いたします。




- 16 -
新型ウォーターサーバー「famfit」の狙い
新型ウォーターサーバー導入で、更なる販売力の強化
また主要ターゲット層はもちろん、多様な家族構成に対しても訴求を強化
【 famfit導入による拡販力の変化 】
世帯人数(多い)
famfit 導入後



PWHD 以

年齢
(低い)
(famfit 導入前) の 年齢
(高い)





一人暮らし&単身層

世帯人数(少ない)
Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 20




一つは 「famfit」 という商品で、 こちらの図をご覧いただきたいのですが、 今まではこちらの少し濃くなってる 「PWHD
(プレミアムウォーターホールディングス)famfit 導入前」 と書いてある部分のお客様層、 例えば年齢層だったり世帯
人数だったりにかなり幅広く提案はできていたのですが、 やはり提案できていなかった層というのもあります。 12 ℓのお
水を上まで持ち上げるのが重い、 例えば年齢が高いお客様や単身者様用のご提案ができていなかったので、 そういっ
た提案できてなかった層をカバーするために開発した商品だとお考えいただければと思います。




- 17 -
新型ウォーターサーバー「famfit」

2023年2月9日 『famfit(ファムフィット)』 のリリース


お水の交換が簡単にできる、ボトル下置きの新モデル

≪業界初≫
ボトル下置きかつ、
上向きのままセットできる仕様
特許
出願中



ファミリー層
を中心に訴求

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 19




こちらの famfit の業界初というのが、ボトルを上向きに持っていただき、そのままセットできるという仕様です。 ウォーター
サーバーを使っていない方にはなかなか伝わらないかもしれませんが、 ユーザビリティはかなり上がっております。 女性の
方だったり年齢が高い方でも、 もうお水を上まで持ち上げずともお使いいただけるようになったので、 これはかなりお客
様のニーズにマッチするといいますか、 喜んでいただける商品となっております。


色もシンプルで部屋にも合うおしゃれなデザインですので、 こちらは今年 2 月に導入しましたが、 来期以降かなり伸び
る商品になるのではないかと期待しております。




- 18 -
新型ウォーターサーバー②


Slim-R




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 22




もう 1 台が浄水型ウォーターサーバーで、 こちらは先程ご説明したとおり、 他社がかなり伸ばしてきておりまして、 他社
の動向を見ながら最後に導入を決めました。 こちらも結局、 今ウォーターサーバーの普及率が 10% いっていない状態
の中で、 やはり全世帯に営業活動していかないと、 普及率 20%とか 30%とかという数字がなかなか見えてこないの
で、 今まで営業が出来ていなかった層をカバーするために導入いたしました。




- 19 -
浄水型ウォーターサーバーの市場推移

水道水を高性能フィルターでろ過する浄水型ウォーターサーバーは
月額2~3千円台で利用でき、近年の主流となってきている。
浄水型ウォーターサーバー市場※
(出荷台数)
直近2年間での
(台) 475,000
浄水型ウォーターサーバーの
出荷台数

250,000
約6.5倍以上増加


70,000 天然水に比べ低価格帯の
市場が拡大
2020年度 2021年度(見込み) 2022年度(予測)
※矢野経済研究所「給水型ウォーターサーバー市場」を引用

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 23




こちらは浄水型ウォーターサーバーの市場推移なのですが、 2020 年度の 7 万台から 2022 年度には 47 万台まで出
荷台数が上がっております。 当社は浄水型ウォーターサーバーを導入していなかったので、他社様が当社の顧客に対し、
切り替え営業を行う等でかなりやられておりまして、 当社も満を持して浄水型ウォーターサーバーの導入に至りました。


但し、 当社はあくまでもプレミアムウォーターホールディングスと名乗らせていただいておりますので、 日本の天然水を日
本の方に知っていただく、それを世界に出していくというのが当社の掲げてるビジョンでございます。 なので、浄水型ウォー
ターサーバーに関しましては、 市場の動向を伺っておりましたが、 ニーズがあるということが分かりましたので、 当社も満
を持して導入いたしました。




- 20 -
新たな浄水型ウォーターサーバー市場
料金
≪浄水型ウォーターサーバーの利用理由≫ (5,000円以上)

・価格の安さを重視
・自分のペースで利用したい
・ボトルの交換が面倒
・水道水に不安がある
天然水
ウォーターサーバー

水道水 天然水
RO水



低価格帯の市場
浄水型
ウォーターサーバー

料金
(2,000円)

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 24




こちらが先程お伝えした営業活動が出来ていなかった層です。
天然水は水道水や RO 水等と比較すると価格が少々高くなりますので、 天然水が好きだとかそのような嗜好が高
いお客様にはマッチするのですが、 安心安全なお水が飲めればいいという方もいらっしゃいますし、 低価格帯の市場
が取れておりませんでした。 世帯の分布等でみると、 どちらかと言えば、 そちらの(価格の安さを重視する)方の数
が多いので、 まずはそちらに営業できるようにいたしました。


そして、 毎月送られてくる天然水が使いきれない等、 解約理由ではそういう方が多いのですが、 そういったお客様も
浄水型ウォーターサーバーを導入するという方が大変増えておりますので、 当社の顧客で解約したお客様に提案する
商品としても、 今お客様には非常に喜んでいただいております。




- 21 -
新型浄水型ウォーターサーバー「Slim-R」

2022年11月24日 浄水型ウォーターサーバー「Slim-R」をリリース


当社 A社 B社

月額料金
(税込) 2,680円 3,300円 3,300円
当社のみ
家族割
(税込) 2,480円 無し 無し




▶低価格ニーズに応える料金/サービス設計

▶他社リプレイス対策

▶法人顧客の新たな取り込み


Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 25




価格ですが、天然水ですとだいたい平均で毎月 4,000 円ぐらいがお客様のご負担となりますが、浄水型ウォーターサー
バーの価格設定は 2,680 円(税込)でございます。 浄水型ウォーターサーバーの機能はお湯とお水が出て、 浄水を
しますので、 安心安全のお水が飲めるという商品でございます。 また量につきましては、 基本的には何ℓ使っても値
段が変わらないので、 こちらのニーズはあると認識しております。


あとは法人です。 今の当社の顧客の 99% が一般のコンシューマ様になっており、 法人営業は全くできておりませんで
した。 浄水型ウォーターサーバーは法人営業には向いている商品でもありますので、 法人営業もここで拡大してまいり
ます。


また先程ご説明したとおり、 他社が当社のお客様に対してリプレイスをかけており、 他社としては当社のユーザー数が
ダントツリードしているため、 数が多いところに対してリプレイスをするのが一番営業コストが安いということかと思います
が、 他社からのリプレイス対策としても有効です。 当社の浄水型ウォーターサーバーは 2,680 円(税込)で業界最
安値ですので、 かなりインパクトがあるのではないかと考えております。




- 22 -
【参考】宅配水以外のウォーターサーバーの利用理由

おいしいお水を飲みたかった 2 4 . 7%
簡便 2 1 . 5%
料理・お茶・お酒などがおいしくできる 2 0 . 7%
価格が手ごろ 2 0 . 6%
安全性が高い 2 0 . 1%
水道水に不安がある 2 0 . 0%
量を気にせず使用できる 1 8 . 8%
衛生的 1 8 . 1%
健康のため 1 8 . 0%
水道水はおいしくない 1 7 . 7%
温水・冷水が使用できて便利 1 7 . 3%
店舗で購入して重たい水を運ばなくて済む 1 5 . 7%
・簡便さ
今住んでいる物件に元から設置されていた 8 .5 %
・価格の手ごろさ
なんとなく、あてはまるものはない 7 .6 %
美容のため 7 .0 %
・量を気にしないで
妊娠した・子供が生まれた 5 .3 %
利用できる
その他 1 .6 %
※矢野経済研究所調べ n=1,578

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 26




宅配水以外のウォーターサーバーの様々な利用理由を、 今ご紹介した 2 つの商品でカバーしております。 ですので、
今 150 万ユーザーを保有していて、 次は 200 万ユーザーというのが当社の目指すところでありますが、 後は普及率
20% の 1,000 万ユーザーというのを目標にしております。 全世帯、 日本にいる全世代のお客様に対応できるように、
今回の商品ラインナップになりましたので、 かなり営業の幅も広がります。 来期が非常に楽しみです。




- 23 -
2.当社の戦略
(1)宅配水市場と当社の現状
(2)新型ウォーターサーバー導入による販売力強化
(3)営業利益率向上のための施策




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 27




物流戦略による販管費率の低減

顧客数が増えたエリアに水源開拓と自社物流網を構築することにより
配送効率化を実現し、営業利益率の向上(=売上高に対する販管費率の低減)に取り組む

売上高に対する売上原価・販管費率
97.8%
96.0%

(百万円) 91.7% 91.1%
70,000 89.5%
62,394
60,000 売上高に対する
51,676 16,421 51,502 売上原価・販管費率
50,000
43,616 12,789
■ 商品製品配送料
1 4 , 3 71
36,903 8,324 人件費
40,000 ■
11,551
6,429 6,767 ■ 契約獲得手数料
9,333 10,200
30,000 4,962
7,965 8,867 減価償却費及び償却費
4,049 6,425

8,031
20,000 5,858 6,962 7,135
6,148 ■ 材料費及び商品仕入
5,174 8,563
6,157 6,721 6,807
10,000 4,158 ■ その他
8,332 8,373 9,229 10,856 9,138

2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期(3Q累計)
Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 28




あとは利益率向上についてです。 今、 ユーザーは増え続けているという話をしましたが、 基本的にはユーザーが増えて
もコストが上がり続けるわけではないので、 ユーザーが増えれば増える分だけ、 営業利益率は向上していきます。 販
管比率は低減していっているということについても、ユーザーが増えても販管比率が上がっていれば、それはスケールメリッ
トが出せていないということになるのですが、 販管費率が低減しているということはしっかりスケールメリットが出せている
ということなので、 こちらも引き続き注視してまいります。




- 24 -
当社の物流戦略

顧客が増加した地域から水源を開拓し、 水源開拓 配送エリア
適正な拠点からの配送に順次切り替えを行う
・2007 富士吉田 全国へ配送


北アルプス
・2014 南阿蘇 九州


朝来 ・2016 金城 中国四国地方

・2018 朝来 関西地方
富士吉田

・2019 北アルプス 北海道
金城

富士 ・2020 富士 関東(南部)

・2021 吉野 近畿地方
南阿蘇
吉野 北方
・2022 岐阜北方 中部地方



Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 29




こちらの物流戦略は当社だけができている戦略なのですが、 なぜ他社が浄水型ウォーターサーバーの方に流れていくか
というと、 天然水のユーザーが純増していないので、 物流戦略が組めないという理由が大きいです。 私が就任する前
は、 富士吉田市の水源と南阿蘇がなんとか開拓できたかなというところだったのですが、 その後に 8 水源まで増やし
ております。 日本地図の色が変わっておりますが、 各エリアごとで近くの水源を開拓して、 地産地消で近くのユーザー
の皆様に運ぶという物流戦略になっております。 他社は富士山しか工場がないところ等もありますので、 富士山にし
か工場がなくて、 そこから北海道に運んだりだとか九州に運んでたりすると、 値段を変えていかないとなかなか利益率
が低いところが多いのではないかと思います。 逆ザヤになっているところもあると聞いたこともありますので、 この物流戦
略、 ユーザーが増えるから水源を少しずつ増やしていき近くに運ぶという物流戦略が組めるというのは、 当社だけの強
みですので、 引き続きユーザーを増やしながらこちらの物流戦略を進めてまいります。


これが事業の本質だと考えておりますので、 とにかくこの物流戦略をしっかり取り組んでいくというのが、 これからも当
社の使命だと認識しております。




- 25 -
自社物流網の構築


エリアでの純増
定期配送・十分な物量


自社物流網 の構築
※1




物流を効率化
自社物流比率 42.6% ※2

※1 全国に物流網を持っている大手配送業者以外の配送パートナー
※2 2022年3月期末時点の保有顧客ベース

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 30




先程お話ししましたが、 各エリアでユーザーが増えれば、 当たり前ですが配送効率は上がりますので、 配送コストは
下がるということです。 これも今当社が 39 万ユーザーから 150 万のユーザーへ、 しっかりユーザーを増やしながら取り組
んでいるのでできておりますが、 他社はなかなか停滞しているので、 これができていない状態で、 物流戦略が全然組
めていない状態です。


日本全国全てを自社物流で運べているわけじゃなく、 大手物流会社様とももちろん提携をさせていただきながら、
東名阪だったりとか人口密集地もしくは当社のユーザーが密集しているエリアを自社物流網という言い方をさせていた
だいておりますが、 契約してる物流会社様に専用で当社のお水を運んでいただいております。 ですので、 ユーザーが増
えてそのエリアの物流量が増えればコストが下がっていくということが実現できるような仕組みとなっております。


スタートして 3 年でこの自社物流比率が 40% を超えている状態ですので、 100% になることはなかなか無いのですが、
先程も説明しましたとおり、 大手の物流会社様と上手く提携をしながら、 効率が良いところをできれば自社物流で
対応させていただきたいというかたちで進めております。




- 26 -
営業利益推移

業界No.1 の保有顧客数を活かした戦略により、 ※




経営統合後の黒字化以降 増益を続ける
7 , 500 1 0 . 5%
(百万円)
6 , 0 97
8 .9 %
経営統合 経営統合 7 .8 %
4 , 3 94



4 .1 %
1,859

814 2 .2 %
0 .3 %

2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
(予想) 3Q累計
△ 569
△ 1 , 1 79
△ 2 .9 %
△ 4 .3 %


営業利益 営業利益率
※ 当社調べ

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 31




こちらが経営統合後の利益です。 増益が続いており、 営業利益率も 10% のところまで来ましたので、 こちらは引き
続き少しずつ上がっていくと見込んでおりますが、 当初、 まずは 10% を目指すということをお伝えしておりましたので、
そのところまでは達成できております。 これから 15% くらいまではなんとなくここ数年で見えている状態でございます。




- 27 -
3. 株主還元




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 32




株式指標
(単位:百万円)

基本的1株当たり当期利益は堅調に推移
基本的1株当たり当期利益
144.29

(円)
119.93
112.45 PER

2021年3月末 30.32倍
66.46

2022年3月末 20.17倍
17.42 2022年12月末 18.39倍

19年3月期 20年3月期 21年3月期 22年3月期 23年3月期
(※1) 予想

※1 2019年3月期は日本基準のため、「基本的1株当たり当期利益」は「当期純利益」

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 33




1 株当たりの当期利益は基本的にずっと上がり続けている状態で、 144 円です。 20 倍ですと時価総額が今 800
億円くらいになりますが、 今 PER が 18.3 倍ということで、 当社としては割安になってるものと認識しております。
2021 年 3 月末では 30 倍ありましたので、 基本的に 15 倍から 20 倍のところで推移をするものと見ています。 です
ので、しっかり営業利益を上げていき、1 株当たり当期利益を上げていけば、逆に言うとこれからしっかり伸びていくフェー
ズになってきますので、 そうなるものと期待しております。




- 28 -
配当予想

22 2023年3月期 配当予想
第2四半期末(実績) 期末

20 11 円 11 円


1株あたり 22 円
2022年3月期 2023年3月期
(予想)
▶剰余金の配当等の方針
当社は、株主への利益還元を重要視しており、配当政策についても重要な経営課題のひとつとして認識しております。
剰余金の配当につきましては、内部留保や設備投資等への投資とのバランスを考慮しながら、
業績と連動した配当の実施を基本方針としております。
将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、配当を実施する所存であります。
Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 34




配当は 2022 年 3 月期にようやく始まりまして、 20 円という数字にそんなに根拠はないのですが、 一旦この金額か
らスタートいたしました。 なぜかというと、 基本的にはずっと増配を続ける会社を目指しており、 それが株主の皆様に
対する約束であり、信用につながっていくと考えているので、スモールのところからスタートしています。 今期(1 株当たり)
22 円で配当予想を出しておりますが、 かなり数字が良化してきて、 自己資本比率も上がっているので、 少しフェーズ
を変えた配当も検討はしておりますが、 その辺はまだ発表できておりませんので、 楽しみに待っていただければと思いま
す。


増配を続ける会社、 それが当社の企業姿勢だということを皆様にお約束いたします。 ですので、 株を買っていただく
ときにも、 こういった企業姿勢を一つ参考にしていただければと思います。




- 29 -
2023年3月期 株主優待品①

カタログギフト(5,000円相当)
宅配水契約者限定のECサイト「PREMIUM MALL」の数ある商品の中から
当社が選定した15品及びプレミアムウォーターバッグインボックスのうち1品をお選びいただきます。
※下記は2023年3月期の株主優待品の一例です。




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 35




2023年3月期 株主優待品②

株主様がご契約者様の場合
「ナチュラルミネラルウォーター(1セット)」も無償でお届けいたします。




5,000円相当の
カタログギフト
1品

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 36




株主優待につきましては、 資料を掲載いたしますので、 是非ゆっくりご覧ください。




- 30 -
4. SDGsの取り組み




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 37




サステナビリティレポートの開示

2022年12月27日 サステナビリティレポートを公開。
カーボンニュートラルや水資源の保全に対しての考え方等、
現在の取り組みから今後の目標、施策について記載しております。




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 38




最後に SDGs の取り組みです。


2022 年 12 月 27 日にサスティナビリティレポートを開示しておりますので、 こちらももしお時間があれば、 是非ご覧く
ださい。




- 31 -
当社のSDGsに関する取り組み① カーボンニュートラル工場の実現


2024年1月にカーボンニュートラル工場実現を目指す



「カーボンニュートラル工場」とは
CO2排出量が実質的にゼロとなる工場のことを指し、
工場の活動から排出される
CO2を創エネや省エネによって相殺します。

CO2排出量を削減するには、「エネルギー消費量」と
「CO2排出原単位」を下げていく必要があり、
エネルギー使用量の削減とともに、CO2排出量が少ない
エネルギーへの切り替えを行うことが求められていま
す。




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 39




今、 岐阜に新設している工場は、 カーボンニュートラル工場を目指しており、 かなり時代の流れに沿った工場となって
おります。 こちらは CO2 削減にも貢献でき、 環境にも優しい、 国内最大級の工場で、 当社が以前宣言したとおり
に取り組んでおります。




- 32 -
当社のSDGsに関する取り組み②
こども食堂へのお米寄付 小学校での出張授業
貧困や孤食という問題を抱える子どもたち 小学校から行われるキャリア教育の一環と
の食が少しでも豊かになることを目的に、 して出張授業を実施しています。天然水を
貧困家庭や孤食の子どもに食事を提供する 取り扱う企業だからこそ伝えられる「お水
「子ども食堂」に自社富士吉田で収穫した や自然の大切さ」と「日本の天然水という
お米を寄贈しました。 価値ある資源を未来に残していくために、
自分たちにできることは何か」を子どもた
ちに自由な発想で考えていただきます。




災害時の支援・復興サポート 地下水の利用
山梨県富士吉田市、兵庫県朝来市と「災害時 富士吉田工場では、地下水200mからくみ
における飲料水の供給に関する協定」を締結 上げた9度~10度の冷たい原水を利用し、
しており、災害発生時に被災者に飲料水の提 工場内の冷房・設備冷却に活用することで
供が必要となった場合、無償供給およびサー 電気使用料を削減したエコシステムを設置
バーの無償貸与を行います。 しています。
他にも、西日本豪雨による被災地支援品の寄
贈、熊本地震における義援金寄付、熊本復興
支援イベントの開催等も行っています。



Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 40




当社のSDGsに関する取り組み③
安心安全のナチュラルミネラルウォーター PETボトルの軽量化
同社グループの製品(ナチュラルミネラル PETボトルの構造を変更し、従来より20%
ウォーター)は、一般の公的基準よりも厳 軽量化(プラスチック使用量削減)したボ
しい自社基準を設け、1日に10数回に及ぶ トルに順次入れ替え、2020年4月現在全水
自主的な検査(水の微生物検査、理化学検 源の97%で軽量化を実施済みです。
査、官能検査)と定期的な放射線物質の検
査を実施しています。また、赤ちゃんのか
らだにもやさしい「軟水」を提供していま
す。



公平な人事制度・ジェンダー平等への取り組み 森林整備活動(西桂地区)
人事考課での公平性を確保するために、人 地域の水資源育成に向け、水源涵養機能の
事ポリシー・考課制度を再整備していま 高い森が、良い水資源を生み、豊かな食生
す。 活を生むという考えから、西桂工場のある
また、産前産後休業や育児休業・育児休業 山梨県の西桂地区において健全な森を作る
給付、育休中の社会保険料免除のほか、制 間伐等の整備を行っています。
度の周知や情報提供を行っています。




Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 41




SDGs の取り組みに関しましては、 何に取り組めばいいということでもないので、 基本的には全方位でできることに取
り組んでいきましょうというのが当社のスタイルでございます。 そもそもお水という商品が自然によって作られたもので、
それを我々は販売しているという企業ですので、 しっかり地域に還元したり自然に還元したりということをしていかない
と、この事業自体が長く続きません。 ですので、SDGs に関する取り組みにつきましては、ずっと取り組んでいることをしっ
かりやり続けているということを、 またここでお伝えさせていただきます。




- 33 -
まとめ
保有顧客の積み上げにより、業績は堅調に推移。
物流戦略等の施策が、営業利益の増加、営業利益率の向上に寄与。
新型ウォーターサーバーの導入で、保有顧客件数の更なる拡大を狙う。

売上収益(億円) 営業利益(億円) EBITDA(億円)
2022年3月期 2023年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2022年3月期 2023年3月期
(予想) (予想) (3Q累計) (3Q累計)




11.0%増 23.0%増 18.9%増

1株当たり当期利益(円) 営業利益率(%) PER(倍)
2022年3月期 2023年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2022年3月末 2022年12月末
(予想) (3Q累計)


119.93 144.29 8.9 10.5 20.17 18.39
26.36円増 1.6pt向上

Copyright (c) 2023 Premium Water Holdings. All rights reserved. 42




最後にまとめです。
今期の着地ですが、 まず売上が 11% 増の 684 億円から 760 億円。 営業利益が 23% 増の 75 億円。 EBITDA
も 3Q 累計の実績で 110 億円が(今期の第 3 四半期累計は)131 億円で、 こちらも 18.9% 増。 1 株当たり当
期利益も 144 円で、26.36 円の増。 営業利益率も 1.6 ポイント向上。 PER は 20 倍のところが 18 倍になりましたが、
この辺で安定はしてきており、 ストックがまたどんどん溜まっていて、 ユーザーも増えておりますので、 これからも営業利
益が増えてくるものと予想しております。 そのなかで PER はなんとなく落ち着いたところで止まってきてくれればいいかな
と考えておりまして、あまり PER をつきすぎてもそういう業界ではないので、しっかり堅実にユーザー伸ばして、堅実に売上・
営業利益をしっかり伸ばしてまいります。 言ったとおりのことをしっかりやっていくような事業なので、 堅実に取り組んで
いけば、 自ずと株価の方には現れてくるものと思っております。 そして、 自己資本比率がかなり安定して増えてきてい
るので、 配当の方も少し違ったフェーズのところを検討させていただいております。


以上が、 本日の内容でございます。




- 34 -
質疑応答

【質問①】
顧客数が継続的に上がっているのはグラフで理解できました。 素晴らしいです。
なぜ、 こんなに積み上げられるのか?今後も積み上げられそうなのかその秘訣を教えてください。
なぜ、 こんなに継続的に増やし続けられるのか、 その背景がわかると安心できます。


【質問②】
毎期堅調に保有顧客が増えておりますが、 強みはどのようなところにありますでしょうか。


【回答①②】
お水はすごく差別化が難しいので、やはりどれだけ提案をするかということが重要です。 ですので、当社の場合は 1,000
人以上の営業員が毎日いろんなところで、 日本全国で稼働して、 キャンペーンやイベントで営業活動したりだとか、
電話で営業活動をしています。 やはりお客様は何かきっかけがあってウォーターサーバーを使ってみて、 それが良かったか
ら継続するという商品なので、 そのきっかけという意味でいくと、 営業ができる・できないが非常に大きいです。 そして、
その営業組織があるということが当社の最大の強みでございます。 今 1,000 人という数字を出したのですが、 他社が
この 1,000 人をいきなり採用して、 営業ができるようになるまでの教育機関の不採算コスト等を全部考えると、 おそ
らく当社と同じことを 1 年目からやろうとすると赤字が 100 億以上出ます。 ですので、 それを他社がそこまでやれるか
というとなかなか難しいのではないかと思います。 ではなぜ当社はそれができているのかというと、 私が 20 年前から会
社を創業し、 携帯電話等の通信系の営業会社をやっていて、 その中の一つにウォーターサーバーがあり、 20 年ぐらい
かけて少しずつ少しずつ人を増やしながら育ててきて、良い営業員・強い営業員が残っているという状態です。 なので、
1 日とか 1 年で成し遂げられるようなことではないので、 他社が真似するのは非常に厳しいのではないかと考えており
ます。




【質問③】
浄水型ウォーターサーバーは、 既存のウォーターサーバーのカニバリゼーションにならないでしょうか?


【回答③】
浄水型ウォーターサーバーが既存のユーザーを取らないですかというような質問ですが、 先程も説明をしたのですが、 今
まで当社が営業できていなかった層に対して営業していきますので、 むしろこれは営業する幅を広げております。 そのた
め、 天然水のユーザーのところを取るかというと、 今のところカニバリゼーションにはならないと認識しております。 当社
はプレミアムウォーター社ということで天然水を売っている会社ですので、基本的には天然水をお客様に広めていきます。
ただ接客をして、 やはりニーズに合わないというお客様もいらっしゃいますので、 そういったお客様にもしっかりご提案でき
るような商品を作ろうということが、今回の意図です。 ですので、まずは天然水をしっかりと伸ばしていき、獲得できなかっ
たところを浄水型ウォーターサーバーで獲得をしていくので、 カニバリゼーションにはならないものと認識しております。




- 35 -
【質問④】
「famfit」 等のウォーターサーバーは自社製造しているのですか?


【回答④】
こちらは韓国と中国の会社に製造を委託しております。 ウォーターサーバーは基本的に日本よりも韓国や中国の方が
世界に輸出している企業がありますので、 そちらの方が価格もかなり安くなっており、 故障率も相当少ない数字になっ
ております。 当社と取引しているのは 10 年以上取引をしていて、 信用できる会社様であり、 日本で製造すると基
本的には 2 倍以上のコストがかかります。 また、 1 つの会社様だけとお取引きする場合はリスクもあるので、 2 社お
取引きをしながら、 競わせながらやっているというような状態でございます。




【質問⑤】
浄水型ウォーターサーバーは何ヶ月目に損益プラスになりますか?


【回答⑤】
浄水型ウォーターサーバーは何ヶ月目に損益プラスになりますかということですが、 これはここで言うことはできませんが、
物流コストがないので非常に収支としてはいい商品ですので、 回収は早いです。 通常のウォーターサーバーよりも早い
です。




【質問⑥】
貴社の天然水ウォーターサーバーと浄水型ウォーターサーバーを同時に契約されている世帯はありますか。


【回答⑥】
あります。
大人数で住まわれてるようなご家庭等で、 当社ではセット割り(PW 家族割)もご用意しておりますので、 こちらも
今営業するときに必ずヒアリングしています。 天然水は天然水で飲むお水としてはやはり良いものだというのは、 大多
数の皆様には認知されているのですが、 例えば料理に使うお水だったり等の天然水じゃなくてもいいが水道水をその
まま使うのは嫌だというようなところを、 浄水型ウォーターサーバーで扱いたいというお客様はいらっしゃいまして、 実際に
ニーズはあります。 ですので、 2 台置いていただくようなご提案も基本的にはしております。




【質問⑦】
他社への OEM 戦略について決算資料を読んでも分かりにくいので教えてください。
提携先は増えていると考えていいのでしょうか?




- 36 -
【回答⑦】
はい。
やはり売上がこれだけ増えていて、 シェアも 35% あり、 ナンバーワンブランドで、 上場もしているという信用もあるので、
どちらかというと組むのであればプレミアムウォーターだと言ってくれる会社は多いです。 ですので、 提携先が集まってく
るような状態にはなっております。 今、 日本全体としては人口が減っていることから、 かなり大手の企業でも、 各社、
今保有しているお客様に対して新しく提案できるものがないかと商材探している状態ですので、 今まで営業しても見
向きもしてくれなかったような会社様が、 お水を売りたいというふうに声をかけていただくことも増えてきています。 取引
先も増えておりますし、 契約数も増えておます。 両方増えております。




【質問⑧】
コーヒードリップなどへの展開はありますか?


【回答⑧】
先程もご説明しましたとおり市場規模が 5 兆円のところにお水やお茶、 あとは周辺のコーヒー等も入っており、 基本
的にコーヒードリップ等はシナジー効果が高い商品ですので、常にアライアンス先を探してたり、展開は検討しております。




【質問⑨】
ウォーターサーバー以外にも親和性が高い商品への展開はありますでしょうか?
強力な販売員を使って更なる成長ができるかと思いまして…


【回答⑨】
おっしゃるとおり、 基本的に今も取り組んではいます。
あとは生活必需品という意味では、 例えば電気だったりとか…電気は今少し厳しい状況ですが、 ガスや回線である
光ファイバー等も親和性が高いものと認識しております。 今、 不動産会社様や引っ越し業者様、 大型家電の配送
をやられてる会社様等の提携先が多く、 こういった会社様と提携することで、 引っ越しのタイミングでウォーターサーバー
を導入をしませんかという営業が非常にハマっておりまして、 そのお客様に対して電気やガス等の生活周りのものを一
緒に提案するといったことはすでに取り組んでおります。 その数字も少し伸びてきておりますので、 プレミアムウォーター
経済圏と言っているのですが、 そちらもしっかり増やしてまいります。 とは言っても先程も言いましたように、 事業の本
質はしっかり新規獲得を伸ばして、 保有のユーザーを伸ばして水源戦略を取りながらコスト下げていく…これに尽きると
思っておりますので、 しっかりまずはお水を拡大していくということに集中はいたします。




【質問⑩】
今の従業員数でこのペースの成長率はまだまだ可能なのでしょうか?
新しく展開される商材が増える中で十分な体制なのでしょうか?



- 37 -
【回答⑩】
こちらは基本的に、 この経営統合して 6 年は 110% 成長を継続的に続けられています。 要は採用です。 1,000 人
いる中に 100 人採用しながら 10% 伸ばしていくということを継続しており、 採用が今のところしっかりできていたので、
110% 成長を続けることができておりました。 もちろんこれが 1,500 人とか 2,000 人になって、 採用がしっかりできてい
くのかというと、 そういった保証はないので、 どこかでこの成長率は鈍化してくるのではないかと考えています。 しかし、
営業におきましては、 代理店様や先程の OEM の提供先等の数字がこの 6 年で非常に伸びており、 やはり他社の
人的リソースや資本を使いながら拡大できるので、 当社の直営で増やすよりもそちらのスピードが早まっているというの
が現状でございます。 今 40 万件程度の新規獲得をしているのですが、 これが 50 万件、 60 万件、 100 万件の新
規獲得と拡大していくには、 やはり代理店様のところを拡大しないと厳しいので、 おそらくその程度の数字になる頃に
は、 現状直販と代販が 1 対 1 程度となっている比率が、 1 対 2、 1 対 3 等にならないと、 それぐらいのボリュームの
新規獲得の数字は出てこないだろうと思っております。 ですので、 今アライアンス先や取引先を積極的に開拓してお
ります。




【質問⑪】
海外展開の構想についてイメージを伺えればと思います。


【回答⑪】
海外…むしろ日本は水の文化でいくと後進国だと思っております。 世界はもうお水の重要性に気づいていて、 例えば
お隣の中国で言うと、 中国国内の宅配水業界で 1 位の会社の売上が今、 約 3,500 億円、 当社が現在 750 億
円ですので、 売上が当社の約 5 倍の会社で時価総額が 9 兆円ついています。 ネスレもおそらく今、 時価総額が
40 兆円近くあるかと思いますが、彼らの売上の 9 兆円のうち 2 兆円程度は水なので、世界の方が市場は広いです。
そもそも日本は水道水が飲める国で、 水道水飲める国は世界で 2% 弱で、 98% の国では水道水が飲めないので、
海外の方がお水を買って飲むという文化があります。 日本はなんとなく水道水がまだ飲めて、 飲んでる方もいらっしゃ
るので、 天然水を買って飲むというふうに考えていない方もいっしゃいます。 日本の良い水…水の質だったり量は、 世
界に戦えるだけの量があるので、 もちろん日本の方にまず日本の良い水を知っていただく、 そして世界に出していくと
いうことも我々の使命だと考えております。




【質問⑫】
QoQ では売上が落ちていますがどのような要因でしょうか。


【回答⑫】
これは 2Q と 3Q の話ですね。 ユーザーがある程度増えてきている中で、 特に大きな要因はないのですが、 今年の夏
は非常に出荷が多かったというのがあります。 そして配送なので、 暦で多少月ずれが起きてきます。 ですので、 暦が
良ければ 9 月の配送が増えるのですが、 今回は 8 月にすごい出荷が出たということなので、 こちらはそんなに大きな
要因はございません。 検証はしておりますが、今のところ何かのここに問題が生じているということではございませんので、
ご安心いただければと思います。

- 38 -
【質問⑬】
配当性向はどれくらいでしょうか?


【回答⑬】
配当性向は今はまだ 10% 台なので、 これをなるべく少しずつ上げていきたいのですが、 今明確に何 % とこの場では
言えないので、 これから期待していただけたらなと思います。 まずは配当性向 25% に近づけていけるように数年かけ
て取り組んでまいります。




【質問⑭】
M&A 戦略について教えてください。


【回答⑭】
まずは 1 つ、同業他社の M&A ということが考えられますが、現在異業種から非常に注目されてる業界でありまして、
一昨年にコスモウォーターという約 30 万ユーザーの会社が東電のファンドに 600 億円程で買収されたりということもあり、
正直高くなっているので、 同業他社の M&A は今非常に難しい状態ではあります。 しかし、 先程も言いましたように
当社だけが販管費が下げれている状態、 原価が下げれている状態なので、 他社は例えば 1 つの工場で日本全国
で運んでいるよりも、 九州のお客様であれば当社の九州の阿蘇の工場から買っていただいた方が、 正直言うと安く
なるという現象は起きております。 ですので、 当社のやるべきことをしっかりと続けていけば、 そのうち M&A が難しくて
も OEM で当社からお水を買っていただくということは十分あり得るものと認識しておりますので、 これからも(業界内
にも)訴えかけ、 提案し続けてまいります。
そしてもう一つは、 営業会社です。 当社も営業会社ですので、 営業会社を M&A していくという戦略も常に検討し
ており、 先日ラストワンマイル社という会社の TOB を開示させていただきまして、 ある程度の株を取得させていただく
予定です。 営業が強い会社様に我々が出資させていただいて、 そこにお水の販売をより加速していただくということも
一つの戦略として検討しております。 同業他社の M&A もしくは OEM 提供、 営業会社の M&A、 こちらを積極的
に今後も続けていきたいと思っています。 以上でございます。




【最後に】
当社の成長は非常に順調です。 とにかく当社は 5 年前、 6 年前から言ってきたことをしっかり取り組んでいるというだ
けなのですが、 現在もそれ以上の結果で推移をしている状態ですので、 これからもしっかりと約束したことに対して取
り組んでまいります。 中期計画を出さないようにしているのも、 今の状態をしっかり把握していただきながら、 来期はこ
の数字をやります、今期はこの数字をやります、という予想にしっかり上振れていくことに毎年集中しながら、堅実にユー
ザーを増やして、 この事業の本質を忘れずに取り組んでいくということが我々の使命だと認識しているためです。 株主
の皆様に対して約束を守れる会社、それを当社は信念としておりますので、引き続き応援していただければと思います。
よろしくお願いいたします。



- 39 -

114340