「自然と共に生きる」の理念のもと「自然関連財務情報開示タスクフォース」(TNFD)の“The TNFD Forum”に参画

News Release
株式会社フルッタフルッタ
2023年6月21日

「自然と共に生きる」の理念のもと
「自然関連財務情報開示タスクフォース」(TNFD)の
“The TNFD Forum”に参画
この度、株式会社フルッタフルッタ(所在地:東京都千代田区 社長:長澤 誠 以下「当
※1
社」
)は、「自然関連財務情報開示タスクフォース(以下「TNFD」 )フォーラム」に参画した
ことをご報告いたします。
当社は「自然と共に生きる」の企業理念のもと、森をつくる農業「アグロフォレストリー」※2
の発展にビジネスの力で貢献し、経済と環境が共存共栄する持続可能な社会の実現を目指してい
ます。資金の流れを「Nature positive(ネイチャーポジティブ)※3」に移行させるという観点
で、自然関連リスクに関する情報開示フレームワークを構築するという TNFD の理念に賛同し、
また、当社のビジネスモデルとの親和性も鑑みて参画いたしました。
当社では TNFD への参画を通して、経済活動による世界的な自然資本※4 の損失抑制ならびに回
復の推進力となるよう、
「ネイチャーポジティブ」の拡大に貢献してまいります。




※1 Taskforce on Nature-related Financial Disclosures の略
※2 農業と林業を複合的に行う農法の一種。森林農業や混農林業などと呼ばれる
※3「自然再興」の訳であり、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを意味する
※4 森林、土壌、水、大気、生物資源など、自然によって形成される資本のこと


■TNFDとは
TNFD とは、民間企業や金融機関が、自然資本及び生物多様性に関するリスクや機会を適切に
評価し、開示するための枠組みを構築するために 2021 年6月に発足した国際的な組織です。
気候関連の財務情報の開示に関するタスクフォース(Taskforce on Climate-related Financial
Disclosures: TCFD)に続く枠組みとして、2019 年世界経済フォーラム年次総会(ダボス会
議)で着想され、資金の流れを「ネイチャーポジティブ※3」に移行させるという観点で、自然関
連リスクに関する情報開示フレームワークを構築することを目指しています。
U R L:https://tnfd.global/


■株式会社フルッタフルッタについて
アサイーをはじめとするアマゾンフルーツ輸入加工販売ビジネスのパイオニア。
「自然と共に生きる」を理念に、森をつくる農業「アグロフォレストリー」の発展にビジネス
の力で貢献し、経済と環境が共存する持続可能な社会の実現を目指して 2002 年創業。
ブラジルのトメアス総合農業協同組合(CAMTA)よりおもにアグロフォレストリーで栽培され
たアマゾンフルーツ原料を輸入し、メーカーや外食チェーンへ販売を行うほか、「ナチュラル・新
鮮・おいしい・本物」をモットーとする自社製品の製造と販売などを展開。


所在地:東京都千代田区九段北 3-2-28 アグロフォレストリーBldg.
代表者:代表取締役 社長執行役員 CEO 長澤 誠
U R L:https://www.frutafruta.com/
■本件に関するお問合せ先■
株式会社フルッタフルッタ 03-6272-9081
補足資料
■森をつくる農業「アグロフォレストリー」とは
アグロフォレストリーは農作物と樹木を混植する農法で、世界各地でさまざまな実践例があり
ます。当社のサプライヤーであるトメアス総合農業協同組合が取り組むアグロフォレストリーは、
アマゾンの荒廃地に多様な果樹や材木の苗や単年作物を植えていきます。 年目から継続的に収穫


を得られることが特長で、果樹栽培をしながら樹木を育て森林を再生していきます。
従来の単一栽培ではできなかった持続的な生産が可能となり、森をつくるだけでなく、雇用を生
み、地域の発展にも寄与するなど、社会・経済・環境の側面からメリットがあるサステナブルな農
法として世界中から注目されています。
荒廃地 1年目 5~10 年目~ 20年目~




■アグロフォレストリーの CO2 削減効果
下図は原生林を伐採した後に単一栽培を行い、アグロフォレストリー農法を行った際のバイオ
マス量※の変化をイメージしたものです。伐採によりバイオマス量が急減し、単一栽培によって土
壌養分が枯渇し荒廃地化しますが、アグロフォレストリーに変換後は樹木の成長と共に CO2 を吸
収・固定していきます。農業という経済活動を行いながら森林を回復させる希少なモデルです。




※生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」



■日系農協「トメアス総合農業協同組合・CAMTA」
CAMTA はブラジルのアマゾン地帯にあるトメアスに移住した日本人が 1931 年に創立した農業
組合です。創立当初は野菜や米の販売を主な事業とし、のちにコショウの一大生産地へと発展し病
害による壊滅的な被害を受けた失敗からアグロフォレストリーへの転換を先導しました。そして
ジュース工場の設立を機にアマゾンフルーツの生産が拡大します。
彼らが工場を設立し、アサイーの量産に成功しなければ、アサイーなどのアマゾンフルーツが世
界に広く知られることはなかったといっても過言ではなく、まさにアマゾンフルーツのパイオニ
アとしての地位を築いています。

■本件に関するお問合せ先■
株式会社フルッタフルッタ 03-6272-9081

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