【建設業のマネージャー陣にアンケート調査を実施】DX推進の一方、71.9%が発注書の作成方法は「エクセルかワード」

プレスリリース


2021 年 9 月 15 日
報道関係各位(計 5 枚)
株式会社インフォマート



【建設業のマネージャー陣にアンケート調査を実施】
DX 推進の一方、71.9%が発注書の作成方法は「エクセルかワード」
~業務デジタル化の課題、「IT 人材の不足」の声多数~



BtoB ビジネスを革新する信頼のリーディングカンパニーを目指す、株式会社インフォマート
(本社:東京都港区、代表取締役社長:長尾 收、以下「当社」)は、全国の建設業のマネージャ
ー(課長)
・部長クラス 391 名を対象に、
「建設業における業務のデジタル化」に関する調査を実
施しましたので、お知らせいたします。




■調査結果サマリー

・半数以上が「会社として業務のデジタル化に取り組んでいる」と回答
・その一方、発注書の作成方法は「エクセルもしくはワード」が 71.9%で最多
・今後デジタル化したい業務、「契約書の締結」「社内申請・稟議」が共に 28.8%で最多
・業務のデジタル化の弊害になりうる課題は「IT 人材の不足」が 48.7%で最多



■調査概要

調査概要:「建設業における業務のデジタル化」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021 年 8 月 18 日~2021 年 8 月 25 日
有効回答:年商規模が「5 億円〜100 億円未満」かつ、従業員数 20 名以上の全国の建設業の
マネージャー(課長)
・部長クラス 391 名





■半数以上が「デジタル化に取り組んでいる」と回答

「Q1.現在、会社として「業務のデジタル化」に取り組んでいますか。(n=391)と質問したとこ

ろ、「取り組んでいる」が 68.3%、「取り組んでいない」が 22.0%という回答となりました。




Q1.現在、会社として「業務のデジタル化」に取り組んでいますか。
(n=391)



■主な発注書の作成方法、「エクセルもしくはワード」が 71.9%

Q1 で「デジタル化に取り組んでいる」と回答した方に、
「Q2.取引先との受発注業務において、発注
書の作成方法で最も多い方法を教えてください。(n=267)と質問したところ、
」 「エクセルもしくはワ
ード」が 71.9%、
「システム」が 18.0%という回答となりました。




Q2.取引先との受発注業務において、発注書の作成方法で最も多い方法を教えてください。
(n=267)





■発注送付の方法、
「メール」が 49.4%で最多

Q1 で「デジタル化に取り組んでいる」と回答した方に、 「Q3.取引先への発注はどのように送って
いますか。最も多い方法を一つ教えてください。(n=267)と質問したところ、
」 「メール」が
49.4%、「FAX」が 11.2%、
「口頭や対面」が 10.5%という回答となりました。




Q3.取引先への発注はどのように送っていますか。最も多い方法を一つ教えてください。
(n=267)




■取引先との受発注業務、46.3%が「発注書・契約書のやりとり」で課題を実感

「Q4.取引先との受発注業務で課題を感じる業務を教えてください。 (複数回答)(n=391)と質問

したところ、 「発注書・発注請書のやり取り」「契約書のやり取り」が 46.3%、「請求書のやり取り」
が 41.7%という回答となりました。




Q4.取引先との受発注業務で課題を感じる業務を教えてください。(複数回答)
(n=391)




■業務デジタル化推進企業の約 3 割が、今後デジタル化したい業務として「契約書の締結」や「社内
申請・稟議」を希望

Q1 で「デジタル化に取り組んでいる」と回答した方に「Q5.今後、デジタル化していきたい業務を
教えてください。(n=267)と質問したところ、
」 「契約書の締結」が 28.2%、「社内申請・稟議」が
28.2%、文書保管(図面や発注書・請求書など)が 22.6%という回答となりました。




Q5.今後、デジタル化していきたい業務を教えてください。(n=267)


■業務のデジタル化の弊害になりうる課題は「IT 人材の不足」が 48.7%で最多

Q1 で「デジタル化に取り組んでいる」と回答した方に「Q6.業務のデジタル化の弊害になりうる
課題を教えてください。 (複数回答)(n=267)と質問したところ、
」 「IT 人材の不足」が 48.7%、「社
内体制が整っていない」が 43.4%、「システム投資への予算がない」が 28.8%という回答となりまし
た。




Q6.業務のデジタル化の弊害になりうる課題を教えてください。
(n=267)


< まとめ >

建設業の方全体に対し、業務のデジタル化を推進しているかを質問すると、半数以上が「取り組
んでいる」と回答しました。しかし現状の受発注業務については、発注書の主な作成方法として
「エクセルかワード」が 71.9%、送付方法は「メール」が約半数である一方で、「システム」はわず
か 9.4%に留まる結果となりました。また、受発注業務での課題は「発注書や契約書」のやり取りと
約半数が回答しており、他にも請求書や見積書の保管等、帳票類のやり取りに課題を感じている人
が多数という結果となりました。

さらに、今後デジタル化したい業務について伺うと、 「契約書の締結」「社内申請・稟議」が共に
28.2%で最多の項目となりました。しかし同様に「わからない/特にない」が 21.8%となっており、デ
ジタル化への意欲が低いという現状も窺えます。

また、さらに、業務のデジタル化の弊害になりうる課題としては、 「IT 人材の不足」
(48.7%)や
「IT リテラシーの不足」
(23.2%)が挙げられ、人もナレッジも不足しているということが分かりま
した。

今回、「デジタル化に取り組んでいる」と回答した企業が多かった一方で、業務面の多くは紙ベー
スで行われていることが多く、「デジタル化」への課題を感じている企業が多数いる実態が明らかに
なりました。このような結果から、建設業の DX はまだまだ進んでいないと言えるでしょう。




< 会社概要 >

【インフォマート】

1 会社名 株式会社インフォマート(東証一部:2492)
2 代表者 代表取締役社長 長尾 收
3 本社所在地 東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング13階
4 設立 1998年2月13日
5 資本金 32億1,251万円
6 事業内容 BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営
7 従業員数 613 名(2021 年 6 月末現在)
8 URL https://www.infomart.co.jp/




【本リリースに関する報道関係者様のお問い合わせ先】
株式会社インフォマート
広報・社会貢献部 平田・矢内・亀田 E-mail:im-pr@infomart.co.jp





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