女性(ママ)の働く意識調査結果発表 2018

平成30年11月12日
各 位
会 社 名 :株式会社ワールドホールディングス
代 表 者 名 :代表取締役会長兼社長 伊井田 栄吉
(コード番号:2429 東証第一部)
問 合 せ 先 :広報IR室長 工藤 洋
(電話:03-3433-6005)



女性(ママ)の働く意識調査結果発表 2018


・依然として女性(ママ)の 95.2%は高い就労意欲
・今後働く意思のある女性(ママ)の多くが扶養範囲を意識した働き方を希望している

当社連結会社である株式会社ワールドインテック福島 (本社 福島県郡山市、
: 代表取締役 本多信二、

以下「ワールドインテック福島」)において、運営委託を受けている「おしごと百貨店」 (民間型ハロー
ワーク)と、委託元である一般社団法人 Stand for mothers(本部:福島県郡山市、代表理事:田中豪)
が運営している「暮らしづくりビレッジ」では、毎年行っている、福島県内に居住する 1,000 名の女性
(ママ)を対象とした、働くことに対する意識調査(プロジェクト名・1000 ママプロジェクト)を共
同で実施し、調査結果がまとまりましたので報告いたします。




《調査概要》
1. 調査プロジェクト名:ふくしま 1000mama PROJECT Vol.2
2. 調査目的:女性(ママ)の働く志向を調査し、広く周知することによって、志向に合った仕事を
創出するとともに、働く意欲のある女性に対する意識改革によって就業場所を広げ、ミスマッチ
を解消し活躍の場を創出することを目的とする
3. 調査方法:公益財団法人日本財団の助成事業として一般社団法人 Stand for mothers によって運
営されている「暮らしづくりビレッジ」 (福島県郡山市)と、株式会社ワールドインテック福島に
よって受託・運営している「おしごと百貨店」 (同施設内)が、共同で当該施設利用者及び主催す
るイベント等に集客した参加者に直接記載によるアンケート調査を実施
4. 調査対象:0 歳児以上の子供を持つ主に 20 代~50 代の女性
5. 回収数 :1,068 名
6. 実施期間:2018 年 3 月 26 日~10 月 30 日
7. プロジェクト推進団体:株式会社ワールドインテック福島
一般社団法人 Stand for mothers
助成:公益財団法人日本財団
《調査結果》
1.女性(ママ)の 95%以上が働く意思を持っている。

Q. 現在、お仕事をしていますか?(有効回答 1068 名)
・就労中 61%(649 名)
・未就労 39%(419 名)
Q. 今後、働くつもりはありますか?(有効回答 419 名 ※上記未就労者対象)
・すぐにでも 25%(103 名)
・3 ヶ月~1 年以内 43%(181 名)
・3 年以内 20%(84 名)
・4 年以上先、もしくは働くつもりはない 12%(51 名)

現在就労中の方も含めると 95.2%(※1)の女性(ママ)が就労の意思を持っており、さらに今後働く
意思のある女性(ママ)の 68%の方が 1 年以内での就労を希望している。
(※1: 調査総対象者に対する「4 年以上先、もしくは働くとつもりはない」以外の回答割合)

2.今後、働く意思のある女性(ママ)の多くが、正社員よりもパート・アルバイトでの働き方を
希望している

Q. 希望する雇用形態は?(有効回答 523 名 ※未就労者 419 名に対する複数回答有)
・パート・アルバイト 60%(314 名)
・正社員 17%( 90 名)
・派遣社員 7%( 35 名)
・在宅ワーク 6%( 33 名)
・自営、フリーランス 5%( 26 名)
・契約社員 4%( 21 名)
・その他 1%( 4 名)

昨年度のアンケート調査では、就労中の女性(ママ)・未就労の女性(ママ)を区分けせずに実施した調
査であったが、今回は未就労の女性(ママ)に限定しアンケート調査を実施したところ、82%( 「正社員」
もしくは「その他」意外と回答した 429 名)の方が非正規(パート・アルバイト・派遣社員 etc)での雇
用形態を望んでいるという結果となった。
既に就労している方は正規雇用での働き方を選択しているが、 今後、就労する意思のある女性(ママ)
にとっては安定した正規雇用だけでなく、 日数や時間に合わせた雇用形態を希望する方が多い傾向にあ
る。

Q. 週の出勤日数は何日が希望ですか?(有効回答 419 名 ※未就労者対象)
・週 1~2 日 6%( 24 名)
・週 3~4 日 69%(290 名)
・週 5 日以上 25%(105 名)
Q. 1 日の就業時間は何時間が希望ですか?(有効回答 419 名 ※未就労者対象)
・3 時間未満 6%( 26 名)
・3~5 時間程度 64%(270 名)
・6~8 時間程度 27%(115 名)
・8 時間以上 2%( 8 名)

Q. 現在就業していますか?(回答数:1068)




未就労39%
就労中61%




Q.今後働くつもりはありますか?(有効回答 419 名 ※未就労者対象)


働くつもりはない 21名

4年以上先 30名
368 名
3年以内 84名

1年以内 77名
284 名
半年以内 45名

3ヵ月以内 59名

すぐにでも 103名

0名 20名 40名 60名 80名 100名 120名


現在未就労の女性(ママ)の 88%
(368 名) 3 年以内の就労意思を持っており、
が その中でも 68%
(284
名) 1 年以内の就労を考えている。
は 昨年度のアンケート結果同様に引き続き就労意欲の高い女性(マ
マ)は多く存在していることが分かった。
Q.配偶者の扶養範囲内で働きたいですか?(有効回答 419 名 ※未就労者対象)

絶対に扶養か
ら外れたい
6.7%
出来れば扶養
からは外れた
い 18.6% 絶対に扶養範
囲内に収めた
い 25.5%




出来れば扶養
範囲内に収め
たい 49.2%




Q.1 日どのくらいの勤務時間が希望ですか?(有効回答 就労中:649 名 / 未就労:419 名)

0名 50名 100名 150名 200名 250名 300名 350名


3時間未満


3~5時間


6~8時間


8時間超


就労中 未就労



未就労の女性(ママ) 名のうち 74.7%(313 名)が週 3~4 日 / 1 日 5 時間程度での就業を希望して


おり、これは前述の質問『扶養範囲内での働き方』を意識したものと考えられる。既に就労している
方と今後、就労を目指す方では、働ける時間に明らかな差があり、 今後は扶養の範囲内に収まるよう
な働き方・雇用を生み出せるかが人材不足を解消する重要な方法の一つと考えられる。
Q.どんな働き方が希望ですか?
(有効回答 就労中:649 名 / 未就労:523 名 ※未就労者 419 名に対する複数回答有)

0名 50名 100名 150名 200名 250名 300名 350名

正社員

契約社員

派遣社員

パート・アルバイト

自営・フリーランス

在宅ワーク

その他


就労中 未就労

正社員・パートアルバイトが多かった昨年度のアンケート結果の結果を紐解くため、 今回は就労中・
未就労分けてアンケートを実施したところ、 就労状況によって希望する雇用形態には大きな差があるこ
とが結果として表れた。
就労中の女性(ママ)の多くは正社員での働き方を選択し、現在も働いている。それに対し、未就労の
方の多くが時間的な制限があり、パート・アルバイトの働き方を希望している。
直接話を聞くと、働くことに対しての不安・ブランクもあるが子育てとの両立に対する不安の声も多
く、まずは短時間業務を希望する方が多い傾向にあると考える。

Q.あなたにとって「働く」ことについて重視するものとは?
(有効回答 就労中:1936 名 / 未就労:1249 名 ※未就労者 419 名に対する複数回答有)
0% 5% 10% 15% 20%

やりがい
給与
勤務時間の調整
通勤の便
スキル・経験を活かせる
社会とのつながり
自身のスキルアップ
自己実現・自己成長
子供の成長
新しい事への挑戦
時間の有効活用
その他

就労中 未就労

就労・未就労、両者の視点で見ても大きな差はなく、昨年同様「やりがい」 「給与」
「時間調整」を重
視している傾向にある。今後働く意思のある女性(ママ)にとっては特に、給与よりも勤務時間の調整が
可能か否かが仕事を選ぶ際のポイントとして重要視されている。
Q.お子様の年齢は?
(有効回答 就労中:770 名 / 未就労:619 名 ※未就労者 419 名に対する複数回答有)

0人 50人 100人 150人 200人 250人 300人

0~2歳

3~5歳

6~8歳

9~11歳

12歳以上


就労中 未就労



Q.子供の預け先は?(有効回答 就労中:435 名 / 未就労:407 名)

0名 50名 100名 150名 200名 250名

認可保育

認可外保育

幼稚園

家族や親戚

学童

一時保育

預けていない


就労中 未就労

子供の預け先で興味深いのが、 子供の預け先が無い、もしくは預けていない環境で就労している女性
(ママ)が多いことだ。子供の年齢表でも分かるとおり、年齢が低いほど未就労の方が多いのに対して、
就労中の方は一概に子供の年齢は関係していなく、 むしろ 0 歳~5 歳のお子さんを抱えて就労している
女性(ママ)の割合が 75%を超えている。兄弟・姉妹などの家族構成も関係してくることだと思うので状
況は様々だが、今後はこの分野の掘り下げが必要と考える。

昨年度のアンケート結果と比較したところ、依然、就労意欲のある女性(ママ)が全体の 90%以上に上
っている一方で、就労の「現状」と今後就労を目指す「希望」に差があることが見て取れる。特に雇用
形態や勤務時間など「働き方」に関しての相違が大きく、短時間・扶養範囲を意識した働き方を望んで
いる女性(ママ)が非常に多い傾向にあり、働き始めるための環境整備と不安の解消がますます重要だと
考えます。
引き続きおしごと百貨店では、 地域社会と連携し、女性(ママ)のための育児及び就労支援の情報発信
を強め、事業者との雇用の場の創出を行ってまいります。
以上

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