当社連結子会社・株式会社ワールドインテックによる京都大学及び大阪府立大学との共同研究契約締結に関するお知らせ

平成29年11月6日
各 位
会 社 名 :株式会社ワールドホールディングス
代 表 者 名 :代表取締役会長兼社長 伊井田 栄吉
(コード番号:2429 東証第一部)
問 合 せ 先 :経営管理本部 広報IR室長 工藤 洋
(電話:03-3433-6005)



当社連結子会社・株式会社ワールドインテックによる
京都大学及び大阪府立大学との共同研究契約締結に関するお知らせ



当社の連結子会社である株式会社ワールドインテック(本社:福岡県福岡市、代表取締役:伊井田
栄吉、以下「ワールドインテック」)が、国立大学法人京都大学化学研究所・寺西研究室及び公立大学
法人大阪府立大学生命科学研究科・乾研究室と共同研究契約を締結いたしましたので、お知らせいたし
ます。

1. 共同研究の目的
近年、理化学分野の高度専門技術を有した人材の不足がメーカーの成長を鈍化させ、我が国の国
際競争力を低下させるとして懸念されています。科学技術の発展は日進月歩であり、競争と技術革
新が絶え間なく続いていく中、産学官の垣根を越えた人材育成が急務となっています。
ワールドインテックは「人が活きるカタチ」を創造するという社会的使命の下、研究開発をはじ
めとする裾野の広い領域をカバーし、働き、成長する場を提供してまいりました。とりわけ同社
R&D事業部は2002年の設立以来、高度な専門技術を有する研究者を、医薬品・化学・素材など幅広
い業種の企業や大学研究室、官民の研究機関に派遣し、新薬や新製品の開発ひいては日本のものづ
くりにおける研究開発の発展に貢献してまいりました。「好きを武器に挑み続ける。技術力と人間
力で、未来を拓く研究者集団」という理念の下、両研究室それぞれとの共同研究を通じて高度専門
技術を有した研究員を育成してまいります。

2. 事業概要
(京都大学化学研究所・寺西研究室)
京都大学化学研究所・寺西研究室は次世代ナノ材料として金属、半導体ナノ粒子を用い、その一
次構造(粒径、形状、組成)制御ならびに二次構造(空間配列)制御を行い、次世代のナノ電子、
磁気、光デバイスへの応用やエネルギー触媒への展開を目指しています。
同大学との共同研究においては、同研究室内にワールドインテックR&D事業部専用の教育研修ラ
ボを本年9月4日付けで設置し、同研究室の研究を支援しながら実践を通じて社員を育成してまい
ります。また、寺西研究室に設置されている合成・分析機器等も活用できる研修プログラムを作成
しました。
教育研修ラボには、自社専任の教育研修担当者を常駐させ、自社研究社員に分析化学、化学合成
分野の機器技術の習得を行います。
産学合同にて高度専門技術教育と寺西研究室の研究開発を支援してまいります。
本年10月より京都大学内で共同研究を開始することといたします。

(大阪府立大学生命科学研究科・乾研究室)
大阪府立大学生命環境科学研究科・乾研究室は疎水性低分子輸送蛋白質群であるリポカリン属蛋
白質の構造と機能の相関を様々な物理化学的手法を用いて測定し、薬剤活性を有する疎水性薬剤に
対する新規ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)の構築を目指しています。
同研究室と共同で、バイオインフォマティクス業務遂行に必要な研修教育プログラム(カリキュ
ラム)を作成、カリキュラム内容を組み込んだ共同研究としてバイオインフォマティクスを活用し
た生体高分子の構造と機能の解析を実施し、実践的なバイオインフォマティクススキルを社員に理
解・習得させます。
本年10月より、大阪府立大学内において共同研究を開始することといたします。

3. 事業体制
(京都大学化学研究所・寺西研究室)
寺西研究室内に設置する専用教育研修ラボに自社用のHPLC、GC-MS等の機器を設置し、自社専任
の教育研修担当者を常駐させ、自社研究社員に対し分析化学、化学合成分野の機器技術の習得を支
援します。

(大阪府立大学生命科学研究科・乾研究室)
大阪府立大学生命環境科学研究科・乾研究室とワールドインテックR&D事業部がコンソーシアム
を組む事で、スムーズな運営体制を構築し、バイオインフォマティクス人材の育成を実施いたしま
す。

以上

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