当社孫会社の(株)安評センターにおける新規定量分析機器導入および分析サービス開始に関するお知らせ

2019 年 3 月 12 日
各 位
会 社 名 株式会社トランスジェニック
代表者名 代表取締役社長 福 永 健 司
(コード番号 2342 東証マザーズ)
問合せ先 取 締 役 船 橋 泰
( 電 話 番 号 03-6551-2601)



当社孫会社の(株)安評センターにおける
新規定量分析機器導入および分析サービス開始に関するお知らせ



当社孫会社の株式会社安評センター(代表取締役社長:福永 健司、静岡県磐田市 以下、安評センタ
ー)は、生体の試料中の薬物を定量分析する LC-MS/MS 装置※1を導入し、試験受託を開始いたします
ので、お知らせいたします。

安評センターは、CRO として主に医薬品,食品,食品添加物,農薬,飼料添加物,一般工業化学物質
等の化学物質の安全性試験のサービスを提供しています。
このたび開始する LC-MS/MS 装置を用いた分析サービスは、安全性試験の試験サンプル中の低濃度
成分の分析を可能とし、より複雑な試験に対応した高感度なデータでお客様の要望に応えるものです。

今回導入した機器は、 フロントには ACQUITY I-class Plus Waters 製)MS として Xevo TQ-S micro
( 、
(Waters 製)です。ACQUITY I-class Plus は,最大 18,000psi まで耐用可能な超高速液体クロマトグ
ラフで、低システム容量と高圧グラジエントポンプによって拡散の小さい安定した分析を実現します。
Xevo TQ-S micro は 2014 年発表のタンデム四重極質量分析計です。高感度分析を追求しており、特に
生体成分の分析に威力を発揮します。幅広いダイナミックレンジに対応できるため、サンプル間の濃度
差が大きい TK※2あるいは PK※3のような分析において最適な仕様となっています。

当社グループは、既に(株)新薬リサーチセンターにおいても動物試験受託に加えて LC-MS/MS 装
置を用いた質量分析の受託を実施しており、安評センターにおいても同装置の導入により付加価値の高
いサービスの提供が可能なグループ体制を実現いたします。

◆ご参考: ※1 LC-MS/MS(Liquid Chromatography /Mass Spectrometry)装置
LC-MS/MS 装置は、生体試料(血漿、血清、尿など)中の薬物を、高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)にて分離し、分離された物質を質量分析装置(MS)に
てイオン化し分析する過程を 2 段階で行い、高精度で分子を同定するものです。

※2 TK(toxicokinetics)
TK とは、医薬品開発の毒性試験で採決した血液サンプル中の薬物濃度を測定し、
全身的曝露を評価することです。

※3 PK(pharmacokinetics)
PK とは、薬物が投与された後の生体内で吸収、分布、代謝、排泄という一連の
過程を経た体内薬物濃度(量)の推移を分析することです。
以上

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