「ポジティブ・インパクトファイナンス」による借入のお知らせ

Make More Sustainable
サステナブルインフラの「いちご」



2023 年 2 月 28 日
各 位
会社名 い ち ご 株 式 会 社
代 表 者 代表執行役会長 スコット キャロン
(コード番号 2337 東証プライム)
問合せ先 上席執行役財務本部長 坂松 孝紀
(電話番号 03-3502-4818)
www.ichigo.gr.jp

「ポジティブ・インパクトファイナンス」による借入のお知らせ

当社は、長期 VISION「いちご 2030」のとおり、従来の心築(※)を軸とした事業モデルをさら
に進化させ、
「100 年不動産」へチャレンジするとともに、地域および地球に優しいクリーンエネ
ルギー事業を積極的に推進しており、サステナブルな社会を実現するための「サステナブルインフ
ラ企業」として大きな成長を目指しております。
こうした当社の取り組みご評価いただき、今般、株式会社みずほ銀行(以下、
「みずほ銀行」と
)より「Mizuho ポジティブ・インパクトファイナンス」として、限度額 130 億円の借入枠
いう。
を設定いたしました。
本取り組みは、サステナブルな社会形成の促進と当社財務基盤のさらなる強化に資するものと考
えており、当社では引き続き、企業の存在意義は社会貢献であるという考えのもと、社会をより良
い状態で次世代へ継承するため、
「サステナブルインフラ企業」として大きな成長を図るとともに、
事業活動を通じて社会的責任を果たしてまいります。

(※)心築(しんちく)とは、いちごの不動産技術とノウハウを活用し、一つ一つの不動産に心を
込めた丁寧な価値向上を図り、現存不動産に新しい価値を創造することをいい、日本にお
ける「100 年不動産」の実現を目指しております。

1. 本ポジティブ・インパクトファイナンスの概要
「Mizuho ポジティブ・インパクトファイナンス」は、グローバルな指標である「ポジティブ・イ
ンパクト金融原則」
(※)に基づき、借入先企業の事業活動が与える社会的インパクトを包括的・定
量的に評価し、ポジティブなインパクトを生み出す意図を持つことが確認された取り組みへ継続的
な支援を行うことを目的とした融資です。
いちごは、本業を通じたサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを中心に、特に SDGs 目標
達成に対してインパクトを与える活動について定性的 定量的な評価を受け、
・ KPI
後段のとおり、 の
設定と目標方針を策定いたしました。今後、これらの進捗についてモニタリングを受け、インパク
ト評価ならびにインパクトマネジメントによるみずほ銀行とのエンゲージメントを通じ、取り組み
を促進、発展させてまいります。
なお、本ポジティブ・インパクトファイナンスにおいては、第三者機関である株式会社格付投資
情報センターより、
「ポジティブ・インパクト金融原則」への適合性、および環境省の「インパクト
ファイナンスの基本的考え方」との整合性について、第三者意見書を取得しております。

(※)ポジティブ・インパクト金融原則とは SDGs の達成に向け、金融機関が積極的な投融資を行
うための原則として国連環境計画 金融イニシアティブにより策定された原則で、
・ 資金提供
先企業のネガティブな影響を軽減し、現実的かつ信頼性のある方法でポジティブな影響を
高めるための資金提供のあり方を定めています。


2. 本借入の概要
① 借入限度額 130 億円
② 引出期間 2023 年 2 月 28 日から 2027 年 2 月 28 日
③ 最終返済期日 2033 年 2 月 28 日(10 年間)
④ 借入先 みずほ銀行
⑤ 資金使途 不動産取得資金


3. いちごが与えるインパクトと KPI、目標方針

インパクト KPI 目標方針 関連する SDGs


経済・社会・文化的価値向上、
資源効率・安全性、 毎年:
長寿命化に資する取り組みの
文化伝統、経済収束 価値向上・長寿命化に資する取り組みの実施
実施




GHG 排出量の
気候 2019 年比削減率(Scope1, 2) 2030 年:50%削減
2019 年比削減率(Scope3) 2030 年:30%削減




資源効率・安全性 取水量原単位 毎年:前年度以下に削減




管理職の女性比率 2025 年:40%以上
包括的で健全な経済
産休後の女性社員復職率 毎年:100%




以 上





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