「ZEB Oriented」評価取得のお知らせ(いちご花京院ビル)

Make More Sustainable
サステナブルインフラの「いちご」



2024 年 3 月 4 日
各 位
会 社 名 い ち ご 株 式 会 社
代 表 者 代表執行役会長 スコット キャロン
(コード番号 2337 東証プライム)
問合せ先 常務執行役財務本部長 坂松 孝紀
(電話番号 03-4485-5221)
www.ichigo.gr.jp

「ZEB Oriented」評価取得のお知らせ(いちご花京院ビル)


当社は、企業の存在意義は社会貢献であると考えており、サステナブル(持続可能)な社会
を実現するための「サステナブルインフラ企業」として大きな成長を図るとともに、事業活動
を通じて社会的責任を果たすことを最大の目標としております。
このたび、当社が保有するオフィスビル「いちご花京院ビル」にて「BELS(建築省エネルギ
ー性能表示制度)」における最高評価 5 スター評価を取得するとともに、当社初となる「ZEB
(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」認証の「ZEB Oriented」評価を取得いたしましたので、
下記のとおりお知らせいたします。




1. 評価取得物件




物件名 いちご花京院ビル
所在地 宮城県仙台市青葉区花京院 2-1-65
延床面積 11,460.54m2
構造/階数 S造 14F
建築時期 2008 年 3 月
BELS評価 5 Star(最高評価)
ZEB評価 ZEB Oriented





2. BELS および ZEB の概要
BELS とは、 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律に基づき、 非住宅建築物の省
エネルギー性能を第三者機関が評価する制度です。一次エネルギー消費量から算出される
BEI(Building Energy Index)の値によって評価され、省エネルギー性能が 5 段階(最高評価
★★★★★)で表示されます。
ZEB とは、快適な室内環境を保ちながら、建物の高断熱化や高効率の設備等により省エネ
ルギーに努めたうえで、再生可能エネルギーの導入により、建物で消費する年間の一次エネ
ルギー収支をゼロにすることを目指す建物です。ZEB 認証は、BELS 制度を利用し、 「ZEB」 、
「Nearly ZEB」「ZEB Ready」「ZEB Oriented」の 4 段階で表示され、このたび「いちご花京
、 、
院ビル」 が取得した 「ZEB Oriented」 ZEB 化が困難とされる大規模建築物
は、 (延床面積 10,000m2
以上)を対象として、基準値に対する 40%以上の一次エネルギー消費量削減のほか、さらな
る省エネルギーの実現に向けた措置(未評価技術)の導入が要件とされております。
ZEB および BELS については以下をご参照ください。
ZEB(環境省による「ZEB PORTAL」サイト) : www.env.go.jp/earth/zeb/detail/01.html
BELS(認証制度に関する運営サイト) : www.hyoukakyoukai.or.jp/bels/bels.html

3. 「いちご花京院ビル」の取り組み
いちご花京院ビルでは、全館の LED 化が完了していることに加え、照明制御システムの導
入等を実施しております。さらに、空調設備の最適化および高効率化を進め、基準一次エネル
ギー消費量(※1)から 40%削減を継続的に目指してまいります。また、テナント従業員の
方々へ、より快適なオフィス空間を提供するため、植栽によるランドスケープデザインや、憩
いと交流の場となる共用ラウンジの設置等、心築(※2)により物件価値と環境価値双方のさ
らなる向上を図ってまいります。
なお、「いちご花京院ビル」は、建築物の環境性能を評価し格付けする「CASBEE」不動産評
価認証における最高評価「S ランク」も取得しております。
(※1)基準一次エネルギー消費量
不動産の設備、地域、用途などにより定められている基準エネルギー消費量
(※2)心築(しんちく)
いちごの不動産技術とノウハウを活用し、一つ一つの不動産に心を込めた丁寧な価値
向上を図り、現存不動産に新しい価値を創造することをいい、日本における「100 年
不動産」の実現を目指しております。

4. 環境課題に向けたいちごの取り組み
当社は、人類、社会そして地球の一員として、 「サステナブル経営」の実現を重要な経営課
題としております。豊かさと環境が共存する未来のため「脱炭素社会」に向けた取り組みを加
速しており、RE100(※)の目標達成年限を 2025 年とし、早期実現に向け、再生可能エネル
ギーの導入を進めております。また、 「クライメート(気候) ・ポジティブ」の実現を目指し、
温室効果ガスの排出量削減とともに、当社のクリーンエネルギー事業による再生可能エネルギ
ーの創出に全力で取り組んでおります。
当社は、社会をより良い状態で次世代へ継承するため、保有物件の ZEB 化推進および
RE100 の達成、また当社の「心築」と「クリーンエネルギー」事業を通じ、資源・エネルギ
ーを守り、引き続き、環境循環型社会の実現を目指してまいります。
(※)RE100
世界で影響力のある企業が自らの事業で使用する電力を、発電時に CO2 を排出しない
再生可能エネルギーで 100%調達することにコミットし、将来的に脱炭素(カーボン
ニュートラル)社会に移行することを目的とする国際イニシアティブです。

以 上

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