チャット調査の新機能、絵文字閲覧・重複削除をAIレビューツール「KIBIT Automator」に追加実装

2023 年 9 月 4 日
報道資料
株式会社 FRONTEO



チャット調査の新機能、絵文字閲覧・重複削除を
AI レビューツール「KIBIT Automator」に追加実装
訴訟の提出文書におけるチャットデータ増加に対応



株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)
は、さまざまなチャットツールの調査に対応している自社開発AIレビューツール「KIBIT
Automator(キビットオートメーター)」にて、新たにSlackやMicrosoft Teams、SMSなど
一部のチャットアプリケーション内の絵文字を閲覧する機能と、チャット内の重複した会話を削
除する機能を追加しました。これらの新機能は、オンプレミス型フォレンジックツール「KIBIT
XAMINER(キビットエグザミナー)」にも同時実装されます。


近年、デジタル社会の急速な発展によりIT活用が日常化され、企業の管理する電子データ量は
増加の一途をたどっています。また、リモートワークの浸透などにより遠隔コミュニケーション
が増えたことをきっかけに、社内コミュニケーションはチャット活用が進みつつあります。この
状況を受け、国際訴訟でのeディスカバリ(電子証拠開示)やデジタルフォレンジックにおいて
も、米国をはじめとするグローバルな調査シーンで提出文書としてチャットデータが対象となる
ケースが増加しています。チャット内の絵文字により表現された内容が判決を左右する事案もあ
り、調査におけるチャットデータ対応へのニーズが高まっています。


今回の新機能である絵文字閲覧機能は、閲覧対象とするチャットルーム内でのやりとりの絵文
字を閲覧可能にするもので、チャット内での活用が盛んな絵文字への対応を求めるユーザーの要
望に応えて開発されました。この機能追加により、調査・レビューの際、絵文字に込められた表
現や感情までレビュアーが確認することが可能になりました。
チャットは、メールよりも気軽なコミュニケーションが可能である特性から、1つの投稿当た
りの情報量が少ない一方で複数メンバーでのやり取りの回数が多く、重複するメッセージが膨大
になります。重複削除機能は、複数の調査対象者のデータにおいて、チャット内での日時や人物
が完全一致するメッセージのやりとりを重複項目として削除し、チャットレビューの効率化を図
るものです。





図1:絵文字閲覧機能(イメージ)




図2:重複削除機能



FRONTEOは、今後も国内外のユーザーからの機能拡充要望や、進化し続けるデジタル社会に
適応したAIソリューションとサービスの開発・改良に努め、複雑かつ多様化する企業の訴訟、デ
ジタルフォレンジックなどにおける顧客の負担軽減と、専門性の高い高品質なサービス提供に取
り組んでまいります。





本件単独による当社業績への影響は軽微です。



■FRONTEO について URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEO は、自社開発 AI エンジン「KIBIT(キビット)」を用いた多様な AI ソリューションと
サービスを提供するデータ解析企業です。
「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリュ
ーションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する」ことを理念とし、膨大な量のテキストデ
ータや複雑なネットワークの中から意味のある重要な情報を抽出して、エキスパートの高度な判
断を支援する自然言語処理ならびにネットワーク解析技術を強みとしています。リーガルテック
AI、ビジネスインテリジェンス、ライフサイエンス AI、経済安全保障の各領域で事業を展開し、
さまざまな企業の課題や社会課題の解決に貢献しています。2003 年 8 月創業、2007 年 6 月 26 日
東証マザーズ(現:東証グロース)上場。日本、米国、韓国、台湾で事業を展開。第一種医療機器
製造販売業許可取得、管理医療機器販売業届出。資本金 3,042,317 千円(2023 年 3 月 31 日時点)


※FRONTEO、KIBIT、KIBIT Automator、XAMINERはFRONTEOの日本における登録商標です。


<報道関係者のお問い合わせ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当
Email: pr_contact@fronteo.com

<リーガルテック AI 事業に関するお問い合わせ先>
株式会社 FRONTEO リーガルテック AI 事業本部
https://legal.fronteo.com/contact/





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