FRONTEO、医学論文探索AI「Amanogawa」をバージョンアップ

2022 年 7 月 7 日
報道資料
株式会社 FRONTEO



FRONTEO、医学論文探索 AI「Amanogawa」を
バージョンアップ
「ディスカバリ検索」表示機能を追加、革新的研究を支援


○株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下FRONTEO)は、
医学論文探索AI「Amanogawa ver. 1.4」を発表しました。


Amanogawa(https://lifescience.fronteo.com/aidiscovery/amanogawa/)は、FRONTEO独自
のAIエンジン「Concept Encoder(商標:conceptencoder、読み:コンセプトエンコーダー)」
を搭載した論文探索AIシステムです。ユーザーが関心のある単語や仮説などの文章を入力する
と、PubMed*に掲載されている大量の論文から、関連する論文をAIが瞬時に検出・解析し、メ
イン画面「Space Map」にプロット表示します。個々の論文がドット、また内容の類似度が色と
位置関係で示され、全体像を一目で把握できる点や、Concept Encoderを用いることにより、検
索語を含む論文だけでなく、検索語を含まない、同義語を用いた論文・内容や概念が類似した論
文を検出する「ベクトル検索」を行える点が大きな特徴です。


さらに、検索結果のカテゴリーに含まれる内容を視覚的に提示する「Word Cloud」、各カテ
ゴリーの内容について「Mesh Term」やその登場頻度を示す「Terms Frequency」、内容の年
次推移から論文トレンドを把握できる「Chronological Chart」、検索語・テキストへの関連度の
高い論文トップ100報をリスト表示する「Card Box」などの多様な機能により、論文探索の大幅
に効率化を支援します。


これまでAmanogawaでは、検索結果の表示において、全結果表示のほか、キーワード検索結
果表示、ベクトル検索結果表示、キーワード及びベクトル検索結果であるハイブリッド表示の3
通りのフィルタリングが可能でした。この度のバージョンアップでは、新たにベクトル検索結果
のみを表示する「ディスカバリ検索表示」が加わり、Amanogawaを用いなければ発見できない
論文情報を明確に確認できるようになりました。これにより、研究活動のさらなる効率化や幅の
拡がり、革新的な発見につながることが期待されます。





検索結果表示の例。全結果表示(上段)に加え、キーワード、ベクトル、
ハイブリッド、ディスカバリの切り替えにより、情報探索の利便性が向上


FRONTEOは、今後もAIシステムの開発を通じ、医学・薬学研究の効率化とDX(デジタル・ト
ランスフォーメーション)推進、医療の質・患者のQOL向上に貢献してまいります。

* 米国国立医学図書館内の国立生物科学情報センターが作成する生物医学領域の論文データベース




■Concept Encoderについて
URL:https://lifescience.fronteo.com/technology/conceptencoder/
「Concept Encode」は、FRONTEOがライフサイエンス分野に特化して開発した自然言語解析AI(人
工知能)です。自由記述のテキストデータを大量に含むメディカルデータを、エビデンスに基づいて
有効に解析・活用することを目的に2018年に開発しました。「Concept Encoder」はテキスト以外の
データとの共解析も可能であり、ライフサイエンス領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタル
や各種検査値などの数値データとの共解析の研究を進めています。特許登録番号:特許第6346367号


■FRONTEO について URL:https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「Concept Encoder」、
「Looca Cross」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業
のビジネスを支援する、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「e
ディスカバリ(電子証拠開示)」や「デジタルフォレンジック調査」などのリーガルテック事業をメ
インに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。同事業で培ったAI技術を
もとに、2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、経済安全保障へと事業
のフィールドを拡大し、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診


断支援、金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証
マザーズ(現:東証グロース)上場。2021年1月第一種医療機器製造販売業許可を取得(許可番号:
13B1X10350)、同9月管理医療機器販売業を届出(届出番号:3港み生機器第120号)。資本金
3,034,846千円(2022年3月31日現在)。


※FRONTEO、Amanogawa、conceptencoder、KIBIT、Looca CrossはFRONTEOの日本における登
録商標です。


<報道関係者のお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当
Email: pr_contact@fronteo.com

<ライフサイエンス AI 事業に関するお問合せ先>
株式会社 FRONTEO ライフサイエンス AI 事業本部
https://lifescience.fronteo.com/contact





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