FRONTEO Korea、AIレビューツール「KIBIT Automator」をNAVERクラウド上に構築

2021 年 7 月 28 日
報道資料
株式会社 FRONTEO


FRONTEO Korea、AI レビューツール「KIBIT Automator」を
NAVER クラウド上に構築
KIBIT Automator をクラウド環境上に構築することで、大量のデータ処理需要に対応す
る高信頼性のサービス基盤を作り、データ解析効率の向上、工数・コスト削減を実現


株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)の韓国子会社
であるFRONTEO Korea, Inc.(所在地:韓国 港南市、代表:姜 尚郁、以下 FRONTEO Korea)はこの
度、独自開発AI「KIBIT」を搭載したAIレビューツール「KIBIT Automator」をNAVERクラウドプラットフ
ォーム上に構築し、本格的なサービス提供に乗り出しました。


これまで韓国国内専用のデータセンターでのみ利用可能だったKIBIT Automatorソリューションをクラウ
ド環境上に拡張することで、大量のデータの処理や情報セキュリティなどの需要に対し、より円滑に対応
できる高信頼性のサービスの基盤が整いました。これにより、お客様のニーズに応じて、多様なデータホ
スティングオプションとデータ解析オプションを提供していきます。


FRONTEOのAIレビューツールKIBIT Automatorは、膨大な量の非構造化データの中から、証拠としての
関連性の高いデータを人工知能が優先的に抽出するもので、弁護士や調査担当者などの文書レビューや解
析の効率向上に役立つソリューションです。主に、情報開示の対象者や調査対象の文書の量が多くなりが
ちな国際訴訟におけるeディスカバリ(電子証拠開示手続き)での文書レビューに使われます。


KIBIT Automatorでは、少量の教師データをKIBITに学習させ、その教師データをもとにAIが文書全体を
短時間のうちに解析し、関連性の高さに応じてスコアを付与します(高スコア=関連性高)。文書レビュ
ー担当者は、スコアの高い順にレビューを進めることができるため、迅速にレビュー工程を終えることが
できます。また、解析の過程で、人間の主観的判断によって生じ得る人為的エラーをチェックして、レビ
ュー担当者の作業の品質とパフォーマンスをQC(品質管理)ヒートマップで表示し、文書レビューの信頼
性向上に役立ちます。これにより、膨大な量の文書レビューにかかる時間の短縮、品質向上が期待できま
す。


FRONTEO Korea代表 姜 尚郁のコメント
「センシティブな情報を含む大量のデータをアップロードして解析するKIBIT Automatorの性質上、セキ
ュリティの徹底と、大容量のホスティング環境が必要です。この度、独自のデータセンター環境で運営し
ていたソリューションの活用の幅をさらに拡大するために、クラウドの構築を進めることになりました。
国内最高レベルのインフラと技術者を誇るNAVERクラウドと協力することで、より信頼性の高いソリュー
ションの提供が可能になるものと期待しています。」


NAVERクラウド常務イム・テゴン氏のコメント
「FRONTEO Koreaは、KIBIT Automatorをクラウド上でより安全に運用するために、NAVERクラウド
のIaaS商品だけでなく、Security Monitoringなどのマネージドセキュリティサービスも活用しています。
お客様の情報の保護を最優先にしつつ、サービスの革新性と安定性をクラウド上ですべて実現できるよ



う、今後も支援していきたいと思います。」


FRONTEO Koreaは、新たに構築したKIBIT Automatorクラウドソリューションの安定的な運営をベース
に、eディスカバリにおける文書レビューなどのリーガルテック分野だけでなく、金融、医療など、大量の
データの解析効率の向上が求められる様々な分野でのサービス拡大に乗り出す予定です。




■ KIBIT Automator について URL: https://legal.fronteo.com/products/kibit-automator/
「KIBIT Automator」は、米国民事訴訟の公判手続きで必要となる証拠開示(ディスカバリ)の中でも特
に、電子証拠開示(e ディスカバリ)における文書レビュー作業の効率向上、作業担当者の負荷軽減、費
用削減を目的として開発された AI ツールで、2019 年 3 月にリリースされました。ディスカバリで使われ
る調査手法を応用し、AI を活用して証拠資料である大容量の電子メールや電子ファイルの審査・分析を行
います。近年、企業に求められている、短期での情報開示への対応も期待されます。




■ FRONTEO について URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「conceptencoder」を用いて膨大
な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する、データ解析
企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠開示)」や、
「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグロ
ーバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培ったAI技術をもとに、2014年よりライフサイ
エンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、経済安全保障へと事業のフィールドを拡大し、AIを用いて
「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、
様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ上場。2021年1月13日第一種医療
機器製造販売業許可(許可番号:13B1X10350)を取得。資本金2,973,975千円(2021年3月31日現在)。


※FRONTEO、KIBIT、conceptencoderはFRONTEOの日本における登録商標です。

<報道関係者のお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 瀧川
Email: pr_contact@fronteo.com





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