FRONTEO、電子カルテなどの医療情報から診断・診療支援等を行うソリューションの提供を開始

2021 年 5 月 13 日
報道資料
株式会社 FRONTEO



FRONTEO、電子カルテなどの医療情報から
診断・診療支援等を行うソリューションの提供を開始


株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)は、電
子カルテなどの医療情報を基に潜在疾患のスクリーニングや予後予測、診断・診療支援などを総合的
に行うソリューションの提供を開始しました。


近年、健康維持や適切な医療を受けるためにパーソナル・ヘルス・レコード(PHR:個人の健康や
医療、服薬に関する種々の情報)をはじめ、膨大かつ多様な医療情報を活用する取り組みが注目され
ています。また、政府は2021年9月の「デジタル庁」新設を目指すなど、社会全体のデジタル改革を推
進しており、この中でも、医療分野におけるデジタル化は重点分野のひとつとされています1)。


FRONTEOは、こうした医療情報活用へのニーズの高まりを背景に、AIによる自動医療辞書や、自
動診断・診療支援システムを構築するに至りました。これは、FRONTEOが持つ独自の人工知能
「Concept Encoder(商標:conceptencoder、読み:コンセプトエンコーダー)」や、医療事業・医
療情報に関する専門知識・経験を礎としています。本システムにより、電子カルテに記録されたテキ
スト情報に隠れた患者の心理的な側面などを解析することで、診療効率や患者治療満足度の向上を目
指します。


FRONTEOは、今後も独自のAIシステムの開発を通じ、医療のDX(デジタル・トランスフォーメー
ション)推進や標準化・効率化、患者のQOL向上に貢献してまいります。


1) 首相官邸WEBサイト「デジタル改革」より規制改革推進会議の公表資料(ページ中段)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/tokushu/digital.html




■Concept Encoderについて
URL:https://lifescience.fronteo.com/technology/conceptencoder/
Concept Encoderは、FRONTEOがライフサイエンス分野に特化して開発した自然言語解析AI(人工
知能)です。自由記述のテキストデータを大量に含むメディカルデータを、エビデンスに基づいて有
効に解析・活用することを目的に2018年に開発しました。Concept Encoderはテキスト以外のデータ
との共解析も可能であり、ライフサイエンス領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタルや各種
検査値などの数値データとの共解析の研究を進めています。特許登録番号:特許第6346367号


■FRONTEO について URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「conceptencoder」を用い




て膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する、
データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠
開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日本、米国、
韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培ったAI技術をもとに、
2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、OSINTへと事業のフィールドを
拡大し、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・
人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ上場。
2021年1月13日第一種医療機器製造販売業許可(許可番号:13B1X10350)を取得。資本金2,568,651
千円(2020年3月31日現在)。


※FRONTEO、KIBIT、conceptencoderはFRONTEOの日本における登録商標です。



<報道関係者のお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 瀬川
FAX: 03-5463-6345 Email: pr_contact@fronteo.com


<ライフサイエンス AI 事業に関するお問合せ先>
株式会社 FRONTEO ライフサイエンス AI 事業本部
https://lifescience.fronteo.com/contact





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