株式会社花巻バイオマスエナジー「地域未来牽引企業」選定および「東北再生可能エネルギー利活用大賞」最優秀賞受賞のお知らせ

2019 年 2 月 18 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 タ ケ エ イ
代表者名 代表取締役社長 山口 仁司
(コード: 2151 東証第1部)
問合せ先 取締役常務執行役員 阿部 光男
(TEL 03-6361-6871)


株式会社花巻バイオマスエナジー「地域未来牽引企業」選定
および「東北再生可能エネルギー利活用大賞」最優秀賞受賞のお知らせ

当社子会社「株式会社花巻バイオマスエナジー」(岩手県花巻市、以下「花巻バイオマスエナ
ジー」)は、経済産業省より「地域未来牽引企業」に選定され、また経済産業省東北経済産業局
より平成30年度「東北再生可能エネルギー利活用大賞」最優秀賞を受賞いたしましたのでお知ら
せいたします。





1. 花巻バイオマスエナジー発電事業の概要


花巻バイオマスエナジーは、㈱津軽バイオマスエナジー(青森県平川市、以下「津軽バイオ
マスエナジー」)に続くタケエイグループ 2 か所目の木質バイオマス発電施設であり、2017 年
2 月 1 日より営業運転を開始しております。
岩手県は豊かな森林資源を有し、特に花巻市は林業の盛んな地域です。しかし一方で、産出
量日本一を誇るアカマツが「松くい虫」によって枯死する被害が近年拡大しており、予防・拡
大阻止の対策はもちろん、被害木の処置も重要な課題となっています。
花巻バイオマスエナジーでは 2016 年春より地元花巻市農林部・森林組合や岩手県農林部、
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所との産官学連携により研究と実験を重ね、
被害に遭ったアカマツの燃料化が可能であると実証いたしました。その結果、2017 年度は
7,500t(発電燃料となる木質チップ製造に必要な原木の約 1 割に相当)の燃料化に成功し、発
電した電気は花巻市内の全小中学校に供給することが出来ました。



2. 「地域未来牽引企業」について


経済産業省が、地域経済牽引事業の担い手の候補となる地域の中核企業として選定するもの
で、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の事業者等に対する経済的波及効果を
及ぼすことにより地域の経済成長を力強く牽引する事業をさらに積極的に展開すること(また
は今後取り組むこと)が期待される企業です。当グループでは津軽バイオマスエナジー(2017
年度に選定)に続き 2 社めの選定となりました。





地域未来牽引企業 選定証




3. 「東北再生可能エネルギー利活用大賞」について


経済産業省東北経済産業局が、再生可能エネルギーを利活用した発電、熱利用または燃料製
造に関し顕著な成果を挙げた団体等を表彰するものです。花巻バイオマスエナジーは、岩手県
内の間伐材や害虫被害木を利用して木質バイオマス発電事業を行い、さらに地域の小中学校へ
電力を供給する「地産地消」によって子どもたちへの環境教育を推進する取り組みに対し、同
大賞の最優秀賞をいただくこととなりました。
今後は、地元花巻市のみならず近隣の行政・森林組合等との連携も視野に入れ、植林による
樹種転換など森林保全策を模索していく所存です。また、発電時の余熱を利用した農業展開で
地元産のエネルギーを余すところなく活用するなど、低炭素社会の実現にも積極的に寄与して
まいります。




東北経済産業局長 相樂希美様より表彰状を授与される花巻バイオマスエナジー代表取締役 森井敏夫

(2 月 14 日 平成 30 年度東北地域省エネルギー月間表彰式にて)




以上




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