「地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」の実証事業 高度なMaaSの実現を目指す3プロジェクトが決定

News Release
日本工営株式会社
2021 年 8 月 24 日
「地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」の実証事業
高度な MaaS の実現を目指す 3 プロジェクトが決定

日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新屋浩明 以下「日本工営」)は、経済産業
省の令和3年度「無人自動運転等の先進 MaaS 実装加速化推進事業(無人自動運転等の先進 MaaS 実装加
速化のための総合的な調査検討・調整プロジェクト)」を受託し、地域や業種をまたがるモビリティデータ利活
用推進事業の事務局を務めています。地域住民や国民に新たな付加価値を生むデータ利活用実証事業を
2021 年 6 月より募集していましたが、この度、実施プロジェクトを決定しました。

自動運転等の先進モビリティサービスは、少子高齢化や都市部への人口集中をはじめとした我が国の社会
構造の変化によって顕在化する様々な社会課題に対し、移動の自由の確保・地域活性化・交通事故削減・移
動の効率化・人材不足解消などへの貢献が期待されており、官民協調のもと取り組みが進められています。
本事業は、「スマートモビリティチャレンジ」の一環として、地域や業種をまたいで、人流、物流、その他モビリ
ティデータ等を組み合わせて利活用することを目的に、今年度より実施する実証実験のプロジェクト事業者を
募集したものです。

この度決定したプロジェクト実施者(採択事業者)は、1) データ利活用上の課題解決および新たな付加価
値の検証、2) 事業性の検証、3)住民・サービス利用者の社会受容性の検証の 3 つの項目を中心に、実証を
進めて頂く予定です。地域住民ひいては国民にとっての新たな価値を生み出す、高度な MaaS(モビリティサ
ービス)の実現を目指します。

事業の実施体制




1.選定結果
 利用者のデータ提供受容性と持続的ビジネスモデルの検証(実施主体:日本ユニシス株式会社)
 MaaS の高度化に向けた異業種連携ユースケースの確立(実施主体:株式会社 MaaS Tech Japan)
 SNS データを活用した利用者目線での地域の課題・サービス効果の見える化(実施主体:株式会社
SEED ホールディングス)
詳細は別紙1 「地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」実証事業概要をご覧ください。

2.その他
プロジェクトの情報は、以下の特設サイトに掲載します。

▼地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業 特設サイト
https://maas-data.jp


▼お問い合わせ先
公募に関するお問い合わせ先
日本工営株式会社 「地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」事務局
E-mail: ml-mobichalle@dx.n-koei.co.jp

本件に関する報道関係のお問い合わせ先
日本工営株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室
Tel:03-5276-2454 E-mail:c-com@n-koei.co.jp





別紙1 「地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」実証事業概要
利用者のデータ提供受容性と MaaSの高度化に向けた SNSデータを活用した利用者目線での
持続的ビジネスモデルの検証 異業種連携ユースケースの確立 地域の課題・サービス効果の見える化
実施主体:日本ユニシス株式会社 実施主体:株式会社MaaS Tech Japan 実施主体:株式会社SEEDホールディングス

地域アプリ等で収集する移動データの モビリティデータを活用した異業種連携ユー 地域の統計データ、車両コネクテッドデー
他者提供可能性を調査する実証実験 スケースの整理・具体化とペーパープロトタ タに目的地別の口コミデータを組み込んだ
を行い、利用者のデータ提供受容性を イプ構築を行い、データ利活用による受容 外部データ基盤を活用し、地域MaaSサー
検証するとともに、地域住民や地域社会 性や実用性について検証するとともに、 ビス利用データを掛け合わせて分析を実施。
に対する付加価値ユースケースシナリオを データ連携基盤導入・サービス構築に必 利用者目線から地域の課題やMaaSサー
検討することで、移動データ利活用実用 要なアクションプランの検討を行う。 ビスの課題を可視化し、既存のMaaSサー
化に向けた課題と持続的なビジネスモデ ビスの改善に資する提案とその施策の有効
ルの検証を行う。 性を検証する。
想定ビジネスモデル ユースケース構築例 データ利活用イメージ
ユースケース1
エネルギー×MaaS よかまちみらいプロジェクト
③MaaS
サービス改善案 ■各種モビリティサービス
オープン 交通 地域 ・オンデマンドバス
自治体
データ 事業者 事業者 移動データ ・カーシェア/サイクルシェア
(公共交通、人口、 ・my route
PF接続料/分析サービス料/販売料 ・観光 など
人流など)
A地域事業体 B地域 C地域
分析サービス データ連携

データ連携PF(同意管理/データマーケットプレイス) ユースケース2 ①サービス実施

アプリ共通PF(移動/生活サービス) 異業種データ 物流×MaaS
データ連携 (エネルギー、
MaaSサービス
データ
× 外部データ
基盤
物流など)
A地域アプリ 1.利用データ 1.統計データ
SEED
アプリ利用 まち中/公共 ホールディングス
データ提供同意 交通利用増 2.属性データ 2.車両データ
PF提供 PF利用料
A地域住民 アプリ構築運用 アプリ費用 ②評価と課題抽出
3.サービス 3. 目的地別
上記ユースケースについて、企業・自治体 口コミデータ 口コミデータ
日本ユニシス
ヒアリングにより実現性・受容性検証を行う


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