フィリピン国での分散型電力事業展開に向け、火力発電事業へ出資

平成 28 年 3 月 24 日
各 位

会 社 名 日 本 工 営 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 有元 龍一
（コード：1954 東証第一部）
問合せ先 コーポレ－トコミュニケーション室長 金田 肇
（TEL： 03－5276－2454）


フィリピン国での分散型電力事業展開に向け、火力発電事業へ出資


日本工営株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：有元龍一）は、フィリピン国で電源開発を
推進する民間電源開発会社 PowerSource グループへ出資し、混焼火力発電事業へ参画するとともに、今後、
再生可能エネルギー電源開発を含めた分散型電力事業の展開を目指します。


PowerSource グループ（以下、PS グループ）は、主にフィリピン国にて火力発電事業や再生可能エネルギ
ー発電事業、地方給電事業に係る事業開発権獲得、調査、資金調達、建設、運転・保守を行う電力事業開発・
運営を行っています。当社は、PS グループに約 7 百万米ドルを出資し、合わせて運転・保守要員の派遣およ
び運転期間中の技術評価業務を行います。成長が見込まれる海外新興国の分散型電力事業におけるインフラ資
産の運転・保守の技術および事業運営ノウハウを取得し、同国での電力事業展開を目指します。


新興国では、今後より需要家に近い分散型電力システムが増加し、地域電力システム構築・運営に必要な
技術サービスの拡充が見込まれます。PS グループは、主要なベースロード電源の役割を担う火力発電事業と
して、バイオマス燃料や廃棄物などの多様な燃料が活用でき、循環型社会に適した循環流動床技術を適用する
小規模石炭／バイオマス混焼火力発電所の建設を進めており、2018 年 1 月の運転開始を予定しています。安
定的な経済成長と人口増加を背景に更なる電力需給ひっ迫が予想されている同国において、
安定的かつ品質の
高い電力を供給し、需給・省エネ制御や系統安定化制御技術などを展開することで、地域産業振興およびエネ
ルギー利用の効率化にも貢献してまいります。


当社は中期経営計画にて「新たな事業領域の開拓と形成」を基本方針の一つとしており、今回の PS グルー
プへの出資を契機に、小水力発電、太陽光発電、地熱発電など長期的な成長が見込める再生可能エネルギー発
電事業を推進し、保有電源の多様化を進めます。地方給電事業モデルを構築し、世界各国の地方電化率を向上
させ、新興国の経済発展とともに当社も持続的に成長できるビジネスモデルを具体化いたします。


■本投資案件の概要
投資対象企業 PowerSource Philippines Distributed Power Holdings, Inc.（フィリピン国）
（代表者：Aloysius B. Colayco）
投資総額 約 7 百万米ドル（約 8.4 億円）
事業内容 混焼火力発電事業


―お問合せ先―
日本工営株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email： info@n-koei.co.jp ホームページ：http://www.n-koei.co.jp/