富山県入善町沖洋上風力発電施設の風車基礎3基に「流電陽極方式による電気防食(GACP)システム」納入完了について

2023 年 10 月 2 日
会 社 名 株式会社ナカボーテック
代 表 者 代表取締役社長 木村 浩
(コード番号:1787 STANDARD 市場)
https://www.nakabohtec.co.jp/




富山県入善町沖洋上風力発電施設の風車基礎 3 基に
「流電陽極方式による電気防食(GACP)システム」納入完了について



株式会社ナカボーテック(代表取締役社長:木村 浩 以下、ナカボーテック)は、入善マリンウィ
ンド合同会社(株式会社ウェンティ・ジャパン、北陸電力株式会社、JFE エンジニアリング株式会社)
が事業化を進める、民間企業が 100%出資する一般海域での洋上風力発電事業(発電容量 約 7500kW)
「富山県入善町沖洋上風力発電施設」において、洋上風車の基礎 3 基に流電陽極方式による電気防食シ
ステム(GACP)の納入を完了いたしました。


当該工事のシステム据付は、清水建設株式会社より「詳細設計・製品製造・据付・試運転調整」を一
括で受注したもので、電気防食に関わる製品については、すべて国産品を使用しています。
基礎形式は、大口径の鋼管基礎を使用したモノパイル型とよばれる着床式であり、鋼管外面をアルミ
ニウム合金陽極、鋼管内面を亜鉛合金陽極により防食されています。
今後も拡大と成長が期待される国内の洋上風力発電事業において、わたしたちが蓄積したノウハウを
広く活用し、カーボンニュートラルの実現および再生可能エネルギーの普及に貢献してまいります。


【流電陽極方式による電気防食システム(GACP)について】
流電陽極方式による電気防食システム(GACP)は、洋上風力発電設備の支持構造物の腐食を防止する
ために、海水中の基礎部分に据付けられる設備であり、電気化学的な技術を用いて鋼構造物(以下、構
造物)の腐食を防ぐものです。防食の対象とする構造物には、環境に応じて、アルミニウム合金陽極や
亜鉛合金陽極を使い分け、防食対象物(モノパイル基礎)に直接的に取り付け、海水を介して、各陽極
側から防食対象物に、防食電流を流すことで支持構造物の腐食を防ぐ仕組みです。




以 上
流電陽極方式による電気防食が据え付けられた支持構造物と洋上風力発電設備(富山県入善町沖)




二次部材ケージに取り付けられたアルミニウム合金陽極 モノパイル内面に取り付けられる亜鉛合金陽極




【本件に対するお問い合わせ】 営業統括部 洋上風力発電プロジェクトチーム: 03-5541-5813
総務部 : 03-5541-5801

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