株式会社LIXILと共同開発の常設モデルハウスを公開

2019 年4月 16 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 K H C
代 表 者 名 代表取締役社長 渡 辺 喜 夫
(コード番号:1451 東証第二部)
問 合 せ 先 取締役財務部長 原 口 勝
(TEL.078-929-8315)


株式会社 LIXIL と共同開発の常設モデルハウスを公開

当社グループの株式会社勝美住宅(本社:兵庫県明石市、以下「勝美住宅」)と株式会社 LIXIL
(本社事業所:東京都千代田区霞が関、以下「LIXIL」)が共同で開発するモデルハウスが兵庫
県加古川市に完成し、竣工記念セレモニーを 2019 年 4 月 15 日に開催しました。セレモニーでは
勝美住宅渡辺喜夫 代表取締役社長、LIXIL 大坪一彦 代表取締役社長らがテープカットを行い、
竣工を祝いました。2019 年 4 月 20 日から一般公開いたします。


当モデルハウスは、勝美住宅が手掛ける「地域のちょうどいい快適性を実現する家」をテーマ
にした商品「快適 Katsumi」の断熱・気密性能をさらに高め、ZEH 基準および HEAT20(※1)推奨の
外皮性能基準「G2」を満たした体感型のモデルハウスです。健康で快適な居住空間と光熱費を
抑える高い省エネ性能を実現し、リビングを中心としたプランニングに自然素材や IoT を採り入
れることで、近年増加する共働き家族が快適に過ごすことが出来る住まいの提案を行っておりま
す。
勝美住宅は、この度の LIXIL との共同開発をきっかけに、これからも健康かつ快適な暮らしを
実現し、次世代へと住み継がれる高性能住宅の普及に貢献してまいります。
※1 居住者の健康維持と快適性向上を主目的として、民間団体・有識者で設立された委員会(HEAT20:「2020

年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」)で定めたより高い断熱グレードによる住宅。


1.計画の背景
世間の環境問題や省エネルギーへの関心は高まり、住宅の建築・購入に省エネ性能について
検討したいとの意向を示す住宅購入検討者は約 9 割に上り、省エネ基準適合率も戸建て住宅(注
文住宅)は半数を超えました(※2)が、残りの約3割が省エネ性能に適合していない理由の
一つに、住まいの性能アップが建築コストの大幅アップにつながり、採用をあきらめることが
考えられます。当モデルハウスでは、住まいの高性能化により健康で快適な暮らしを実現しな
がら、光熱費や医療介護費、メンテナンス費などを大幅に削減することで、建築コストを含め
た生涯におけるライフサイクルコストを抑えることができる、人生設計の一環としての家づく
りを提案しております。
また、間取りは、近年増加している共働き世帯における、夫婦や子供とのすれ違いの生活や
家事・育児の問題を解決するため、家族の時間を心身ともに心地よく過ごすことができる住ま
いとしております。親子の充実した触れ合いの時間を過ごすために睡眠や入浴を一緒に行うな
どスキンシップを図る親子の増加や、リビングなどで家族がそれぞれ思い思いに過ごすなど、
住まいでの過ごし方に変化が見られることも分かっており(消費者同行調査 株式会社 LIXIL
調べ) こうした現代における
、 「家族のコミュニケーションをデザインする」をコンセプトに、
家族が集うリビングの空間や素材、IoT を活用した住まいを提案しております。
※2 出典:国土交通省ホームページ「今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方について(第二

次答申案)(参考資料)」




【竣工記念セレモニー】


2.モデルハウス(つながる住まい)概要
所 在 地 :兵庫県加古川市加古川町北在家 2521 番地
工 法 :木造軸組工法
敷地面積 :165.43 ㎡(50.04 坪)
延床面積 :126.37 ㎡(38.22 坪)
太陽光発電パネル: 6.24kW搭載
(1)健康と快適を実現する高性能
本モデルハウスは LIXIL 製のトリプルガラスサッシ(サーモスⅩ)、硬質ウレタンフォー
ムの充填・外張りによる2重断熱工法(スーパーウォール デュアルをベースとした勝美住
宅オリジナルパネル)を採用し、全熱交換型 24 時間換気システムを併用した高気密・高断
熱住宅で、ZEH 基準および HEAT20 推奨の国内最高レベルの外皮性能基準「G2」を満たして
おります。
一般的に断熱性、気密性の高い住宅は、快適な温熱環境を実現するだけでなく、建物の耐
久性の向上、ヒートショックなどの疾患を防ぐなど健康面で改善がみられることなどが分か
っております。
・外皮平均熱貫流率【UA 値】 0.34W/(㎡・K)(HEAT20 G2クリア)
・気密性能 【C 値】 0.53 ㎠/㎡


(2)充実した家族の時間を過ごす住まい
共働き世帯のために、家族が揃う時間に同じ空間で安心して過ごすことができるような空
間や素材を提案しております。
ネストリビング:「巣」の中のような居心地のよいリビング
愛着関係を育むスキンシップは、脳の成長や能力、性格などに大きな影響を与えること
が知られております。
ネストリビング(ネストとは「巣」の意)と名付けたリビングには、テレビ中心になり
がちな家族の団らんが、肌の触れ合うスキンシップの時間になるように、寝ころんだりし
たくなる肌ざわりの良い無垢の杉材を採用しております。家族がくつろぐシーンにふさわ
しく、木の香りや優しい感触と暖かみが最高の癒しの空間をつくります。
また、家事や勉強、ゲーム、読書など「じぶんの時間」も家族と同じ空間で過ごすこと
ができるように「デスクコーナー」や外部の「陽だまりデッキ(デッキスペース)」「フ
ァミリーライブラリー」「キッズリビング」をリビングに隣接させることで、それぞれに
心地いい場所を見つけて思い思いに過ごすことも可能です。


(3)共働き世帯を支える IoT
家事を画期的に楽にするアイデアとして IoT を導入しております。音声認識により家電や
照明の電源がオフとなり、子供を保育園に送り出勤するといった毎朝の慌ただしさを軽減い
たします。また、鍵の閉め忘れや帰宅時間が遅くなるなど共働き家族にありがちな予期せぬ
事態が生じても、アプリによる遠隔操作で住まいとつながり、暮らしをサポートいたします。


以上

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