2023年12月期 第2四半期 決算説明会等における主な質疑応答

2023 年 8 月 24 日
2023 年 12 月期 第2四半期
決算説明会等における主な質疑応答

【質問】説明会資料 P8「戸建部門」の売上高が計画未達となっている。未達の背景を知りたい。
大きな要因としては、
「建設業の働き方改革」に対処した週休2日実施に伴う施工数の減少があり、採用
増と体制の強化を図り 2023 年 4 月から平日の施工数を上げることでカバーする計画を立てていた。採
用増は予定通り進んだが、新規採用者のトレーニングに時間を要したため、平日の施工数を高めること
が遅れた。下期は施工数を高めていけるので、巻き返しを図りたい。


【質問】省エネ住宅に対する補助金などの効果が、戸建部門に好影響を与えていると思うが、今後反動
減のようなことは考えられるか。
大きな流れとして地球温暖化対策があり、住宅に関しては 2025 年の断熱等級4の義務化、その後等級
5への移行が予定されていることに加え、電気料金の高騰により断熱性能向上の意識が高まっているの
で、反動減といったことは考えにくい。


【質問】説明会資料 P13「有力メーカーとの取引拡大」について。当該メーカーは他の断熱材からアク
アフォームに切り替えたのか、あるいは他の施工会社から日本アクアに切り替えたのか。
同社は、断熱材として硬質ウレタンフォームを標準採用しており、当社を含めた複数社と取引していた。
当社の扱い量が増えた理由は「広域認定制度」 「安定品質+全国展開」
と が評価されたと認識している。
ご質問の回答としては、他の施工会社からの切り替え。


【質問】説明会資料 P8「戸建部門」の通期計画の達成は厳しいのではないか。
下期は、説明会資料 P13「有力メーカー」の案件が増加する見通しであり、他のビルダーの案件も増え
てくる。また、等級5の施工が主となるため施工単価も堅調に推移する見込み。第2四半期の計画を上
回った建築物部門やその他(商品販売など)でカバーすることができる。


【質問】第2四半期累計期間の営業利益(経常利益)が計画より 2 億円強上回っているが、通期予想を
不変とするのは下期に何かリスク要因があるのか。
現時点で意識しているリスクはないが、上半期と比較して下半期のウエイトが高いため、保守的に見て
いると捉えて欲しい。


【質問】説明会資料 P8「建築物部門」の粗利益が伸びている背景を知りたい。
建築物部門の売上の増加と共通するが、①価格改定(値上げ)効果、②利益率が高いアクアモエン NEO
施工の増加によるもの。建築物の場合、価格改定効果が現れるには半年から1年程度要するので、2022
年に実施した価格改定が足もとの売上高・利益に反映されている。施工単価や利益率が高いアクアモエ
ン NEO 施工は説明会資料 P16 のように驚異的に伸びている。




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【質問】説明会資料 P8 売上区分の「その他(商品販売など)」とは、どういったものなのか。
主に、①副資材(戸建住宅の施工時に使用する消耗品や補修材など)
、②ウレタン吹付機械の販売、③ウ
レタン原料の販売、などがある。①副資材は、戸建部門の施工件数に比例して増えるイメージ、②ウレ
タン吹付機械の販売は、認定施工店数や工務の人員数に比例して増えるイメージ、③ウレタン原料の販
売は、認定施工店ではない先に原料を販売するもので現在注力している。


【質問】説明会資料 P32「ウレタン原料の販売強化」について。前年の売上高、今後の見通し、利益率
への貢献について知りたい。
2022 年 12 月期第2四半期の売上高は 5.11 億円。戸建住宅用の原料(アクアフォーム、アクアフォー
ムライト)や建築物用の原料(アクアフォーム NEO)の販売が伸びている。当社のメーカーとしての存
在感の向上が目的だが、将来的に認定施工店契約に繋がることも期待している。原料の取り扱い量の増
加が主目的であるため、利益率は抑えて設定しているので、全体の利益率をそこまで大きく引き上げる
ことにはならないと思う。


【質問】原料の仕入価格はガソリン価格のように上がっているのか。
当社はウレタンの素原料を円ベースで仕入れているため、説明会資料 P36 のナフサ輸入 CIF(運賃保険
料込み条件)価格が参考になる。原料の約半分を占めるイソシアネート(MDI)は汎用性があるのでナ
フサ価格にある程度連動し、緩やかに下がっている。残り半分のポリオールについては高止まりが続い
ていたが、足もとでは弱含んでおり、市中のガソリン価格のように上昇していることはない。


【質問】説明会資料 P22
「新株予約権の取得と消却」について。財務諸表に与える影響はどうなるのか。
2023 年 8 月 25 日に現存する新株予約権を 273.2 万円で取得した後、消却する。第3四半期末(2023
年 9 月末)時点の貸借対照表では、純資産の部にある新株予約権 273.2 万円が消え、見合い分として
資産の部の現金及び預金が 273.2 万円減少する見込み。



以上


【お問い合わせ先】
株式会社日本アクア 管理本部 経営企画部 小室 昌彦
電話番号:03-5463-1117
Eメール:m.komuro@n-aqua.com




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